アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

アメリカ株への株式投資で副収入を得る方法を、わかりやすく簡単に理解できるブログを目指します。

専門家「1年以内に景気後退には陥りません」

11/9付のReutersの記事を読みました。先週、Reuters Global Investment Outlook 2020 Summitというものが開催されました。そこでのファンドマネージャー達の景気に対する意見が記事になっています。以下要約です。

 

◆要約

・来年景気後退に陥る確率は(数か月前の75%から)40%に低下。今年は米中貿易摩擦の悪化、製造業指数、CEOの自信、設備投資の低下があり、景気後退に陥る可能性は高かった。そこから、企業の良好な業績結果、強い雇用指数、賃金上昇の頭打ちなど、経済に良い兆候が見えている(アメリカの投資会社DoubleLine Capital)。

FRBの継続した利下げも景気に対する懸念を和らげる。

・2018年初め、FRBは利上げ方針で、我々は景気後退に陥ると思っていた。同年12月の利回りの急上昇を受け、FRBは方針を変更。予測不能な出来事がない限り、近い将来、景気後退には陥らない(Vanguard)。

・経済の拡大はもう少し続く。もしかしたら、もっと長いかも。景気サイクル終盤に我々が通常見る、経済の余剰はない(債券運用会社Pimco)。

・各国政府の景気刺激策が期待できるなら、世界経済の後退はなさそう(EUの資産運用会社Amundi)。

・世界経済が後退する可能性はかなり低い(ドイツの資産運用会社DWS)。

・すぐに景気後退に陥るという意見がすくない事実は、逆張りのサインでもある。

・通常人々は、景気の絶頂で楽観的、底で悲観的となる。市場が予想するよりも、近い将来、逆になると信じる(アメリカの資産運用会社Ariel Funds)。

・市場は世界の量的緩和政策の波に慰められている。現在の世界は過去の日本と同じ。日本は全ての事をより長く、より大規模に試みた。その他の国よりも、我々がこれまで目撃してきたよりも。日本がやってきたことは機能しなかった(Ariel Funds)。

 

この記事の内容だけみると、近い将来、景気後退に陥らないと考える専門家が大多数いると感じます。 最後に一応、反対意見も載せていますが、記事の中では1人だけなので、インパクトは弱いです(^ ^;

 

私もどちらかというと楽観的です。雰囲気にのまれています(^ ^; これから大統領選挙が盛り上がってきますし。やっぱり株価は上がっていくのかなと感じます。

 

「通常人々は、景気の絶頂で楽観的」 今の自分は記事の中に書かれている人、そのままです。こういう時こそ、冷静に色んな意見も聞くようにしたいです。 それから、安く放置されている株のチェックも忘れないようにしたいです。

以上

 

◆参考文献

Reuters, "Fund managers wax optimistic as recession fears wane"

https://www.reuters.com/article/us-investment-summit-recession/fund-managers-wax-optimistic-as-recession-fears-wane-idUSKBN1XI27H

バンクオブアメリカ「早くしないとバリュー株の値段がどんどん上がるよ」

11/8付のCNBCの記事を読みました。バンクオブアメリカへのインタビュー記事です。バリュー株(安定した事業基盤を持ち、バリュエーション<企業価値評価>が平均より低い株)へのシフトはまだ続くよと主張しています。

 

◆要約

・モメンタム株に対し、今ほどバリュー株が安い時はない。モメンタム株からバリュー株への資金移動は続く可能性があると、多くのシグナルが示す。

・過去の歴史で、今のようにバリュー株が安かったのは2003年と2008年。その時はモメンタム株より、それぞれ22%、69%、リターンが高かった。

・今年の9月、バリュー株へのシフトが始まった。米中貿易協議の進展を期待し、投資家が景気に敏感で安価な株に賭けたことが背景にある。

・バリュー株のETFの1つ、iSharesのEdge MSCI USA Value Factor ETF(VLUE)の株価は、今年に入り20%上昇。同社のEdge MSCI USA Momentum Factor ETF(MTUM)の19%上昇を上回る(下記グラフ参照)。S&P500 indexの23%には少々及ばない。

・前述のVLUEはHealthcare、Financial、Communicationセクターに集中、AT&T、Bank of America、Citigroup、Pfizerを含む。

