アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

アメリカ株への株式投資で副収入を得る方法を、わかりやすく簡単に理解できるブログを目指します。

専門家は8月のジャクソンホール会議、9月のFOMCに注目。テーパリング開始時期は22年Q1と見込まれる。

7/24付のBloombergの記事を読みました。同社がエコノミストに対し実施したアンケート結果(人数は51人、時期は7/16~7/21)が記事になっています。アンケートはテーパリングについてです。以下要約です。

 

◆要約

アメリカの債券よりもMBS(Mortgage Backed Securities、不動産担保証券)のテーパリング(段階的縮小)の方が速いペースで進められると、回答者の半数強が見込んでいる(下記グラフ1参照)。

<グラフ1>MBSのテーパリングを先に進めるべきか?

f:id:investmentandsecondjob:20210725205022p:plain

(出典:Bloomberg

・2023年末までに利上げは2回、上げ幅は各0.25ポイント。これは前回のFOMC後に公開された予想金利の中央値と同じ。2024年の利上げは3回。これは同FOMC後のFRBの予想を上回る。

<グラフ2>エコノミストの利上げ予想

f:id:investmentandsecondjob:20210725143023p:plain

(出典:Bloomberg) 

・次のFOMCは7/27~7/28。政策金利の維持、アメリカ債券(800億ドル/月)、MBS(400億ドル/月)の購入維持をFRBは発表するとエコノミストは予想。

FOMCで利上げの時期を議論するのはまだまだ先。テーパリングはジャクソンホール会議(8/26~8/28)、もしくは9月のFOMC(9/21~9/22)で言及される可能性あり。公表は11月、開始時期は22年の早い段階になると予想(レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャル、アメリカの金融サービス会社)。

ジャクソンホール会議、もしくは9月のFOMCでテーパリングの前倒しが示唆されると、今回回答したエコノミストの4分の3が予想する。

・回答者の半数近くが、テーパリングの発表は12月になると見込む。テーパリングの開始時期は22年Q1と回答者の71%が予想。

 

今週の7/27~7/28にFOMCが開催されますが、市場はあまり重要視していない(FRBの方針に変化はないと判断している)ようです。

記事によると、市場はジャクソンホール会議(8/26~8/28)、9月のFOMC(9/21~9/22)を見据えているとのこと。私も、(株価調整を期待し)まずはジャクソンホール会議まで様子見を続けようとしています。

テーパリングの正式発表は12月、開始時期は22年Q1と市場は予想していることも頭に入れておきます。おそらくすでに株価に織り込まれていると思われますので、大きな調整は期待していません。

株価は上昇基調で進むと予想していますが、時々、予想外の大きな調整を想定する専門家もいらっしゃるので気にはなっています。そうなった時に備え、暴落用の資金は確保し続けたいと思います。

以上

 

◆参考文献

Bloomberg、"米テーパリングは来年早期に開始へ、MBSに重点-エコノミスト調査"

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-23/QWOXOCDWRGG001

株価暴落、その後最高値更新、半導体関連銘柄が復活と、今週は予想外の動きが続きました

21年7月24日現在の私のアメリカ株ポートフォリオです。

ポートフォリオSBI証券、21年7月24日時点)

