アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

アメリカ株への株式投資で副収入を得る方法を、わかりやすく簡単に理解できるブログを目指します。

景気後退→景気浮上が見えてくると、バリュー株が支持されます

6/12付のReutersの記事を読みました。これからバリュー株を推す専門家の方の意見が解説されています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・ここ10年以上続いた上昇相場では、バリュー株はグロース株をアンダーパフォームする傾向にあった。

・ここ最近はその傾向がさらに強くなる。先月、S&P500バリュー指数が4.5%上昇したのに対し、同グロース指数は5%上昇。

・市場予想を超えた雇用、その他指数は、金融、エネルギーのようなセクターに光を当てることを投資家に考えさせている。

新型コロナウイルスは経済をリセット、景気を後退させ、今我々は新しい経済サイクルの中にいる。この状況は通常、バリュー株に味方する(BMOグローバルアセットマネジメント)。

・消費支出が増加に転じた時に上昇するであろう銘柄にBMOグローバルアセットマネジメントは投資中。スプラウファーマーズマーケットSFM、農産物販売の食料品店)、ペプシコ(PEP)、クローガー(KR)など。

・Federated Hermesアメリカの投資ファンド)はハイテク、ヘルスケア株から金融、エネルギー株へシフト中。市場はリスクオフからリスクオンへシフト。金融、エネルギー株は今からリーダーシップをとる(同ファンド)。

・不確実性の増加、感染拡大は、投資家をここまで上昇してきたグロース株へ引き戻す可能性あり(Northern Trust Wealth Management、アメリカの金融サービス会社)。

・この短期間、人々は一握りの銘柄に退避した。直に、もしくはもう少し後に、経済は回復する。ここまで売られていた銘柄が市場をリードするだろう(Baron Opportunity Fund、アメリカの投資ファンド)。

 

バリュー株を推すニュースは最近時々見かけます。景気後退時、景気浮上が見えてくると、バリュー株が支持されるようです。

 

今のハイテク株にはかなりの割高感を感じるので、それと比較すると、バリュー株はかなり安くみえます。

 

ただ、3月後半から株価上昇が続いたことで、バリュー株にも資金が戻ってきており、そこまで割安感は感じません。

 

それでも中にはかなり安い銘柄があります。記事内でも出てくる金融株やエネルギー株です。以前私は、金融銘柄は1つは保有したいと思っていたのですが、今は及び腰です。銀行銘柄の将来像を自分の頭の中に描くことが難しいです。

 

その業界のことをある程度理解しないと、株購入には踏み切れません。例え、お買い得だったとしても、自分の買いたい銘柄の選択肢に入ってきません。

 

なんか損している気分です。知識を身に付けるのは大切ですね。今、これを書いていて改めて思いました。金融業界について少し調べてみたいと思います。

以上

 

◆参考文献

Reuters、"Wall Street Week Ahed: Investors bet bounce in value stocks will stick"

https://www.reuters.com/article/us-usa-stocks-weekahead/wall-street-week-ahead-investors-bet-bounce-in-value-stocks-will-stick-idUSKBN23J1AG

専門家「現在の株式市場は過去とは違う。マクロ経済のリスクに反応しない」

6/10付のCNBCの記事を読みました。今のアメリカ株式市場は異常で、危険な状況になっていると、2人の専門家がコメントしています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

>>>Concentrated Leaders Fund、オーストラリアの投資会社

・投機と、過剰な資金の流動性で市場は動いている。機関投資家ファンドマネージャー、その他投資家がどのようにその資金に反応しているかは不明。

・現在の株式市場は2000年と同じようなバブルの状態。株価上昇の合理的な理由を掴むのはとても難しい。経済や企業の指標はどこにもない。

・現在の市場はマクロ経済のリスクに反応しない。過去とは違う。中国の香港に対する国家安全法の導入検討にも、市場は大きく反応しなかった。1年前なら10~15%程度下落していただろう。

>>>FIIG Securities、オーストラリアの投資助言会社

・足元にある経済データを見る限り、かなりのリスクがある。最近の株価上昇は理由がない。

・失業、経済の縮小は、企業の倒産、かなりの経済活動削減に繋がる。投資家にはポートフォリオの質を高めることを推奨する。

・仮に経済が急激に回復したとしても、経済に対するダメージは現在の株価からは考えられないほど大きい。だから、私は長期国債への投資を継続する。

 