・U.S. Regime Indicatorの「Downturn(不況)」は平均で8か月継続、そして今が8か月目。次の段階は「Early cycle」でバリュー株が市場平均を上回る時。

・投資管理会社AQR Capitalの創立者(長期ヘッジファンド懐疑論者)も珍しく、投資家へバリュー株への資金移動を推奨している。

 

<グラフ>

f:id:investmentandsecondjob:20191110101530p:plain

(出典:CNBC)

 

U.S. Regime Indicatorはどのように訳したらよいかわかりませんでした。アメリカで使われる経済指標の1つでしょうか。バンクオブアメリカ独自のものかもしれません。

 

バンクオブアメリカは、バリュー株は今が一番安いよと主張しています。焦らしてくれますね(^ ^; 

 

バリュー株へのシフトは今年の9月に始まりました。これまで上昇しまくっていたMastercard、Visaの株価が大きく下落し始めたので私もよく覚えています。今でも両社の株価は戻っていません。

 

今週1週間でNYダウ平均は$390上昇しましたが、私のポートフォリオ全体の評価益はほぼ動きなしでした。バリュー株へのシフトが続いているというのも頷けます。

 

私は18年6月に株式投資を始めました。それから、18年11~12月の暴落、年明けからの株価右肩上がり、そして19年9月からのバリュー株へのシフトなど、まだまだひよっこですが、株価の動きを体験することができています。

 

前向きに言うと、いろいろ経験できて(株式投資なんて簡単だと)勘違いせずに済んでいます。

 

今週、追加投資しました。肥料メーカーのニュートリエン(NTR)を買いました。配当率が高いWells Fargoも候補だったのですが、10月に入ったくらいから株価が右肩上がりで、避けてしまいました。

 

年内にもう1回くらい追加投資したい気持ちがありますが、資金にあまり余裕がありません。今回の記事は私の気持ちを煽ってくれています(^ ^;

 

今後もバリュー株へのシフトが続くと見込まれているので、株価の動向には興味があります。特にどんな銘柄が買われていくのかに注目し、今後の追加投資の参考にしたいです。

以上

 

◆参考文献

CNBC, "Value stocks have ‘never been this cheap,’ Bank of America says"

https://www.cnbc.com/2019/11/08/value-stocks-have-never-been-this-cheap-bank-of-america-says.html?&qsearchterm=value%20stocks%20have%20never

マクドナルドの強みは規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術(分析記事を読んで)

McDonald's(MCD)の分析記事を読みました。9/27付のSeeking Alphaの記事です。同社の株に対して中立的な立場です(記事が投稿された当時の株価は$210以上)。以下、記事の要約です。

 

◆要約

マクドナルドはここ10年の市場平均リターンを上回る。増配は43年連続。

・同社は直営店、フランチャイズ併せ、世界で38,000店舗を持つ。最大市場はアメリカ。カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、中国、日本、オーストラリア、ブラジルでも多くの店舗を運営する。

・同社は3つのセグメントを持つ(下記表1参照)。2018年、売上の52%がフランチャイズ店舗より。

マクドナルドは世界最大のファストフードレストランで、ブランド力も最も高い。店舗も、ドライブスルー含め、便利な場所に位置する。これが最も重要な属性。同社のメニューも広く知られている。

マクドナルドの4つの主要な競争力は規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術。

・年間の売上は$100B。1店舗当たり年間$2.5M。市場平均は年$1M。店舗数が多いため、1店舗当たりの固定費の比重、業者からの仕入値も抑えられる。また、より多くの顧客を集められ、新しいトレンドもより簡単に提供できる。

・あるランキングによると、最も価値のあるブランドを持つ企業の中でマクドナルドは世界第10位(2018年、ブランディングファームInterbrand)。レストラン事業運営の企業の中ではNo.1。次点でスターバックスの57位。

マクドナルドは技術への投資を継続、利便さと提供スピードを高めている。Dynamic Yield社の買収により、ドライブスルーのスピード改善、キオスク端末、モバイルアプリの活用による利便性向上が期待される。また、Apprente社も買収。同社の音声技術はドライブスルー体験の向上が期待される。ドライブスルーはU.S.の売上の7割を占める。