銘柄

数量

取得価格

現在値

先週比

損益

AAPL

320

$52.50

$148.56

1.48%

$30,739.20

ABBV

40

$104.07

$118.19

0.59%

$564.80

AMAT

39

$128.00

$138.48

8.04%

$408.72

ASML

8

$630.00

$748.14

8.83%

$945.12

AVGO

33

$277.03

$483.15

3.22%

$6,801.96

CDNS

38

$129.77

$145.67

5.81%

$604.20

CSCO

112

$42.07

$55.23

2.85%

$1,474.26

CVX

40

$107.55

$98.86

0.24%

-$347.60

HD

33

$184.39

$332.84

3.51%

$4,898.85

INTC

71

$63.48

$53.00

-3.58%

-$744.08

JNJ

61

$141.50

$171.79

2.20%

$1,847.69

LRCX

8

$606.29

$640.27

8.80%

$271.84

MA

42

$207.36

$393.26

1.59%

$7,807.80

MCD

48

$180.03

$242.96

3.50%

$3,020.64

MO

192

$58.85

$47.49

0.38%

-$2,181.12

MRK

120

$72.91

$77.54

-0.62%

$555.60

NTR

230

$38.68

$59.13

-0.40%

$4,703.50

OGN

12

-

$29.80

3.22%

$357.60

PG

96

$90.77

$139.79

-0.51%

$4,705.92

SNPS

20

$245.06

$285.07

3.08%

$800.20

TSM

40

$110.00

$116.79

0.91%

$271.60

USB

132

$35.20

$55.72

-2.54%

$2,708.64

V

62

$139.80

$249.02

0.36%

$6,771.64

VOO

51

$264.13

$404.38

1.96%

$7,152.75

       

合計

$84,139.73

 

評価益は先週(7/17)比で+$4,453.13(+5.59%)です。24銘柄中、19銘柄が上昇しました。7/19に平均株価が大幅下落、今週はどうなることかと思いましたが、予想外のプラスで終えました。以下、主要株価指数です。何れも過去最高値、ナスダックは先週の下げ幅が大きかったせいか、今週は大きく反発しました。

 

NYダウ平均

S&P500

ナスダック

7月17日

$34,687.85

4,327.16

14,427.24

7月24日

$35,061.55

4,411.79

14,836.99

先週比

$373.70

84.63

409.75

先週比(%)

1.08%

1.96%

2.84%

 

今週は大幅下落から始まりました。新型コロナウイルスのデルタ株がアメリカ含む世界中で拡大しており、その警戒から大きく下げました。

しばらくは株価調整が続くかと思いましたが、残りの4日間、主要株価は何れも上昇しました。大幅下落の反動、アメリ長期金利の上昇、そして企業業績への期待から株は買われました。

今週は半導体製造装置銘柄が大きく上昇しました。ASMLが+8.83%、ラムリサーチが+8.80%、アプライドマテリアルズが+8.04%、先週比で上昇です。何れも7/21の上げ幅が大きいです。

7/21、ASMLが2021Q2の決算結果を発表しました。半導体が供給不足の中、世界のチップ工場が製造装置を継続して導入しており、Q3の業績見通しも上方修正しています。同業他社も同様に好業績が期待できるということで、ラムリサーチ、アプライドマテリアルズも買われました。

半導体開発用ソフトウェアのケイデンスデザインシステムズ(+5.81%)、シノプシス(+3.08%)も大きく上昇しました。先の半導体製造装置銘柄と異なり、7/20、7/22、7/23に上昇しています。特にニュースは見当たりません。

ブロードコムは先週比+3.22%の上昇です。7/21、7/23に大きく上げました。こちらも特にニュースは見当たりません。

今週は半導体関連銘柄が大きく上昇しました。先日、半導体関連銘柄の下落を予想する記事を読んだところでしたので、今回の上昇は意外でした。今後の業績が期待されているのかもしれません。

ホームデポも先週比+3.51%です。7/20、7/23に大きく上昇しています。マクドナルドは先週比+3.50%、7/19以外は上昇です。

アメリカのレストラン業界は支援策の有効期限切れが近づいており、外食の目新しさも薄れ、食材、人件費の上昇など向かい風が多いです。それでもバークレイズは、マクドナルドはディフェンシブ銘柄として支持されると想定し、同銘柄をオーバーウエイトのままにしています。

下落した方はインテルが先週比で-3.58%です。私が保有する半導体関連銘柄の中で唯一下げました。7/23に大きく下げています。

7/22、同社は2021年Q2の決算を発表しました。Q3の予想粗利益も発表しましたが、市場予想を下回っています。コストが上昇し、インテルの利益見通しを押し下げているとシティグループは分析しています。

 

◆損益通算結果

SBI証券

投資金額

¥-19,214,619

現在値

¥27,852,416

現金(ドル、円換算)

¥188,996

損益通算

¥8,826,793

利回り

45.94%

②持株会

投資金額

¥-679,000

現在値

¥958,472

繰越金

¥32

損益通算

¥279,504

利回り

41.16%

①+②

評価額

¥28,999,916

損益通算

¥9,151,602

利回り

46.00%

 

先週比で利回りは2ポイント強上昇しました。利回り、アメリカ株の評価益、共に過去最高値を更新しました。

今週は予想外の動きが多かったです。7/19に大幅下落し、それが続くかと思ったら、翌日には大きく反発、上昇は4日間続いています。また、先週大きく下げた半導体銘柄が今週は大きく上昇しました。

