ZOZOを運営するスタートトゥデイの社長である前澤氏のインタビュー記事です。
◆要約
・会社には前澤氏の机、PC、Emailアドレスがない。出社も週3日。
・仕事は「社員やその家族のために頑張ろう」ではなく「好きなことをただ楽しみながら」
・前澤氏は子供の頃から凝り性、人と競争するのは嫌い。
・高校の入学式の時、周りは黒のローファーなのに赤のスニーカーを履く。制服があるのに私服を着たり、別のクラスの授業に出席したりと「特殊な子」だった。
・みんなと同じレールはいや。その先には無限の競争がありそうと考えていた。
・バンドでメジャーデビューするも、制限事項が増え、「これではサラリーマンと同じ」と思い、バンド活動に飽き始める。
・海外から輸入した洋楽のCDやレコード販売を始める。これがZOZOの母体。
・売上、利益の成長には興味ない。楽しみながら働ける会社を作りたい。
・稼ぐために仕事をするのは間違い。仕事は一種の余暇活動。
・当初はシステム開発を外注。ニーズが合わなくなってきた時、自身で開発。秋葉原で買った本を参考にした。開発は結構簡単だったとのこと。
・CD、レコードの次には、自分たちが好きな洋服の販売開始。このサイトが今のゾゾタウン。
・会社は競争無し、ボーナスも一緒、サボりもOK。好きなことをやる、楽しむことが大事。
・従業員の業績評価は無駄。それよりも人の役に立つことを考える。
前澤氏の考え方を聞いたのは初めてですが、すごく新鮮で、読んだ後はスカッとした気分になりました。
現に結果を出しているから説得力もあります。思うだけならたくさんの人ができていますが、バンドでメジャーデビュー、さらにその後、ビジネスも成功させ、今や大金持ちです。
競争無し、ボーナス一緒とか、他の企業ならあり得ないです。オーナーであるからこそ、自分で会社の文化を作れるので、ここまで実行できるんですね。
ウェブサイトも自身で作るってすごいですね。本だけで。しかも、ただ閲覧してもらうだけのウェブサイトではなく、ECサイトです。私には遠い世界なので、余計に感心します。
あと前澤氏のご両親もすごいです。上の要約には記載しませんでしたが、高校時の前澤氏の姿を見て、ご両親は「大学は行かなくてよいから、高校だけは卒業しろ」と言ったそう。
普通なら子供にあれこれ言って、行動に色々制限を付けそうですが、前澤氏の判断に任せているご両親には感服します。当時のこのご両親の判断があったからこそ、今の前澤氏があるような気がします。
前澤氏の考え方は世間とは異なるとは思いますが、これだけ異なる考え方だと逆に新鮮です。今まで気が付けなかった発見もあります。業績評価なんて確かに無駄ですね(^ ^;
最近、ネットや本屋さんでは、会社に依存しない働き方、生き方を目指そう、みたいな情報をよく見かけるような気がします。
そんな中、今回の前澤氏のインタビュー記事を読むと、私もできるだけ会社に依存せず、自分の好きなことをやって生活していきたいなんて思います。前澤氏のような気持ちで働けるのが理想です。
19年4月から働き方関連法が施行され、私が勤務する会社でも残業時間に対し、規制が入るようになりました。私はこれをきっかけに残業時間を減らしています。
会社に捧げる時間を減らしている、といった方がいいですかね。仕事は時間を減らした分、効率を上げる必要があるので、今は結構きついです。それでも業務終了後に色々やりたいことがあると、がんばれます。
勤務時間を減らすと、結構時間ができますね。今まではなんだったんでしょう(^ ^; ちょっと会社に貢献しすぎました。この新たに確保した時間を大切に使っていきたいです。
以上
◆参考文献
1)Nikkei Style "「競争は嫌い」出社は週3日、前沢流の粋な働き方"
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO99043180Q6A330C1000000/
2)Nikkei Style "働くなんて「余暇活動」でいい ボーナスは同じ"
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO99044530Q6A330C1000000?channel=DF180320167075&nra