例の2,000万円問題以降、NISAへの申し込みが急増しているとのこと。日経新聞の記事です。以下要約です。
◆要約
・老後の生活資金が2,000万円不足するという金融庁の報告書が発表された後、楽天証券ではNISA(少額投資非課税制度)への申し込みが6月第3週(10日~14日)は前月比1.7倍、iDeCo(個人型確定拠出年金)が1.8倍。
・SBI証券では口座開設申し込みが同報告書発表後、前週比15%増。つみたてNISAが30%増。
・6/17夜に開催されたファイナンシャルアカデミー主催の「老後に2000万円は本当に必要か緊急会議」セミナーには144名が参加(定員は36名)。
・ファイナンシャルプランナー主催のセミナー、個別相談申し込みも通常より4割増。
・ただし、銀行、証券会社への来客数は目立って増えていない。利便性からユーザーはネット証券を選択しているという分析。
・リスクや手数料の明確化、各種優遇制度の恒久化が今後の課題。
データを見ると、確かに株式投資家が増えている様子です。同じ株式投資仲間が増えるとうれしいですね。この状況が続くと良い流れになりそうです。
ただ、変な投資商品には引っかかってはほしくないですね。対面の銀行や証券会社は高い手数料の商品を宣伝しているという印象です。営業はやっぱり、その組織が売りたい製品を紹介してくるので、注意が必要です(^ ^; ついこの間も郵便局が取り扱う「かんぽ生命」が問題になってましたし。
そのためには自分で調べて投資商品は選択してほしいです。わからない、面倒だと、人に丸投げしてしまうと、騙される、搾取される可能性が高くなってしまいます。
まあ、丸投げしたい気持ちはわかります。ちょっと調べればわかるのですが、初めの一歩が大変です。私も最近では、証券口座を開設する時、ブログを始めるとき、ブログ運営で色々つまづいたとき(今もよくわからないことがたくさんありますが)、丸投げしたくなりました。新しいことをやろうとすると、エネルギーが必要ですもんね。
私の周辺では、(持株会以外で)株式投資をやっているよ、という声をまだ聞いたことがありません。私の行動範囲が狭いからかもしれません。あえて人に言わないだけかな?私も自ら積極的に言っていませんし。
今回、金融庁の報告書がきっかけで、株式投資が盛り上がりを見せています。これが金融庁(政府も?)の狙いだったのでしょうか?今、働き方改革→勤務時間短縮→自己啓発、副業という流れが出始めています。今後は国に頼らず個人でなんとかしてねという国のメッセージだと思いますので、今回の報告書騒動で、個人が投資に興味を持つ流れが続くことを期待したいです。私もがんばります。
以上
◆参考文献
日経新聞、"「2000万円」問題で動く個人 ネット証券に申し込み急増"
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46543460V20C19A6EE9000/?n_cid=TPRN0026