FOMC(7/27~7/28)前にこれだけ上昇したので、今回のFOMCは無風(市場の想定内)かなと推測します。次はジャクソンホール会議(8/26~8/28)に目を向け、市場の動向をみます。

以上

 

◆参考文献

1)日経新聞、"NYダウ725ドル安、9カ月ぶり下落幅 感染拡大を警戒"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19DCT0Z10C21A7000000/

2)日経新聞、"NYダウ大幅反発、549ドル高 前日の反動で幅広く買い"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00001_R20C21A7000000/

3)日経新聞、"NYダウ続伸286ドル高 金利低下一服、景気敏感株に買い"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00001_S1A720C2000000/

4)日経新聞、"NYダウ最高値、初の3万5000ドル台 企業業績に期待"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN235KT0T20C21A7000000/

5)Seeking Alpha、"Semiconductor equipment stocks rally after ASML earnings strength"

https://seekingalpha.com/news/3717475-semiconductor-equipment-stocks-rally-after-asml-earnings-strength

6)Seeking Alpha、"McDonald's called a defensive way to ride out the restaurant industry headwinds"

https://seekingalpha.com/news/3716261-mcdonalds-called-a-defensive-way-to-ride-out-the-restaurant-industry-headwinds

7)Seeking Alpha、"Intel stock falls 5% as margin pressure, chip shortage offset strong earnings"

https://seekingalpha.com/news/3718571-intel-stock-lower-as-margin-pressure-chip-shortage-outweigh-strong-earnings

専門家の間で経済サイクルへの見解は分かれる。9~10月に15%超の下落予想も。

Bloomberg(7/22付)と日経新聞(7/23付)の記事を読みました。今後の株式市場の見通しに関する記事です。警告を促す内容も含まれています。以下要約です。

 

◆要約

>>>日経新聞

・7/22に発表されたアメリカの直近の新規失業保険申請件数は、市場予想よりも多い。一方、直近の失業保険の受給者数は、2020年3月以降で最小値。週単位の失業保険データは速報性を優先し、正確性に劣るため、先を予測するための材料として使うのは難しい。

新型コロナウイルスのデルタ型の影響は限られるという見方が多勢。デルタ型がきっかけで7/19に株価が急落したと考えられているが、デルタ型の感染が急拡大していたのはそれよりも前から。

・7/19の急落は市場が過剰に反応した可能性あり。感情で判断してしまうと、資産運用では間違った判断につながる(TSロンバード、アメリカのコンサルタント会社)。

・油断は禁物。アメリカでは、50~64歳のワクチン接種率が他国と比較し低い。ロックダウン再発の可能性は捨てきれない(ソシエテ・ジェネラル、フランスの銀行)。

アメリカの経済サイクルはどの段階にあるのか、専門家の間で意見は分かれる。

・我々はすでに中盤にいる。サイクルの序盤は株価が上昇しやすいが、その段階は終わった。これが、7/19よりも前に株価調整を予測した理由の1つ(モルガンスタンレー)。

アメリカの経済サイクルはまだ序盤。アメリカの企業業績、株主還元にも強気。2021年末時点のS&P500指数を4400から4600へ上方修正(JPモルガン)。

・経済サイクルに対する見解の格差は広がっている。どの見解を支持するか、判断は難しい。

>>>Bloomberg

・9~10月のアメリカ株式市場はボラティリティがかなり高くなると予想。下落する際は、15%を超える下げになる可能性も。MLBワールドシリーズの第1戦(10/26)の後、買うチャンスが来ると思う(グッゲンハイム・インベストメンツ、アメリカの資産運用会社)。

FRBによる金融緩和縮小は市場予想よりも速いペースで進行するだろう。デルタ株も大きなリスク(グッゲンハイム・インベストメンツ)。

 

それぞれの記事に注目したい内容がありました。

1つはアメリカの経済サイクルがどの段階にあるのか、専門家の間で見解が分かれるということ。経済サイクルはピーク付近にあると解説する記事を最近みかけてきたので、そうなんだと思いこんでいました。

