フリーランスとして働く人の国別成長率ランキングを紹介する記事がありましたので、ご紹介します。以下要約です。
◆要約
・2019年、アメリカの単発仕事市場(gig economy)は過去最高の伸び。フリーランサーの収入は前年比でプラス78%の成長。ランキングの1位。
・続いてイギリスの59%、ブラジルの48%成長が続く。アジア地域の伸びも目覚ましく、トップ10に占めるアジアの成長率を合計すると138%。
・これらの伸びはフリーランス業の実現可能性に対する考え方が進歩したため。勤務時間は柔軟で、上司からの監視もなく、自身で事業を立ち上げたい人にオフィスは不要。
・フリーランサーの年齢層は幅広いが、参加人数(売り上げも)は若い世代が多い。これは、技術的なことに関心があるのか、あるいは組織で働くことにこだわりがないせいかもしれない。
・35~44歳の稼ぎが多い。同年代がフリーランス人口に占める割合は23%だが、その年代の売り上げはフリーランス業界の32%から成る。
・フリーランス業で成功するカギは、1)過去の役職ではなく、スキルを強調。2)自分の成果物には過去の雇用者、及び契約内容も併記。3)自身のネットワークを活かす。
◆(成長率の)ランキング
1 |
Uniterd States |
78% |
2 |
United Kingdom |
59% |
3 |
Brazil |
48% |
4 |
Pakistan |
47% |
5 |
Ukraine |
36% |
6 |
Philippines |
35% |
7 |
India |
29% |
8 |
Bangladesh |
27% |
9 |
Russia |
20% |
10 |
Serbia |
19% |
(出典:Payoneer)
◆年齢別参加人数(左)、及び売り上げ(右)
(出典:Payoneer)
副業、フリーランスという言葉は最近、日本でも良く聞きますが、世界規模で見ると、まだトップ10に入るほどではないんですね。
技術は日々進歩、日本でも考え方は多様になってきているので、世界に続き、日本でもフリーランスのような個人事業主が増えていきそうです。
フリーランスというのは憧れますね。世の中、権力を持っている人間が強いので、雇われている立場だと、大株主、経営者、上司など、どうしても上の権力者には勝てません(^ ^;
海外のアーリーリタイアした方のネット記事を読むと、保有資産からの配当、加えてフリーランス業からの収入で生活している方が多いです。
ちょっと話はそれますが、今朝の「がっちりマンデー」でサイボウズという企業のことが紹介されていました。以前の同社は離職率が高く、社員の定着率を高めるため、社内の規定を色々と緩和したとのこと。
緩和された規定の1つが副業容認で、同社社員の方の1人が副業としてパソコン教室を運営しているという話が紹介されていました。その方は確かお昼の12時に仕事を切り上げ、パソコン教室に向かっていました。
副業はフリーランスとはちょっと違いますが、フリーランスより圧倒的にリスクは低くく、雇用主への依存度を減らしたい人にも向いています。私が勤務する会社も人手不足の状態で、年々厳しくなっていっているのを感じます。そのため、副業解禁の可能性もあるのではと思っています。
フリーランスとして働けたら理想です。が、とても私にはできると思えません(^ ^; 自分の立場をわきまえます。一方、副業は誰でもできるので、会社が副業解禁を決めた時に備え、ほんのちょっとだけ頭の片隅に、「なんか副業できないかな?」という考えを持っておきたいと思います(^ ^;
以上
◆参考文献
CNBC, "The 10 countries with the fastest-growing earnings for freelancers"