マクドナルドの売上は2013年より右肩下がり。これはリフランチャイズ(各店舗のオーナーへ店舗所有権を譲渡すること)を推進していることが背景にある。リフランチャイズにより、マージン、利益率アップに繋がっている(下記グラフ参照)。売上総利益は50%以上、営業利益率は40%以上、純利益率は約30%。

マクドナルドの負債は急速に増加している(2011年の$11.5Bから2018年は$32.9Bへ)。借入金の多くは自社株買いに費やされている。市場の株式数減少に伴い、(増配は継続するも)配当金はほぼ変動なし。フランチャイズビジネスモデルのおかげで、短期借入金もほとんどなし(下記表2参照)。同社は十分なEBIT(利払前・税引前利益)を生み出しており、インタレストカバレッジレシオも8倍。また、十分な流動性、現金もあり、配当金支払いのためのリスクは現在ないと判断する。

マクドナルドはかなり競争が激しい業界にいるが、同社はそのブランド力と規模の大きさで差別化する。また、売上の60~65%が海外からの収入のため、為替変動の影響がある。さらに、アメリカは失業率が低く、人件費が上昇する傾向にある。

・バリュエーション(企業価値評価)が上昇しているのもリスク。同社の5年平均のPERは~23.9%、10年平均だと約19.0%。現在のPERは25%程度と高い。私(筆者)の分析によると、PERを18~20と仮定した時の株価は$144.54~$160.60(下記表3参照)。今の株価は高すぎる。

マクドナルドは長期的に成功してきたビジネス、売上、マージンも上昇傾向、私(筆者)にとって同社の株は保有することがベスト。これから同社株へ投資したい人は株価が$180以下へ下がるのを待つべき。

 

<表1>事業部別店舗数、及びフランチャイズ割合

f:id:investmentandsecondjob:20191108154319p:plain

(出典:McDonald's Supplemental Information) 

<グラフ>売上、粗利推移

f:id:investmentandsecondjob:20191108191143p:plain

(出典:Morningstar)

<表2>バランスシート、及び債務データ

f:id:investmentandsecondjob:20191108214313p:plain

(出典:Dividend Power research and calculations) 

<表3>バリュエーション

f:id:investmentandsecondjob:20191109140821p:plain

(出典:Dividend Power calculations)

 

筆者いわく、マクドナルドの強みは、規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術とのこと。シンプルでわかりやすいです。

 

競争の激しい飲食業界で、一位の座を保ち続けているというのは本当に素晴らしいです。強みはわかりましたが、どうやってその座を維持しているんでしょう?やっぱりブランドですかね?記事の中にも書いていましたが、マクドナルドの商品名はみなさん知っています。

 

アメリカでは、ドライブスルーが売上の7割を占めるというのがまたすごいです。ここに投資を続けているのも頼もしいです。

 

この記事では言及されていませんが、今、植物由来のバーガーが注目されています。マクドナルドも試験販売を始めているとのこと。トレンドにも乗っていますね。

 

これまで成功してきた実績があるので、今後も期待できます。私はマクドナルドの株を今後も保有し続けます。追加投資もしたいですが、筆者が指摘するように今の株価(11/9時点で$193.61)は高いと感じます。配当率が3%くらいになってくれるとうれしいですね。となると、$166.67です。ちょっと遠いですね(^ ^; 筆者の言う$180以下というのが現実的かもしれません。 

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha, "McDonald's Raised The Dividend Again, But It's Overvalued"

https://seekingalpha.com/article/4293908-mcdonalds-raised-dividend-overvalued

今週、NYダウ平均は$390上昇するも、私のポートフォリオの評価益は変化なし。新銘柄の購入も。

19年11月9日現在の私のアメリカ株ポートフォリオです。


ポートフォリオSBI証券、19年11月9日時点)

銘柄

数量

取得価格

現在値

先週比

損益

APPL

80

$210.00

$260.14

1.66%

$4,011.20

HD

33

$184.39

$232.84

-1.93%

$1,598.85

JNJ

61

$141.50

$133.00

1.35%

-$518.50

MA

42

$207.36

$274.89

-1.51%

$2,836.26

MCD

48

$180.03

$193.61

-0.17%

$651.84

MKC

60

$146.80

$159.69

-0.59%

$773.40

MO

192

$58.85

$46.41

2.91%

-$2,388.48

MRK

120

$72.91

$83.59

-1.62%

$1,281.60

NTR

90

$49.08

$49.11

-

$2.70

PG

96

$90.77

$119.70

-3.48%

$2,777.28

SCI

195

$44.97

$44.00

-0.11%

-$189.15

V

62

$139.80

$178.97

-1.10%

$2,428.54

VOO

33

$269.39

$283.80

0.92%

$475.53

       