見解が分かれているという点は頭に入れておきます。年末にかけ、株価は上昇していくと私は思いますが、それは経済サイクルが序盤だからというよりは、今の金融緩和方針、低金利がまだ続くと考えるためです。

経済サイクルがどの段階にあるのか、プロでも見解が分かれているので、私はあまり考えすぎないようにします。それよりも、支持されるセクターが変わるのか注目したいと思います。

もう1つ。9~10月はボラティリティがかなり高くなるという点。15%超の下落もありえると予想されています。理由は明確に書かれていません。

この手の話は期待しすぎないようにします(^^; 仮に下落したとしても、時期や、下げ幅が違うかもしれません。9~10月というこの記事の予想にこだわらず、「大きく下がったな」と思ったら、追加投資したいと思います。

以上

 

◆参考文献

1)日経新聞、"米株相場、回復局面はまだ序盤かもう中盤か(NY特急便)"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2301R0T20C21A7000000/?unlock=1

2)Bloomberg、"米国株は15%以上下落も、秋に「非常に荒い」展開に-マイナード氏"

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-22/QWM7PADWX2PS01

これからリフレーショントレード再開、秋には大規模な好景気が来ると想定されています

Bloomgergの記事を読みました。7/19と7/20付のものです。これからの市場の見通しについて、2人の専門家が見解を述べています。前向きな内容です。以下要約です。

 

◆要約

1)ビル・アックマン氏(パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者、アメリカのヘッジファンド

・今年の秋には経済が大きく回復する。職場復帰含め、人々が外に出始めるため。

・インフレはこんなものでは終わらない。一時的ではない。賃金でもインフレが起きている。CPI(消費者物価指数)では、住宅市場の状況を表せない(住宅市場でのインフレが実際よりも弱く出ている)。

短期金利の上昇は想定よりも早いペースで進む。

2)JPモルガンのチーフグローバル市場ストラテジスト

・7/19、株式市場は大幅下落。新型コロナウイルス(デルタ株)の感染拡大、及びアメリカ経済の成長サイクルがピークに近づいているとの考えが高まっていることが要因。

・今は、安全銘柄の(テクノロジー含む)グロース株へ資金が流入

・これからは、世界が新型コロナウイルスを克服することで、世界経済が回復し、インフレ加速から恩恵を受けるバリュー株が上昇する。

・デルタ株が都市のロックダウンに繋がることはないと考える。コロナによる死者数の増加ペースもかなり落ちている。

・市場のデルタ株に対する不安が薄れ、市場の想定外にインフレが長期化することで、リフレーショントレード(デフレ→インフレへの移行期間に期待できる銘柄への投資)が近いうちに復活するはず。

 

7/19に株価は大きく暴落しました。しかし、株価が上昇基調であることは変わらないと市場は考えているのか、下落したのはこの日だけ、その後2日間は大きく上昇しています。

今回読んだ記事によると、今後の経済回復が期待できそうで、株価は上昇基調で進みそうです。

「インフレは恒常的」という意見もよくみかけるようになりました。JPモルガンのCEOもそのように発言されています。そろそろ、FRBの方針、発言内容に変化が出てきそうです。

金融緩和方針やFRBの発言内容に変化が出てくると、株価は大きく下落、もしくは銘柄間で大きな資金シフトが起きるんでしょうか。

これを私は期待しているため、追加投資に踏み切れません。とりあえず、7/27~7/28のFOMCが終わるの待ち、市場の反応を見たいと思います。

以上

 

◆参考文献

1)Bloomberg、"アックマン氏、今秋に「大規模」な好景気訪れる-インフレは過小評価"

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-19/QWHSXSDWLU6B01

2)Bloomberg、"リフレ取引は近く復活する、JPモルガンのコラノビッチ氏が予想"

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-19/QWI3VBDWRGG501

7/19の大幅下落に対する専門家の見解は?強気派、弱気派で意見が分かれます。

7/19付のReutersの記事を読みました。同日のアメリカ株式市場は暴落しました。これに対する専門家の見解が記事になっています。以下要約です。

 

◆要約

・7/19、アメリカの債券利回りが5か月ぶりの水準まで大幅低下。主要株価指数も同様に大幅下落。新型コロナウイルス(デルタ株)の感染拡大が、経済に悪影響を及ぼすと見込まれているため。以下、専門家の見解。

