10/10付の日経新聞の記事を読みました。元ネタはFinancial Timesです。世の中、個人の好みに合ったカスタマイズ商品、サービスが多く提供される中、アメリカにはETFにもカスタマイズできるサービスがあるそうです。以下、記事の要約です。
◆要約
・音楽のプレイリストのように、ETFの中身もカスタマイズする時代。
・中身(銘柄)が決まっているETFの将来は暗い可能性も。今後は投資家が中身を選択する時代(米ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ)。
・(前述のベンチャーキャピタルも出資する)オープンインベストは、顧客に投資方針を決めてもらい、運用を任せてもらうサービスを提供する。同サービス提供はスマホを介す。
・同社のサービスを使い、ESG(Environment, Social, Governance)投資もできる。温暖化ガス排出量の多い企業や、タバコ企業への投資をどれだけ避けることができているか、同サービスを通じて把握することも可能。
・(仏金融大手BNPパリバの子会社である)米カリフォルニア州の地銀バンクオブザウエストは、オープンインベストのサービスを活用し、同銀の顧客へサービスを提供する。
・このカスタマイズサービスが支持されるか、判断するのにまだ時間はかかりそう。ただ、ESG投資が増える現在、業界はこの動向に注目。調査対象の56%の人が、サステナビリティ(持続可能性)に貢献する企業に投資したいと考える調査結果もある(英国際開発省、DFID)。
私もETFであるVOO(S&P500 ETF)を保有しています。個別銘柄だけでは市場平均に勝てない可能性があり(おそらく可能性は高い)、確実性を高めるため、同ETFへ投資しています。
今回の記事にあるカスタマイズできるETFのメリットはなんでしょう。。銘柄選択に個人の意思が入ると、リターンが下がってしまう可能性があります。個別株運用と比較し、売買手数料にそう差が出ると思えないし。となると、ESG投資したい人向けでしょうか。わざわざ手数料を払ってまで。。
私みたいに、投資している企業が何しても気にしない、リターン命!という人にはメリットがないのかな。あ、自分の好きな銘柄だけ選びたい、かつ運用は全て任せたい、という人がいればメリットがあるか。その内、日本からでも買えるようになるかもしれませんが、私はパスです。
それにしても、ESG投資は厄介ですね(^ ^; 流行れば流行るほど、枠組みから外れる企業には資金が集まりにくくなります。同企業への投資はちょっと及び腰になります。私は当面はAltriaだけですね(^ ^;
以上
◆参考文献
日経新聞、"[FT]個人のESG投資に「自分好み」の流れ"
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50821880Q9A011C1EE9000/