現在の株式市場に対して、自分と同じことを感じてくれている方がいらっしゃるのでほっとしました。今の値動きは、過去と比較するとやっぱり異常なんですね、

 

この動きは、世界で立て続けに景気刺激策が施行される今だけなんでしょうか。それとも株価に反応する材料が過去とは変わってきているのでしょうか。今だけだとは思いますが、しばらくはこの異常な状況が続きそうです。

 

株高だけど経済へのダメージは大きいという、記事内での専門家の意見は気になります。今は異常状態ですがコロナ前のように、経済や企業の指標に株価が反応するようになれば、株価は大きく下がりそうです。

 

株価は下がらず、そのままという可能性もありますが、私は下がる方に賭けます(^^; 

以上

 

◆参考文献

CNBC、"Stock market rally has created a ‘dangerous environment’ for investors, CEO says"

https://www.cnbc.com/2020/06/10/stock-market-rally-has-created-a-dangerous-environment-ceo.html?&qsearchterm=stock%20market%20rally%20has%20created%20a

FRB「2021年、7%成長するかも、景気後退が続くかもしれません」

6/12付のCNBCの記事を読みました。FRBアメリカ経済の成長率見通しが解説されています。以下要約です。

 

◆要約

FRBの経済見通しは、この先の進路について幅広い見方を反映させている。

・2020年のGDPの中央値は-6.5%。ただし、この数値はFOMCメンバー17人の中央値。範囲は-10%~-4.2%と幅広い。

・2021年のGDP中央値は+5%。FOMCメンバーの予想値は-1%から+7%。これは景気後退が2021年も続くという見通し、そして1984年以来の年間成長率が高い年になるという見通し、両方が混在する。

 <グラフ>FRBの見通し、最低値と最高値

f:id:investmentandsecondjob:20200614223259p:plain

(出典:FRB
・4月~6月が底であること、これからは上向くだけ、そして市場はそれを織り込もうとしていることを我々は理解している。ただ、市場は我々を興奮させた(チャールズシュワブ、アメリカの金融サービス会社)。

・回復の強さは新型コロナウイルスの影響次第であることをFRBパウエル議長は強調する。

・経済、新型コロナウイルス、2つの不確実性と市場は苦闘している。

・現在のゼロに近い短期金利の継続をFRBは約束。

・見通しは不確実とFRBが主張するも、市場は企業収益、アメリカ経済について強気の見通し(データトレックリサーチ、市場調査会社)。

 

新型コロナウイルスが発生して以来、FRBは、見通しは不透明という姿勢を変えていません。

 

FOMCメンバー間での予想の差は興味深いです。17人もいれば、意見が大きく異なっても驚きはありません。

 

今後、新型コロナウイルスがどうなるか、誰にも予測できないので、先を見通すのは難しいです。有効な治療薬、ワクチンが世の中に出てこない限り、ずっと感染拡大と縮小を繰り返していきそうな気がします。

 

有効な治療薬やワクチンが世間に浸透するのは早くて来年、そのため、2021年の高い成長率はあまり期待できないのではと個人的には思います。

 

ただ、市場の考えは異なっており、(先週は大きく下げましたが)株価は上昇しています。市場は強気と、記事内でも専門家が述べています。

 

今は、大きく成長する、と考える方が正しいんでしょうね。ただ、私はそこまで強気になれません(^^; 投資資金の積み増しに努めます。

以上

 

◆参考文献

CNBC、"The Fed’s economic forecasts are all over the map, a sign of how uncertain these times are"

https://www.cnbc.com/2020/06/12/feds-economic-forecasts-are-all-over-the-map-a-sign-of-how-uncertain-these-times-are.html?&qsearchterm=the%20fed

今週は1日で1,800ドル超の大幅下落も。ただ、正直ほっとしました。

20年6月13日現在の私のアメリカ株ポートフォリオです。


ポートフォリオSBI証券、20年6月13日時点)

銘柄

数量

取得価格

現在値

先週比

損益

APPL

80

$210.00

$338.80

2.20%

$10,304.00

AVGO

33

$277.03

$300.25

-5.31%

$766.26

HD

33

$184.39

$242.45

-4.88%

$1,915.98

JNJ

61

$141.50

$142.15

-3.50%

$39.65

MA

42

$207.36

$297.79

-4.52%

$3,798.06

MCD

48

$180.03

$189.17

-4.05%

$438.72

MKC

60

$146.80

$166.54

-2.51%

$1,184.40

MO

192

$58.85

$39.13

-6.63%

-$3,786.24

MRK

120

$72.91

$76.30

-7.25%

$406.80

NTR

230

$38.68

$36.23

-5.23%

-$563.50

PG

96

$90.77

$115.62

-2.29%

$2,385.60

SCI

195

$44.85

$38.13

-7.05%

-$1,310.40

V

62

$139.80

$192.26

-3.68%

$3,252.52

VOO

51

$264.13

$279.65

-4.75%

$791.52

       