>>>ボストン・パートナーズ(アメリカの資産運用会社)

新型コロナウイルス感染拡大に伴うリスクオフ。

リフレーション(デフレ→インフレへの移行過程)トレードが続くか不透明。

・債券投資家にとって、現在は捉えどころのない状況。金融緩和縮小についても、専門家の間で意見が分かれている。

>>>OANDA(アメリカのオンラインブローカー)

・撤退時期が近いと考える。ただ、低金利はまだ長く続くため、機関投資家によっては投資を継続する可能性あり。

・大幅下落が今回で終わるかはわからない。 株価は変わらず割高、まだ緊張は続いている。

>>>インベスコ(アメリカの資産運用会社)

・株価調整は必ず起こる。今回の下落の要因は、新型コロナウイルスの感染拡大と、FRBによる金融緩和縮小への警戒から。

・強気相場はまだ終わらない。分散を意識しながら、投資を継続するべき。

 

もう少し下落が続くかなと思いましたが、7/20は大きく反発しました。専門家の間でも意見が分かれています。強気派、弱気派、両方います。

さらなる下落を期待していましたが、仕方がありません(^^; 次の大きな調整を待ちます。

シェブロンエクソンモービル原油安から下落したままで、配当率が高く、ちょっと気になっています。

FOMC(7/27~7/28)前の調整を期待していましたが、これで終わりかもしれません。次はFOMC後~ジャクソンホール会議(8/26~8/28)の間の株価調整に期待します。

以上

 

◆参考文献

Reuters、"米株安・債券高:識者はこうみる"

https://jp.reuters.com/article/us-stock-instantviews-idJPKBN2EP27I

市場は新型コロナウイルス感染拡大、ハイテク企業への規制に警戒しています

7/17付の日経新聞の記事を読みました。アメリカの主要株価指数は上昇基調でしたが、ここ最近、勢いがありません。背景にある懸念事項について記事は解説しています。以下要約です。

 

◆要約

・上昇基調であったアメリカ主要株価指数は、ここ最近、停滞している。新型コロナウイルスの感染拡大、ハイテク企業への規制検討などが投資家の懸念材料となっている。

・ワクチンが普及した国でも新型コロナウイルスの感染が再拡大中。デルタ株の存在は経済正常化への過程を不明確にした(バークレイズ)。

・7/16、一部の景気循環株、レジャー株が下げる。債券市場へも資金が流入中。アメリカの10年長期国債利回りは1.30%程度で推移。

長期金利が低下する環境下では、通常、ハイテク株が買われる。しかし、一部企業の独占を避け、(M&Aやデータ集積に対し)競争を促すための規制を設けようとバイデン政権が計画しており、大手ハイテク株の上昇には至っていない。

M&Aが調査の対象となり、大手ハイテク企業にとってリスクとなる(ジェフリーズ)。

フェイスブック、アマゾンドットコムが規制対象になるのではと市場は予想する。

・ハイテク企業の収益性に対する懸念が高まっている。インフレ、税制、各種規制など様々なリスクが迫っている(モルガン・スタンレー・ウェルスマネジメント)。

・7月の消費者態度指数(アメリカの消費者マインドを示す指数)は80.6。6月よりも、市場予想よりも低い(ミシガン大学)。経済に対する消費者のマインドが悪化。物価上昇が影響している。

・経済見通しの不透明さは高まっている。企業のバリュエーションは高いまま。今、企業に対する懸念事項が増えると、株価調整の可能性が高まる。

 

7/19のアメリカ株式市場は大きく下落しました。新型コロナウイルスの感染再拡大が要因になっているようです。

アメリカの長期金利も低下しています。今回読んだ記事に書いてある通りになっています。

7/19、大手ハイテク株の下げ幅はそこまで大きくないようです。バイデン政権が計画するハイテク企業に対する規制の影響は今後出てくると想定しておきます。

7/27~7/28にFOMCが開かれます。今回の大幅下落はFOMC前の調整もあったのかなと思います。

今回、株価は大きく下落しましたが、中期的には上昇が続くと想定しています。安く買える良い機会ですので、追加投資するか検討します。もう少し下げそうな気がしますので、数日様子見します。

以上

 

◆参考文献

1)日経新聞、"勢い欠く米株市場 漂う懸念材料(NY特急便)"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00002_X10C21A7000000/

