先日、アーリーリタイアして幸せですという方のニュース記事を読み、ブログに書きました(以下URL)。
https://www.investmentandownbusiness.com/entry/2019/07/25/151039
逆に後悔した方の話を聞きたいなと思っていたところ、ちょうど適当なニュース記事を見つけました。8/7付のCNBCの記事です。以下要約です。
◆要約
・より早く仕事を見つけ、より早く裕福になり、より早くリタイアしたいというのが、30代前半の私の考えだった。
・2012年、リタイア。$3Mの資産は毎年$80Kの収入を生み出している。長い通勤時間、週60時間の勤務、社内政治から解放され、家族(妻と息子)と好きなことができる。
・ただし、完ぺきではない。もしリタイア前に戻れるなら、
①(仕事の退屈さから脱却するため)同じ会社の別のオフィスで働く。
②(子供が生まれた従業員に対する福利厚生が手厚かったため)退職する前に子供を授かる。
③(今のブログサイトの成功をより大きなものにするため)ブログを書くことに、より多くの時間を注ぐ。
④2012年により多くのリスクを取って、不動産、株式、債券に投資する(投資していれば、年間のリターンが最低$20K増えた)。早くリタイアしすぎたことで、リスク回避型の思考になった。
⑤(自分で会社を立ち上げられる可能性を高めるため)別の業界で働く。
・アーリーリタイアを考えている人は、1)少なくとも40歳までは待った方がよい、2)仕事に疲れたら長期休暇を取ればよい、3)計画よりも20%多い収入を毎年得られるよう、資産を持つ、4)リタイア後、生まれる多くの時間を何に使うか考える。
この記事を読んだ感想ですが、おいおい、それくらいリタイアする前に気付けないのかと、突っ込みたいところも多かったです(^ ^;
34歳リタイア時に$3Mもの資産を確保した方なので、仕事はよほど厳しかったのでしょう。私なんかには想像できないレベルで。ですので、仕事以外のことに考えを巡らせることはしなかったのかもしれません。
目の前の仕事は苦しい、配当金はあるので、アーリーリタイアしたいというのは多くの人が考えそうですね。私も思います。
ただ、実際に仕事がなくなると、私の場合、物足りない毎日が続きそうです。リタイアした後、何に時間を費やすかですよね。私には仕事の代わりに時間を費やせることは何もないので、仕事を続けます(^ ^;
アーリーリタイアしたことでリスク回避型になったというのは共感できます。この記事の筆者はリタイア前から「Financial Sumurai」というブログサイトを運営しています。このサイトはお金も生み出しています。
同筆者は現在42歳です。まだ若い、これからと思うのですが、それでも筆者は、老いを感じ、疲れを感じ、今から挑戦してみようという気にはなかなかなれないようです。
もし、私がアーリーリタイアしてしまったら、同じようにリスク回避型になってしまいそうです。資産運用に失敗してしまったら、収入が減る、場合によっては生活が苦しくなってしまいます。会社勤めを再開しようにも、一度社会から離れているので、給料は下がる、また、以前と同じ気力で働けるかどうか。。
となると、(会社勤めを再開しなくてもいいように)失敗しないように資産運用をします、結果リターンが少なくなります。
リスク回避型になるかもよ、というこの記事の指摘はよかったです。心に留めておきたいです。会社から受け取る定期収入は大切ですね。仕事は楽ではありませんが、リスク分散と考え、私は(たぶん)定年まで働き続けたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC, "I quit my job at 34 with $3 million—here are my 5 biggest regrets about early retirement"