合計

$19,623.37

 

先週(6/13)比で-$5,629.42でした。アップル以外、全て下落です。

 

今週は変動幅が大きい1週間でした。経済活動の正常化への期待から上げて始まりました。その後、利益確定売り、FRB金利上昇、景気回復までは時間がかかることを発表し下げ、極めつけは6/11の$1,800超の暴落でした。感染第2波、景気回復への懸念が背景にあります。最終日は前日の反動で上昇しましたが、6/11の下げが大きく、今週は大きく下げて終えました。

 

以下、主要株式指数の動きです。ナスダックの下げ幅が少ないです。感染が拡大しても、オンラインで稼げるハイテク企業なら大丈夫だろうということで、資金の流出が少なくすんでいます。 

 

NYダウ平均

S&P500

ナスダック

6月5日

$27,110.98

3193.93

9814.08

6月12日

$25,605.54

3041.31

9588.81

先週比

-$1,505.44

-152.62

-225.27

先週比(%)

-5.55%

-4.78%

-2.30%

 

今週は企業固有のニュースあるなしに関わらず、下げています。2月末の下落以来、ニュースに関わらず、株価が変動することが多いです。

 

今週はメルク、サービスコーポレーションインターナショナルが-7%超と1番下げが大きかったです。ニュースは特にありません。

 

アルトリアの下げも大きく、-6.63%でした。こちらも同社固有のニュースはありません。同社の株価は5月中旬から$5強上昇していたので、その反動もあるのかもしれません。

 

下げた銘柄でニュースがあったのはニュートリエンです。窒素の価格が下がっており、トウモロコシの作付面積が減少していることが背景にありそうとのこと。似たようなニュースを最近見かけます。

 

レストランセクターは変動率が高いというニュースもありました。投資家が感染の第2波を警戒しているとのこと。マクドナルドは6月に入り、200ドル台に回復しましたが、また180ドル台に戻りました。

 

マスターカードが発表したニュースもありました。(車を除いた)小売販売額は、4月は前年同月比-14.1%、5月は-5.6%でした。経済活動が再開され、消費者の支出は回復はしていますが、コロナ前と比較するとまだ経済活動は弱いというものでした。

 

P&G、マコーミックは下げ幅が一番少なく-2%台でした。最近の平均株価上昇の中、両銘柄はあまり上昇せず、下げる時もあったので、その反動でしょうか。

  

◆損益通算結果

SBI証券

投資金額

¥-16,849,553

現在値

¥16,612,619

現金(円)

¥67,142

現金(ドル、円換算)

¥779,649

損益通算

¥609,857

利回り

3.62%

②持株会

投資金額

¥-663,000

現在値

¥590,681

繰越金

¥15

損益通算

¥-72,304

利回り

-10.91%

①+②

評価額

¥18,050,106

損益通算

¥537,553

利回り

3.07%

 

アメリカ株の下落、円高でリターンは5%強の下落です。なかなかの下げ幅でした。

 

アメリカでは、新型コロナウイルスはまだ終わりが見えないですね。感染の再拡大が懸念される度に、今回のような暴落が起きるのでしょうか。

 

まあ、個人的にはちょっとほっとした面もあります。あまりに株価上昇が続いていたので、正直気持ち悪かったです。

 

大統領選挙があるので、今後も株価上昇が基本路線だと思いますが、今回のような大幅下落も起こりうると頭に入れておきます。

 

今回、1日で$1,800下げましたが、元々株高だったので割安感がありませんでした。今のままだとなかなか投資できないので、資金に余裕が出てきたら、少々高くても投資するかもしれません。

 

ただ、(ほしいけど)ハイテク株は高すぎるので、バリュー株(配当株)やS&P500 ETFを狙いたいと思います。

以上

 

◆参考文献

1)Bloomberg, "Fertilizer Plunge May Be a Sign U.S. Farmers Planting Less Corn"

https://finance.yahoo.com/news/fertilizer-plunge-may-sign-u-202621702.html

2)Seeking Alpha, "Volatility still on the menu in restaurant sector"

https://seekingalpha.com/news/3582677-volatility-still-on-menu-in-restaurant-sector