2)SMBC日興証券、"ミシガン大学消費者態度指数"

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/mi/J0871.html

半導体関連銘柄、21年上期は好調。下期以降は要注意(分析記事)

7/4付のSeeking Alpahの記事を読みました。半導体業界に関する分析記事です。今、半導体関連銘柄は好調ですが、いつまでも続くものではないと、投資家に注意を促す内容です。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・2021年上期、半導体業界は好調で終えた。SPDR S&P500 ETFSPY)が14.5%、Invesco QQQ ETF(QQQ)が13%同時期に上昇したのに対し、iShares PHLX Semiconductor ETF(SOXX)は19.8.%上昇。

・しかし、21年Q1と21年Q2とではかなりの差がある。SOXXを構成する30銘柄(及びSPY、QQQ)の過去1~12か月のパフォーマンスを下記表に列挙する。

<表>SOXX構成銘柄の過去1~12か月のパフォーマンス

Stock

Weight %

Change – 12 months

Change – 6 months

Change – 3 months

Change – 1 month

Change - YTD

NVDA

9.37%

110.60%

54.54%

49.85%

22.98%

53.22%

AVGO

7.68%

51.09%

11.14%

2.84%

1.82%

8.90%

INTC

7.55%

-6.17%

13.67%

-12.28%

-1.32%

12.69%

QCOM

5.54%

56.70%

-3.74%

7.80%

6.71%

-6.18%

TXN

5.31%

51.45%

19.31%

1.75%

1.75%

17.16%

MRVL

4.27%

66.37%

26.17%

19.09%

22.16%

22.70%

AMD

4.25%

78.54%

3.65%

19.66%

16.24%

2.42%

ADI

3.96%

40.38%

19.84%

11.01%

5.17%

16.54%

AMAT

3.90%

135.57%

68.98%

6.59%

3.03%

65.01%

KLAC

3.90%

66.71%

27.46%

-1.87%

2.69%

25.22%

LRCX

3.81%

101.17%

37.50%

9.32%

0.26%

37.78%

ASML

3.75%

87.71%

42.73%

11.90%

2.83%

41.65%

MU

3.74%

64.95%

21.04%

-3.66%

0.99%

13.04%

NXPI

3.73%

80.39%

31.95%

2.18%

-1.05%

29.38%

TSM

3.69%

111.66%

13.83%

1.59%

1.39%

10.20%

MCHP

3.64%

42.19%

10.97%

-3.53%

-3.59%

8.42%

XLNX

3.05%

47.01%

3.39%

16.74%

13.06%

2.02%

SWKS

2.79%

49.97%

27.48%

4.51%

12.54%

25.43%

MXIM

2.49%

73.83%

22.48%

15.31%

4.18%

18.85%

TER

1.98%

58.51%

14.30%

10.09%

2.43%

11.74%

QRVO

1.95%

77.01%

19.47%

7.09%

6.92%

17.67%

ENTG

1.47%

108.25%

30.31%

9.99%

7.86%

27.96%

ON

1.45%

93.14%

20.91%

-8.00%

-4.08%

16.96%

MPWR

1.45%

57.57%

6.04%

5.73%

9.06%

1.97%

STM

1.04%

32.73%

-1.09%

-5.09%

-2.83%

-1.99%

CREE

1.03%

65.45%

0.75%

-9.43%

-1.14%

-7.53%

MKSI

0.87%

57.14%

18.09%

-4.03%

-4.09%

18.28%

OLED

0.86%

48.60%

-3.30%

-6.10%

3.68%

-3.25%

UMC

0.73%

257.95%

13.72%

3.73%

0.64%

12.10%

ASX

0.55%

77.31%

40.24%

4.55%

-1.71%

37.84%

 

 

 

 

 

 

 

SOXX

 

67.69%

22.18%

7.13%

5.27%

19.79%

QQQ

 

43.15%

13.25%

11.06%

6.49%

12.97%

SPY

 

38.82%

15.24%

8.01%

2.00%

14.49%

(出典:iShares) 