合計

$13,741.07

  

先週(11/2)比で-$3.13(-0.02%)、ほとんど動きなしです。13銘柄中、プラスは4銘柄しかありませんでしたが、構成比率が大きいAppleとAltriaの上昇が効いています。

 

今週のNYダウ平均は下げたのは1日だけ、しかも$-0.07とごくわずか、 1週間で+$390.81でした。しかし、私のポートフォリオの評価益は変動なし(^ ^; 景気動向が不安な時に上昇して、景気悲観論が後退すると、資金が逃げていく銘柄が多いのかもしれません。

 

今週の上げ幅トップはAltriaの+2.91%です。11/5、11/8の両日に上げています。特に個別のニュースはないですね。米中協議進展の期待、ISM非製造業景観指数が予想を上回ったことが影響しているのでしょうか。

 

あと上げたのはAppleの+1.66%、J&Jの+1.35%、VOOの+0.92%です。現在、アメリカ株は好調で、NYダウ、ナスダック、S&500、何れも最高値を更新しています。今私のポートフォリオで特に恩恵を受けているのはAppleですね。10月以降で株価が$40も上がっています。

 

このAppleがなかったとしたらと思うと、ぞっとします。個別株で長期運用しようと思うと銘柄の分散は本当に大事ですね。私は将来の景気サイクルをほとんど意識せずポートフォリオを構築しています。そのため、銘柄の分散だけは意識していきたいと思います。

 

マイナスはほとんどの銘柄が0%台、1%の下げでした。唯一大きかったのがP&Gの-3.48%です。11/4に大きく下げています。特にニュースもありません。

 

実は本当はもう少しマイナス幅が大きかったです。今回、取得価格を見直しています。先週までの取得価格には証券会社の手数料が上乗せされていました。これまで、株購入時に指値より取得価格が高くなっていると疑問に思っていましたが、ほっといていました。今回、ネットで調べたことでようやくわかりました。

 

今週は株を追加購入しました。ニュートリエン(NTR)という肥料屋さんです。 以下、分析記事を読んで書いたブログ記事です。 

https://www.investmentandownbusiness.com/entry/2019/09/27/224446

ビルゲイツの資産を運用する)カスケードインベストメントも保有する銘柄です。現在の配当率は3.6%、増配も期待できます。

 

今、農業界はよくありません。米中貿易戦争と天候不順が要因です。先日のモーニングサテライトでも同業界は今よくないよと、説明がありました。ただ、配当金が期待できるので、長期保有を目指します。

 

今回投資したのは、「年末以降、株価が上昇し続けるかも」と勝手に感じたためです。大統領選挙が近づくにつれ、株価上昇が期待できるのではという甘い期待です(^ ^; 12月の賞与を待たず、先払いです。今回は急に「今日買おう!」と突然思ったので、少々焦りがありました。 円で買うつもりが、証券口座にあるドルを使ってしまいました。

 

◆損益通算結果

SBI証券

投資金額

¥-14,913,547

現在値

¥14,307,164

現金(円)

¥543,904

現金(ドル、円換算)

¥642,847

損益通算

¥580,368

利回り

3.89%

ポートフォリオの損益は変わらず、現金も先週と同じですが、円安のおかげで利回りは増えました。

②持株会 

投資金額

¥-655,000

現在値

¥786,836

繰越金

¥8

配当金(通算)

¥12,358

損益通算

¥144,202

利回り

22.02%

なぜか株価が上昇しており、持株会の利回りも上昇傾向です。日本の株式市場に資金が戻ってきているようです。

①+②

評価額

¥16,293,117

損益通算

¥724,571

利回り

4.65%

 

いい感じですね。利回りも順調に増えています。順調すぎます。

 

米中協議が良い感じで進んでいます。トランプ大統領が「まだ合意していないよ!」と、少々中国をけん制している感じです。直近ではまた揉めるかもしれませんが、大統領選挙があるので、なんとかなるでしょう。私も楽観的です。

 

