昨日の日本経済新聞に、ROA(総資産利益率)が高い企業のランキングが掲載されていました。ROA(%)は当期純利益÷総資産×100で算出されます。会社が保有する資産でいかに効率的に利益を生み出しているか、ということがわかる指標です。普段、私は全く意識していません(^ ^;
以下、ランキングと記事の要約です。
◆ROAランキング Top20、2018年度(Quick・ファクトセット調べ)
No. |
企業名 |
|
1 |
ノボノルディスク |
36.5% |
2 |
エヌビディア |
33.8% |
3 |
ヒンドゥスタン・ユニリーバ |
31.9% |
4 |
31.8% |
|
5 |
タタ・コンサルタンシー・サービシズ |
27.4% |
6 |
インテュイット |
26.2% |
7 |
ホーム・デポ |
25.1% |
8 |
24.3% |
|
9 |
貴州茅台酒 |
24.2% |
10 |
23.5% |
|
11 |
23.5% |
|
12 |
TJX |
21.6% |
13 |
S&Pグローバル |
20.7% |
14 |
19.9% |
|
15 |
コルゲート・パルモリーブ |
19.3% |
16 |
19.1% |
|
17 |
ITC |
17.8% |
18 |
マクドナルド |
17.8% |
19 |
CSL |
17.4% |
20 |
宜賓五粮液 |
17.3% |
◆要約
・上位20社の内、アメリカ企業は12社(IT企業、ブランド力が高い企業等)。
・上位のIT企業は無形固定資産を抱えているのが特徴。
・ブランド力が強いと値上げもできる。
・日本企業は100位以内で4社のみ。最上位は39位のキーエンス。
・日本企業の平均ROAは3%弱。アメリカは6%程度と大きな差がある。
・世界レベルでのシェア獲得、及び事業の選択と集中が日本企業には必要。
私が保有している銘柄はHome Depo、McDonald'sが入っていました。タバコ銘柄のPhilip Morrisが入っているんですね。あら、Altriaは? 傘下にビールやマリファナ、電子タバコ企業を抱えているので、数値が下がっているんでしょうか。
Coca Colaもいませんね。原価なんか安いものだと思うのですが。。設備に投資が必要なのか、それ以上にこのランキングに入っている企業が稼いでいるのか。。。なんか、色々調べたくなってきます。
ブロードコムは私が買いたい銘柄の1つです。リターンが凄すぎます。ただ、値動きが大きく、景気後退に入ると値が大きく下がりそうで、いつ買おう?と考えているところです。
聞いたことがない企業もちらほらと。アメリカの株式市場では買えないのかな?いつもアメリカかしか見ていないので、こういうランキングを見ると勉強になります。
私はこれから企業分析について知識を深めていきたいので、ROAのような指標に1つ1つ触れていきたいですね。学ぶ、と言うとしんどくなるので、今回のようにニュース等を読んで少しずつ取り入れていきたいと思います(^ ^;
あと目についたのが当ランキングのデータの出所は「Quick・ファクトセット」ということ。Quickってどこかで聞いたことがあるなと思いました。たしか、テレビ東京で朝に放映されているモーニングサテライト?と思って、今日の朝、番組を見ていると出てきました!あの「さきちゃん」が登場する場面です。
「さきちゃん」はAIロボット(CG?)です。当日の日本株式市場の値動きを予想してくれます。その予想の材料に使われているデータをQuickが提供しているとのこと。キャスターが説明してくれています。
ブログを書いていると、次の日は何を書こう?とネタを探す毎日です。そうすると、行動、視野が広くなり、(今回のQuickのように)今まで目に留まらなかった情報にも気づけるようになってきました。株式投資をやっているだけではこうはなりませんでした。時間を確保するのは大変ですが、改めてブログを始めてよかったと思いました。
以上
◆参考文献
日経新聞、「高い経営効率示す米企業、ブランド力・知財を武器に」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45777880W9A600C1DTA000/