・各半導体銘柄のパフォーマンスは低下中。Q2はQ1ほど良くなかった。パフォーマンス低下の兆候はQ1の後半にみえており、低下はQ2に入っても続いた。

・Q3に反発するかもしれない。4~5月と比較し、6月は良かったため。

・今好調な半導体銘柄は大きく2つに分けることができる。半導体製造装置銘柄と、自動車向け半導体銘柄。

・2021年上期、AMAT(世界最大の半導体製造装置メーカー)は65%上昇。同業他社にはLRCX、KLAC、AMAT、MKSIがある。この上昇の大半はQ1。

・NXPIのような自動車向け半導体メーカーの株価変動も同様。こちらはQ2に関しては、よりパフォーマンスが悪かった。同業界に大きく依存するCREEの株価は、同業の中で一番パフォーマンスが悪かった。

・上記リストの中で年初来で株価がマイナスなのは、CREE、QCOM、STM、OLEDの4社。QCOMは売上、純利益は成長しているものの、懸念事項はある。例えば、アップルはQCOMの成長を支えるが、アップルは自社製半導体へ置き換えようとしている。

・大半の半導体関連企業はQ2よりもQ1の方がパフォーマンスは良かった。一部例外も。NVDAの年初来の上昇53.2%の大半はQ2で起こった。同銘柄は上記表の中で今、一番勢いがある。AMD、XLNXもQ1よりQ2のパフォーマンスが高かった。 

・INTC、MRVL、MXIM、ADIの株価上昇率は、今年に入り下落傾向。

・CREE、STM、ON、NXPIは自動車向け半導体不足から恩恵を受けた。しかし、Q3に入り、状況は変わりそう。ここまでの上昇は憶測によるところが大きい。

・自動車向け半導体の供給が改善される見込みなので、CREE、STM、ON、NXPIは2021年後半、かなりの株価調整が起こるかもしれない。投機的な環境下、企業の収益成長は見過ごされがち。同環境がなくなれば、代わりとなるものを企業は見せる必要あり。

・2020年終わりから2021年前半にかけ、半導体関連銘柄は上昇。上昇した理由の1つは、バイデン政権による景気刺激策への期待。次に半導体チップの不足。

・2021年に19の半導体チップ工場の建設が開始される。しかし、同工場の急増は好不況循環の繰り返しを生む。過去に、半導体業界はこの循環に悩まされてきた。この循環が今回も実現するなら、半導体業界はこれから不況に向かう。

・5G、AI、IoTなど半導体の使用数は増加する。しかし、過去の歴史をみると、半導体の需要が増えても、半導体不況を避けることはできていない。

・過去と違い、今の半導体ブームは地政学的な要因で拡大している。半導体業界は短期的には同業界への投資から恩恵を受ける。長期的には需給バランスが崩れるだろう。

半導体業界は良い投資対象であり続ける。同業界の追い風要素の大半は残る。アメリカ、中国が国内生産の拡大を諦めるとは考えにくく、半導体製造装置企業は恩恵を受ける。

半導体不足は改善されていくだろう。これにより企業収益が減っても、その他要素がカバーするので、短期的には問題ない。しかし、長期的には影響あり。

・供給過多による不況を切り抜ける良いポジションを取る銘柄は、簡単に汎用化できないチップを作る企業銘柄。現段階で、不況は差し迫ったものではないかもしれないが、そこに向かっていると思われる。半導体銘柄は今は良く見えるが、無期限に保有するものではない。

 

今年の3月~5月にかけ、私は半導体関連銘柄を購入してきました。株が買われ過ぎなのも、中期的には供給過多になる可能性が高いのも理解しています。

それでも(自分が買った銘柄の企業は)長期的には、市場の想定を超えて需要が高くなると期待しています。

まあ、素人の考えなのでうまくはいかないでしょう(^^; 今、半導体関連銘柄は下げ始めているので、私はあまり良くないタイミングで株を買ったようです。

今回読んだ記事の最後では、半導体銘柄は無期限に保有するものではないと言っています。(GAFAMと違って)成長は有限ということでしょうか。だとしたら、半導体業界でM&Aが多いのも納得できます。

今年後半、半導体関連銘柄の値は大きく下げるかもしれません。しばらくは様子見ですね。大きく下げた時、資金に余裕があれば、買いたいと思います。

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha、"Semiconductors Winners And Losers Heading Into The Second Half Of 2021"

https://seekingalpha.com/article/4437814-semiconductors-winners-and-losers-heading-into-the-second-half-of-2021