今週もアメリカ株式市場は調子がよかったのに、私のポートフォリオの評価益は変化なしという点だけが気になります。贅沢は言わないので、上昇だけは続けてほしいです(^ ^;

以上

J&Jの事業内容を覗いてみました。長期的には安定しそうです(分析記事を読んで)

J&Jの分析記事を読みました。10/1付のSeeking Alphaの記事です。J&J銘柄の購入を推す内容です。同社の事業内容を知りたかったので、それを説明してくれている記事を選びました。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・J&Jは消費者、医薬品、医療機器、3つの事業を持つかなり多角化されたヘルスケア企業(下記表1参照)。

・消費者事業はベイビーケア、オーラル、ビューティー、市販薬、女性用ヘルスケア、創部ケアなど、幅広い商品から成る(下記表2参照)。

・J&Jブランドは競争力をもたらす一方、一部市場では機能しない。一般的な商品に関しては、安価な製品がすぐそばに陳列されているため。また、Eコマースや革新的なビジネスモデルによる消費者への直接販売が競争を激しくする。

・それでも、J&Jは売り上げを成長させ、毎年二十数%のマージンを維持している。

・医薬品はJ&Jの中で最大事業。同社の子会社であるJanssen Pharmaceutical Company(以下Janssen)が、同事業を運営する。Janssenは世界の医薬品企業の中でNo.3。過去8年間、同業界の売上の平均成長率が4.6%なのに対し、Janssenは8.9%を記録。同事業は17のブランドを保有する(下記表3参照)。

・また、Janssenは40以上の薬品の補給線、及び350以上のR&Dプログラムを持ち、さらに過去5年間に新薬の開発に$37Bを投資。深い科学的な専門知識、及びR&Dへの投資が競争力の源となっている。

・ただ、この事業も競争力が悪化し始めている。安価な製品(ジェネリック、バイオシミラー製品)の参入が背景にある。

・医療機器事業は整形外科、一般外科、バイオ外科、endomechanical(内機械器具?)、殺菌、消毒、視覚(コンタクトレンズ含む)などに関連する製品を含む。販売先は商社、病院、小売店。外科医、看護師、病院、アイケア専門家などがユーザー。

・中でも外科、整形外科、アイケアが主要製品(下記グラフ1参照)。この3つで医療機器事業の売上の85%以上を占める。この事業も幅広い製品ラインアップ、R&Dへの投資で競争力を保つ。

・J&Jの規模を考慮すれば、外部に脅威(競合他社)があっても、買収することができる。これは同社が成長を続けるために、規律ある資本配分戦略を維持することを意味する。

・J&Jは35年間続けて売上を成長させ、増配も56年連続、バランスシートもAAA評価と、安定した優秀な企業(下記表4参照)。

・J&Jの事業の本質、パテントが切れた市場への後発企業の参入を考慮すると、J&Jには継続したイノベーションが必要。2018年、同社はアメリカで5番目に多くR&Dに投資した企業、世界でみると第8位。2018年の売上の25%は過去5年間に立ち上げた商品から。その他、買収、ライセンシング、パートナーシップなどを通し、価値を創造し続けている(下記表5参照)。

・過去5年間、J&Jの売上、収益は成長を続けるがリスクあり、長期的な売上見通しはいつも曇っている。①医薬品事業は革新的な薬品を作り続ける(もしくは他社を買収し続ける)必要があること、またFDA(U.S. Food and Drug Administration)の承認が必要。②ヘルスケア業界の改革と価格低減の圧力。③後発企業の参入。④強くなりすぎると行政の規制が入る。⑤オピオイド訴訟。⑥アスベスト検出問題。

・J&Jの株価は正当な値を大きく下回ると私(筆者)は考える(下記グラフ2参照)。強力な事業と素晴らしいマネジメントチームに裏付けされ、J&Jは長期的にはそこそこの見通しがある。

 

<表1>2018年のセグメント毎の売上

f:id:investmentandsecondjob:20191107081427p:plain

(出典:Seeking Alpha)

<表2>消費者事業概要

f:id:investmentandsecondjob:20191107210311p:plain

(出典:JNJ Investor Presentation) 

<表3>医薬品事業内のブランド

f:id:investmentandsecondjob:20191107211013p:plain

(出典:Janssen Pharmaceutical Company)