3)Seeking Alpha, "Consumer spending improves, but doesn't rise, in May: Mastercard"

https://seekingalpha.com/news/3581999-consumer-spending-improves-doesnt-rise-in-may-mastercard

6/11の株価暴落の背景

6/11付のCNBCの記事を読みました。6/11の株式市場暴落の背景について解説しています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・6/11、NYダウ平均は6.9%、S&P500は5.9%、ナスダックは5.3%下落。3/16以来の大幅下落となった。アメリカ経済再開から伴う、感染者数の増加に対する投資家の懸念が高まっていることが理由。

<グラフ1>2020年のNYダウ平均下落幅ランキング

f:id:investmentandsecondjob:20200612080631p:plain

(出典:FactSet)

・投資家は市場での心理を試されている。最近の新型コロナウイルスの入院患者数増加、及びFRBの厳しい見通しにトレーダーは注目している(KKMフィナンシャル、アメリカの投資助言会社)。

・株価はここまでかなり速く上昇してきており、おそらく市場は先走ったという感覚(KKMフィナンシャル)。

・迅速な経済活動再開への期待から、トレーダーは航空株、クルーズ客船株、小売株をここ数か月間購入してきたが、6/11に投げ売った。

・感染第2波への懸念は上昇中。テキサス州では入院患者数が3日連続で過去最高値を更新。カリフォルニア州にある9つの群では、感染者数や入院患者数が急上昇。

アメリカは経済を再度停止することはできない(ムニューシン財務長官)。

・最近の抗議活動は感染の波を刺激すると投資家は懸念する。弱い経済、収益成長のリスクは増加している(Evercore ISI)。

アリゾナ州テキサス州は第一波からも抜け出せていない(前FDAコミッショナー)。

・6/10、FRBが2020年のアメリカ経済は6.5%縮小すると述べたことも、6/11の大幅下落に繋がった。FRBはまた、2022年末まで現在の低金利を続ける計画。

アメリカの経済再開はまだ初期段階であることをFRBは理解している。現時点でフォワドガイダンスは時期尚早(アリアンツインベストメントマネジメント)。

 

6/12(日本時間)は朝起きてビックリしました。NYダウが大幅下落、$1,000は大きく超えて、$1,800超の下落です。やっぱりいつどうなるかさっぱり読めません。

 

変わって、6/12は$400超の上昇です。これから上がるのか下がるのかわかりませんが、警戒はしておきます。

 

あまり気にしていませんでしたが、アメリカでは、まだ特定の地域で新型コロナウイルスの感染者数は増加、入院患者数も増えているんですね。

 

株価へどこまで影響するかですが、経済活動を止めない限りは、2月、3月のような暴落は起きないと感じます。

 

このまま経済活動を続けてほしいですが、各地の州知事、市長はどう判断するかわかりません。

 

日本は終息方向なのであまり実感ありませんが、アメリカはまだ大変そうです。経済活動は止まらなくても、企業収益には大きく影響してくるかもしれません。新型コロナウイルに関しては、世界に目を向けてニュースを見ておかないと足元をすくわれるかもしれません。気を付けます。

以上

 

◆参考文献

CNBC、"Stocks suffer their worst day since March, with the Dow plunging more than 1,800 points"

https://www.cnbc.com/2020/06/10/stock-market-futures-open-to-close-news.html

ここまでのアメリカ経済の回復推移(データ付き)

6/7付のCNBCの記事を読みました。アメリカの各州で経済活動が再開されています。その進捗状況をグラフを基に解説する内容です。以下要約です。

 

◆要約

アメリカ経済は回復に向けて進行中。以下5つのグラフはその進捗状況を追跡する。

・下記グラフ1はApple Mapsのナビゲーションの利用件数推移を示す。車の運転、徒歩のための検索は上昇傾向。しかし、乗り換え検索は未だ50%以下。感染を避けるため、人々は電車、バスの使用を控えている。

<グラフ1>Apple Maps、アメリカでのナビゲーションの利用件数推移

f:id:investmentandsecondjob:20200610220848p:plain

(出典:Apple、20年1月13日起点)

・人々はレストランの予約サイト、アプリへも回帰。オンライン予約サービスを提供するOpenTableによると、現在のレストラン予約数は昨年と比較し、80%減(下記グラフ2参照)。

<グラフ2>アメリカのレストラン予約件数推移

f:id:investmentandsecondjob:20200610221018p:plain

(出典:OpenTable)

