10/8付のCNBCの記事を読みました。大統領選挙に立候補されている民主党上院議員、エリザベス・ウォーレン氏に関する記事です。同氏の支持率が上がるにつれ、特定のセクターの銘柄が影響を受けているという内容です。以下、記事の要約です。
◆要約
・直近の銀行株の低迷はウォーレン補正の影響(米投資銀行オッペンハイマーの銀行アナリスト)。
・ウォーレン上院議員の支持率が上昇中。公約で同氏が規制を検討している産業が影響を受けている。エネルギー、ヘルスケアセクターも影響を受ける(Wall Streetのアナリスト)。
・ウォーレン大統領が実現すると、多くの産業、まずはテレコム産業、が規制されるリスクが高まる(リサーチ会社MoffettNathanson)。
・また、別の専門家(米投資助言会社Omega AdvisorsのCEO)は、ウォーレン上院議員、もしくはサンダース上院議員がトランプ大統領の対立候補になったら、株価はこれ以上上がらないと考える。1年間ベアマーケットが続き、株価は25%程度下がるだろう(同氏)。
・ウォーレン上院議員は資本主義に否定的。同氏が推進する「Stop Wall Street Looting Act」という法案は、プライベートエクイティ産業を規制しようとターゲットにする。
・ウォーレン氏が大統領に選ばれたら、株式市場にはかなり悪い影響が出るだろう(米市場調査会社Seven Report Researchの創立者)。
・一方、ウォーレン氏が大統領になった際、恩恵を受ける分野も。学生ローン残高の削減や賃金の上昇、(大手ハイテク企業の分社化により)中小企業など。何れも同氏キャンペーンの要点になっている。
意外に面白い記事でした。ウォーレン上院議員はWall Streetに嫌われているようです。上の考え方が変わったら、その組織の運営方針も変わるので仕方がありませんね。企業と同じです(^ ^;
大統領選挙はなかなか面白そうです。選ばれる大統領によって、各業界が受ける影響は結構違うんですね。同選挙なんてほとんど関心がありませんでしたが、ちょっと興味が湧いてきました。
結構、色んなセクターが悪影響を受けるようです。この記事内で挙げられているのは、金融、エネルギー、ヘルスケア、テレコム、ハイテクです。
ウォーレン大統領が実現したら、私のポートフォリオも結構やられそうです。規制が悪いことだとは言いませんが、短期的にはリターンは期待できそうにありません。
でも、株価が下がるなら、株を安く買えるチャンスですね。また、同大統領が実現することで、上昇するセクターはなんでしょうね。この記事の中には、株価は下がるということしか書いていません(^ ^; 恩恵を受ける業界もどこかにあるのかな?また、調べてみたいです。
以上
◆参考文献
CNBC、"Another theory on why stocks are under pressure lately: The ‘Warren correction’"
https://www.cnbc.com/2019/10/08/warren-correction-stevens-20191008-ec.html