<グラフ1>アイケア、整形外科、外科の売上内訳

f:id:investmentandsecondjob:20191107212043p:plain

(出典:J&J) 

<表4>株主に対する価値創造

f:id:investmentandsecondjob:20191108080445p:plain

(出典:J&J)

<表5>ポートフォリオ管理を通じた価値創造

f:id:investmentandsecondjob:20191108082722p:plain

(出典:J&J)

<グラフ2>バリュエーション

f:id:investmentandsecondjob:20191108085337p:plain

(出典:The Income Strategist)
 

リスクは多い企業ですが、20%以上の安定した利益を稼ぎ続けられるなら、長期的に保有すれば、リターンは期待できそうです。売上が35年間連続成長、増配が56年連続、バランスシートもAAA評価という点が安心材料ですね。

 

J&Jは色々やっているなというイメージがありましたが、今回の記事を読んでひとまずすっきりしました。基本的にはヘルスケア企業で、事業も大きく3つに分けられると。

 

この3つの事業がある点が安心できます。消費者事業は景気に関係なく売れそうですが競争は激しい、医薬品は当たればでかいがリスクも大きい、医療機器は大幅成長はないが安定している、というイメージです。

 

J&Jが強すぎると行政の規制も入りそうですが、リスクがある今くらいがちょうどいいのかもしれません。ヘルスケア企業なのでリスクがあって当たり前、と考えておきます。悪いニュースもちょいちょい出てくるので、その度に動揺するとしんどいです(^ ^;

 

今回の記事を読んで、J&Jは今後も保有し続けようと思いました。同銘柄は、増配は継続しつつ、株価もゆっくり上昇し続けるようなイメージです。悪いニュースが出て、株価が下がり、配当率が3%くらいになった時に追加購入を狙いたいです。

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha, "Dividend King: Johnson & Johnson Poised For Another Dividend Boost"

https://seekingalpha.com/article/4294306-dividend-king-johnson-and-johnson-poised-another-dividend-boost

モルガンスタンレー「みんな浮かれすぎ。この先10年のリターンは低いよ」

11/4付のCNBCの記事を読みました。モルガン・スタンレーが投資家に対して発したメッセージです。現在のバリュエーション(企業価値評価)、過去の歴史から判断すると、次の10年のリターンは低くなるので、今の株高に浮かれないようにと忠告しています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・この先10年、標準的な投資家のポートフォリオ(株式6割、債券4割)のリターンは4.1%の見込み。

・過去のデータを分析すると、この現象は10年で株価が数倍に上昇したあと起こる。経済成長を促すため、中央銀行が金融政策を緩和、債券が買われ、リターンも下がる。

・過去10年の間、S&P500は年当たり13.8%のリターン。バリュエーション(企業価値評価)は歴史上の過去最高値に近く、この高いリターンが続くのは難しい。

・バリュエーションはその他変数よりもかなり正確。

・この10年間、S&P500のPERは16.9から19.6へ上昇。債券も2010年以来、上昇中。10年債の利回りは3.8%から1.77%へ下降。

・次の10年、前向きな投資をしたい投資家には、イギリスの株や、安全な通貨を持つ発展途上国の債券がお勧め。イギリス株は歴史的に割安で取引され、企業が稼ぎすぎる兆候もほとんどない。後者の債券は、似たような変動率を持つ資産と比較すると、長期的なリターンは大きい。

 

今後も過去と同じパターンを繰り返すとは限りません。ですので、この記事の中でモルガン・スタンレーが忠告することが実現するかどうかはわかりません。ポートフォリオに債券が4割も入っていたら、リターンも低いです。ただ、少なくとも私には良い忠告でした。

 

今、NYダウ平均やS&P500指数が過去最高値を更新しており、米中協議も前向きに進んでいます。19年7~9月期の主要企業決算の内容も悪くなさそうです。

 

正直、少々浮足立っている自分がいました。株式投資って、思っていたより簡単かも、と。今年が特別良いだけなんですけどね(^ ^; この記事は「高リターンは今だけだよ」と忠告してくれました。非常にタイムリーでした。お前、勘違いするなよと。

 

私は株式投資を始めて約1年5か月です。こんな短期間で浮かれていてはだめですね(^ ^; 油断せず、慢心せず、追加投資を続けていきます。 

以上

 