・ホテルの稼働率は現在40%程度(STR、ホテル業界の調査会社)。旅行者に人気のあるニューヨーク市アトランタ市では稼働率が40%を超える。しかし、ハワイのオアフ島、フロリダのオーランドなど、同じく人気のあるこれらの土地では、稼働率が未だ低いまま。

<グラフ3>アメリカのホテル稼働率推移

f:id:investmentandsecondjob:20200610221123p:plain

(出典:STR)

・空港利用者は昨年比較で80%以上減少。5月、6月に入っても増加率はわずか(下記グラフ4参照)。

<グラフ4>アメリカの空港利用者数、前年比増加率推移

f:id:investmentandsecondjob:20200610221202p:plain

(出典:TSA)

・住宅ローン申込件数の最近の急上昇は、これまで積みあがっていた需要が影響している可能性がある(住宅ローン銀行協会)。申込件数は前年比20%増に近い。また、混雑した都市から郊外への移住需要の可能性も。

<グラフ5>戸建て住宅、住宅ローン申込件数、前年比増加率

f:id:investmentandsecondjob:20200610221244p:plain

(出典:Mortgage Bankers Association Purchase Index) 

 

5つのグラフから、アメリカの経済活動が徐々に回復しているのが見て取れます。まだまだこれからですが、経済活動再開は許可されたばかりなので、仕方がありません。

 

経済活動が100%復活した時、利用者がどの程度戻っているのかが気になります。

 

電車やバス、飛行機の利用者数が元に戻らない場合、世の中のお金の動きは大きく変わりそうです。

 

飲食店はしばらく厳しそうです。ソーシャルディスタンスを考慮すると、お客の数は半減してしまいます。これでやっていけるんでしょうか?スターバックスも既存店を400店舗閉鎖、代わりにテイクアウト専門店を開くというニュースが報道されていましたし、この業界は短期的には大きく変わっていきそうです。

 

住宅ローン申し込みが急増している要因は謎ですね。記事が指摘するように、需要が後ろにずれたのか、郊外需要が伸びているのか、はたまた低金利が影響しているのか。続報を待ちたいです。

 

今後、急激に経済活動が復活するのか、または時間がかかるのか、予想するのは難しいです。時間がかかりそうな気がしますが、大統領選挙を控えていますので、現政権の追加の景気刺激策で短期的に回復するかもしれませんし。引き続き、日々のニュースをチェックしていきます。

以上

 

◆参考文献

1)CNBC、"Five charts that track the U.S. economy amid reopening progress"

https://www.cnbc.com/2020/06/07/five-charts-that-track-the-us-economy-amid-reopening-progress.html?&qsearchterm=five%20charts%20that%20track

2)日経新聞、"米スタバ、持ち帰り専門店を出店 コロナ受け業態転換"

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60221130R10C20A6000000/

ウォルマートは低リスク。将来の成長は?(分析記事)

ウォルマートの分析記事を読みました。3/31付のSeeking Alphaのものです。筆者は同銘柄に対し、中立的です。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・世界にウォルマートの店舗は約11,500店ある。アメリカは5,542店、海外は6,146店。売上は海外と比較し、アメリカは3倍近い。アメリカ国内と違い、同社の海外部門は規模の経済が機能していない。

・ターゲット(TGT)と比較すると、一都市当たりの店舗数はウォルマートが多い。そのため、広告でも規模の経済は働く(下記グラフ1参照)。

<グラフ1>売上に対する広告費の割合

f:id:investmentandsecondjob:20200607201849p:plain

(出典:Wallmart Annual Report)

ウォルマートは国内外での店舗販売(Bricks&Mortar、International)、Eコマース(E-Retail)、会員制の卸売販売(Sam's Club)、3つの事業を展開する(下記表1参照)。

<表1>事業毎の競争力

f:id:investmentandsecondjob:20200607210158p:plain

(出典:Seeking Alpha)

アメリカのE-Retail市場ではアマゾンが50%のシェアを持つ。ウォルマートは4位の3.7%。ウォルマートの市場は競合が多い(下記表2参照)。

<表2>ウォルマートの競合他社

f:id:investmentandsecondjob:20200607210226p:plain

(出典:Seeking Alpha)

・グラフ2はウォルマートの事業部別の売上比率を表す。

<グラフ2>事業別売上比率

f:id:investmentandsecondjob:20200607214837p:plain

(出典:Walmart Annual Report)

