株価が大きく下がりましたね。NYダウ平均は2.90%、Nasdaqは3.47%の下げ幅です。今回の下げは(利益確定のための)調整も入っているのかな。今後の見通しを述べた記事がロイターに掲載されていましたのでご紹介します。
◆要約
・決算シーズンが終わり、次のFOMCは9/17-9/18と、目先はニュースなし。そのため、今回の調整は長引きそう。最低5~10%の下げを想定。次回FOMCまでの株式投資の材料は貿易。ボラティリティが高くなると見込んでおり、ディフェンシブに、またキャッシュポジションを上げたい(アリアンツ・グローバル・インベスターズ(ニューヨーク)の米国投資ストラテジスト)。
・中国の事実上の通貨切り下げが影響。通過戦争の始まりで、貿易戦争は激化する。今回の通貨切り下げと、アメリカからの農産物輸入停止により、株価がさらに下がる可能性も(スパルタン・キャピタル証券(ニューヨーク)の首席市場エコノミスト)。
・株価の大幅な調整に要注意。調整の期間は、貿易戦争の深刻度、及びFRBの対応次第。2020年には大統領選も控えており、トランプ大統領は株価の長期間の調整を望まない(プリンシパル・グローバル・インベスターズ(ロンドン)の首席ストラテジスト)。
・アメリカ経済の柱であったサービスセクターの指標が悪化したことが、大幅下落の要因。同セクター、及び製造業がさらに悪化すれば、年明けからリセッションに陥る可能性も。中国の通貨切り下げで、貿易戦争は新たなステージへ。近い将来、アメリカと中国が合意する可能性はさらに低下(エコノミック・アウトルック・グループの首席グローバルエコノミスト)。
アメリカの株価はまだまだ下がりそうですね。識者の見解を聞いていると、株価下落がいつまで続くのか不透明なところが私は不安です。
アメリカと中国の貿易協議は、これまで前進後退を繰り返してきましたが、今回はどうですかね。後退したままだと、株価も低迷、大統領選挙に都合が悪いので、トランプさんがなんかやってくれるのではと期待しています。
今朝のモーニングサテライトでは、アメリカの識者が「トランプ大統領が株式市場を安心させるコメントを出すのがまずは第一」と言っていました。
確かにこれまでも、株価が下がった時は、トランプさんのコメントで同市場が持ち直してきました。私もトランプさんのコメントを期待していますが、現状を打開する手立てはあるのでしょうか。
私はトランプさんの中国との交渉のやり方にも関心をもっています。無礼に振る舞う時もありますが、その裏には何か目的があって行動していると私は信じでいます(^ ^; 優秀な方だと思いますので。よって、今後のトランプさんの行動には注目しています。
株価はまだ下がると判断し、しばらく様子見ですね。株価があまり動かなくなってきたら、追加投資しようかな。一気に持ち金を使うのではなく、小分けにして。投資してから、さらに下がる可能性もあるので。
今回は私の保有銘柄も軒並み下がっているので、この機会に、いつも高いMaster CardやVisaを狙おうかな。
以上
◆参考文献
1)ロイター、"米株安:識者はこうみる"
https://jp.reuters.com/article/usstock-insights-idJPKCN1UV231
2)ロイター、"米株安こうみる:警戒必要、貿易戦争は新たな段階に=エコノミック・アウトルック"