◆参考文献

CNBC、"Don’t celebrate the Dow record too much, Morgan Stanley predicts dismal returns the next decade"

https://www.cnbc.com/2019/11/04/morgan-stanley-markets-will-have-some-low-in-the-next-decade.html?&qsearchterm=don't%20celebrate

スマートウォッチは医療デバイスへ。アップルが1番手。

11/1付のCNBCの記事を読みました。 ウェアラブル市場ではアップルが先頭を走っています。アルファベットなど、他社も追随しようとしているが苦労しているという内容です。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・ハードウェアはますますコモディティ化しており、製品の特長が同じものは価格で競争せざるをえない。しかしウェアラブル市場は事情が異なる。ウェアラブルバイスは活動するユーザーの情報、また人体の生体認証データを集めるキーデバイス

・アップルウォッチはウェアラブルマーケットを独占しようとしている。特に北アメリカではその傾向が顕著。

・アルファベット、サムスン、アマゾンはアップルに追いつく方法を探している。アルファベットは今年に入り、フォッシル(の事業の一部)、フィットビットと2社を買収。

・フィットビットを買収することで、アルファベットは以下の4つを得る。①ブランド、②メディカルアプリ、③ヘルスケア産業とのネットワーク、④データ。

①フィットビットは世界で1億個以上のデバイスを販売。

②スマートウォッチへ医療機能の追加(不整脈や無呼吸症候群の検出など)。

③フィットビットはアルファベット以上にヘルスケア産業とのネットワークを持つ。

④ヘルスデータに関して、ユーザーはアルファベットよりもアップルを信じる。そのため、アルファベットは同データを広告販売用途には使用しない予定。ただ、匿名データとしてその他用途には流用する可能性あり(AIプログラムの発展用途など)。

・それでも、アップルに追いつくのは難しいだろう。アップルは2015年にアップルウォッチ事業を開始。今では同社事業の柱の1つで、19年7~9月期では同社内で成長率No.1。リサーチの経験も積み重ねており、その中には次世代の血圧監視や血糖値監視も。一方、アルファベットではウェアラブル事業は同社にあまり貢献しておらず、またリサーチ部門も同社内に散らばっている。

・グーグルは売り上げの8割を広告業から得る。ユーザーはオンラインで扱われるプライバシー情報に敏感になってきており、集めた(ヘルスケア含む)データを同社がどう扱うか不安視される可能性あり。

・他社と同様に、フィットビットはユーザーを引き留めることに苦労している。同社はこれまで1億個以上のデバイスを販売した一方、ユーザーの数は2800万人。リピート需要が他社に奪われている可能性あり。

ウェアラブルバイスが使い続けられない理由はたくさんある。例えば、電池の持続時間が短い、実用的なヘルスケア用途に欠けるなど。アップルはこの問題をよく理解しており、行動科学の専門家を雇い、研究を行っている。

 

私は時計を装飾品と捉えています。アップルウォッチを始めとするスマートウォッチには惹かれていません。

 

関心を持っていなかったので、今回の記事を読むまでは、スマートウォッチが医療機能を取り込み、医療デバイスへ変化しようとしている動きは知りませんでした。興味を持たなすぎるというのは危険ですね(^ ^;

 

医療デバイスとして機能するなら、年配の方にスマートウォッチを持ってもらえば、健康状態が監視できます。本人、家族、医療関係者、多くの人にメリットがありそうです。かなりのお金の匂いがします。

 

スマートウォッチなんてどうせ需要は知れているだろうと私は思っていました。まさか、新たなヘルスケア市場を作っているとは。。

 

ウォーレン・バフェット氏は、バークシャーハサウェイのポートフォリオを全てアップル株にしてもよいと、あるインタビューで発言されていました。リップサービスを考慮しても、この発言はすごいです。確固たる裏付けがあるのでしょう。

 

私はアップルの事を知らなさすぎるので勉強します。今は同社の知名度ウォーレン・バフェット氏の同社支持に安心して、株を保有しているだけです(^ ^;

以上

 

◆参考文献

CNBC, "Google doesn’t want to let Apple run away with the health-tracking market, but it may be too late"

https://www.cnbc.com/2019/11/01/google-bought-fitbit-to-keep-apple-from-dominating-health-tracking.html?&qsearchterm=google%20doesn't%20want%20to