・10年超、ウォルマートアメリカ店舗の年間平均成長率は2.5%。海外は2.2%、Sam's Clubは2.1%。海外の成長率は低下傾向(グラフ3参照)。 

<グラフ3>事業別成長率

f:id:investmentandsecondjob:20200607220613p:plain

(出典:Walmart Annual Report)

・海外部門はまた、利益が最も少ない(下記グラフ4参照)。

<グラフ4>事業別ROIC(投下資本利益率)

f:id:investmentandsecondjob:20200607221332p:plain

(出典:Walmart Annual Report)

・2019年、オンラインの売上は37%成長したものの、長期的に成長率は減少傾向。その他重要指標も低下傾向(下記グラフ5参照)。

<グラフ5>ウォルマートの成長率

f:id:investmentandsecondjob:20200607224014p:plain

(出典:FactSet)

・2016年から、ウォルマートの営業利益率は大きく減少傾向にある。競合のアマゾンは5.3%、ターゲットは6%。アマゾンは(30%の営業利益率を誇る)AWSクラウドコンピューティングサービス)の存在が大きい。

<グラフ6>営業利益率推移、ウォルマート vs. アマゾン

f:id:investmentandsecondjob:20200608072235p:plain

(出典:FactSet)

・小売業の営業利益率は品揃えにより変わる(下記グラフ7参照)。

<グラフ7>同業他社の営業利益率

f:id:investmentandsecondjob:20200608072918p:plain

(出典:Seeking Alpha)

ウォルマートの強みは参入障壁の高さ、規模の経済、そして顧客を繋ぎとめる力。ただ今日、同社の全盛期は過ぎている。

・低価格で勝負する新たな競合の存在も。アルディ(非上場)はウォルマートよりも18%程度安価に販売する(下記グラフ8参照)。

<グラフ8>40種の同一商品の合計販売価格推移比較

f:id:investmentandsecondjob:20200608081834p:plain

(出典:CNN)

 ・リターンは配当利回り、企業自身の成長、経済成長から構成される。私(筆者)の計算によると、ウォルマート配当利回りは年2.2%(下記表3参照)。10年だと5%に近い。

<表3>配当利回り

f:id:investmentandsecondjob:20200609075912p:plain

(出典:Seeking Alpha)
・企業自身の成長を算出するにはいくつか方法がある。売上、EBIT(利息、税引前利益)、PP&E(有形固定資産)の10年間の成長率平均を取ると、1年当たり0.5%(下記表4参照)。

<表4>1年当たりの成長率

f:id:investmentandsecondjob:20200609080016p:plain

(出典:Seeking Alpha)

・ROICを使って算出すると、1年で-0.1%。10年だと3.4%)。

<表5>1年当たり、及び10年間の成長率(ROIC使用)

f:id:investmentandsecondjob:20200609080134p:plain

(出典:Seeking Alpha)

配当利回りウォルマート自身の企業成長を合わせると、10年で期待できるリターンは2.7%~8.4%。

・以下はウォルマートのEV/EBIT(営業利益倍率)。EV(企業価値)がEBIT(利息、税引前利益)の何倍かを表すもの。最近は過去よりも大きく上昇しており、高い倍率はリターンを圧迫する。

<グラフ9>ウォルマートのEV/EBIT推移

f:id:investmentandsecondjob:20200608230641p:plain

(出典:Seeking Alpha)

・平均よりもリスクは少ない、また短期間だけという観点ではウォルマートへの投資は理にかなっている。あなたが大きなリターンを期待する長期投資家なら、ウォルマートはその他銘柄よりも興味を起こさせるように見えない。

 

リスクは少ないが、長期的な成長はいまいち、という筆者の主張は納得できます。今の販売システム、長年培ってきた各仕入れ先との関係は強みになりそうです。

 

成長率、営業利益率が低下傾向というのも、記事内でたくさん使われているデータから見えてきます。それだけ競争が激化していると思われます。

 

安定している企業なので、配当率が高ければ良いですが、現在1.78%と魅力は少ないです。筆者が言うように悪くはないですが、買うならウォルマートよりもその他銘柄を選びたくなります。

 

営業利益率が低下している点が特に気になります。今後、競争はさらに激しくなっていきそうなので、新たな収益源を見つけてほしいです。ニュースでは同社の様々な試みが報道されているので、今後の新事業には期待したいです。 

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha, "Walmart Overpriced For Growth"

https://seekingalpha.com/article/4335207-walmart-overpriced-for-growth