6/4付の日経ビジネスのインタビュー記事です。みずほフィナンシャルグループ(以下みずほFG)の社長が、今年度より副業を解禁したいとう発言をされていました。以下インタビュー内容の要約です。
◆要約
・みずほFGは社員の副業、兼業を容認する人事制度を今年度から導入する。
・理由は社員個人の働くことに対する意識の変化。
・社会保障も不安、平均寿命も延びている。
・金融の知識だけでは顧客のニーズに対応できない。今の(終身雇用を前提とした)人事制度では対応不可。
・ 出向は今後シニアだけでなく、若手行員も対象。
カッコよくいうと、社外で金融以外のスキルを身に着け、それを銀行に持ち帰り、新しい事業創出に活かす仕組み、ということでしょうか。同様のニュースを共同通信等、他社も報じていましたが、「銀行にスキルを持ち帰る」という点が、私が読んだ日経ビジネスの記事では明確に言及されていないような。たまたまかもしれませんが。
世の中、副業容認の流れですね。国や企業はかっこいいこと言っていますが、要は支えきれないので、個人でがんばってねということだと思います(^ ^;
今、以下のような流れで日本は動いていると感じます。
日本経済が弱くなっていく
↓
国は国民を支えきれない、企業も社員を支えきれない
↓
年金支払額を減らすため、企業に社員を60歳を超えても雇ってもらう
↓
ますます企業は社員を支えきれない
↓
個人の自己責任で今後は稼いでもらう(資産運用、副業)
↓
変わらず企業は社員を支えきれないまま
↓
社員を解雇しやすい制度を国が作る
↓
ますます個人の自己責任でがんばらないといけない
雇われ側としては厳しい状況ですが、 国や企業、支える側のことを思うと、仕方がないのかなと感じます。いやですけど(><) 近い将来、社員を解雇しやすい制度ができるのは既定路線かな。ニュースを見ていると、終身雇用は限界だという発言もちらほら出てきます。この間、トヨタの社長もおっしゃっていましたね。
「いつでも社員を解雇できる制度」はいつできますかね。10年後?そこまで待てないか。5年後くらい?ちょっと早いような気がしますけど、それくらいの覚悟を持っていた方がいいかも。
私が勤める会社はまだ副業を容認していません。ただ、世の中の動きに追従していく傾向があるので、近い将来、副業容認となるような気がします。となると、副業容認=給料は上がりませんよ、ボーナスも期待しないでね、というメッセージに私は聞こえます(^ ^;
私はどうしようかな。。。スキルを磨くことをまずは意識したいです。社内、社外で必要とされる人間にまずはなりたいです。他人と差別化できる能力、あるかな(^ ^; 考えてみます。
以上
◆参考文献
日経ビジネス、みずほFG社長「今年度から副業解禁したい」