アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

アメリカ株への株式投資で副収入を得る方法を、わかりやすく簡単に理解できるブログを目指します。

株式調達額よりも自社株買い金額の方が大きいです

10/13付の日経新聞の記事を読みました。企業が株式で調達する金額よりも、自社株買いに費やす金額のが多いよという内容です。データと共に解説してくれています。以下、記事の要約です。 

 

◆要約

・2000年代に入り、企業が現金を持て余す状態に。これは、IT産業の成長により、(工場建設含む)設備投資へ回す現金が減ったため(下記表1参照)

・貿易戦争が発端の世界経済不安、及びアメリカの減税政策がこの状態に拍車をかける。

・また、(株式価値の希薄化に繋がるため)株主による増資の反対、配当金増額の要求の声も大きい。

・これにより、企業の資金調達需要は減少、余った資金を自社株買いへ投入する(下記表2参照)。

・将来期待されるスタートアップ企業なら未公開でも、ファンドなどから資金を調達できる環境にある。

・一方、対照的な社債市場では、超低金利で現金の調達が可能。世界各国が金融緩和していることが背景にある。社債市場で現金を調達し、それを自社株買いに回す企業も多い(下記表3参照)。

アメリカでは債務超過でも自社株買いを実施する企業も。同株式市場では約230ある債務超過の企業の内、80社程度が自社株買いを実施。このような企業は事業成長への投資は後回し。

・今の株式市場は投資家に資金を返す場。同市場の存在意義が問われている。

 

<グラフ1>手元資金、設備投資額の比較

 f:id:investmentandsecondjob:20191015193208p:plain

(出典:Quick・ファクトセット)

<グラフ2>株式調達額、自社株買いの比較

f:id:investmentandsecondjob:20191015193929p:plain

(出典:Quick・ファクトセット、リフィニティブ)

<グラフ3>企業の社債発行額

f:id:investmentandsecondjob:20191015192955p:plain

(出典:ディールロジック)


毎日ニュースに目を通していると、この手の記事は月に1回は出てきます。

 

私は18年6月に株式投資を始めました。(これまでのアメリカ株式市場の歴史と、今後も世界をリードするであろうアメリカ経済があるので)今後、数十年間、アメリカ株へ投資、保有をし続ければ、確実に儲かると思っています。

 

企業が株式市場に頼らなくなると、このもうかる仕組み自体がなくなってしまいます。

 

原因は(IT産業の成長による)産業構造の変化と金融緩和ですか。景気が良くなれば緩和政策が見直され、資金の供給量は減りますが、産業構造の変化はどうしようもないですね。

 

まさか、株式市場が廃れるということはないだろうと今は思っていますが、そのまさかが将来起きるとえらいことになります。アメリカ株のおかげで、将来安心だと思っていますが、その前提が崩れてしまいます(^ ^;

 

資金を多く必要としていない、また資金が安く調達できてしまうというところがポイントですね。借りる側から見ればありがたいですが、貸す側から見ると大変です。旨味がありません。銀行の気持ちが少しわかりました。市場へのお金の供給量が増えると、こういうことが起こるんですね。

 

あまりひどい状態にならないよう、(私が言える立場ではないですが)世界各国の政府、中央銀行にはうまくコントロールしていくことをお願いしたいです。 

以上

 

◆参考文献

日経新聞、"「自社株買い>調達」200兆円 資金吐き出す株式市場"

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5085105010102019SHA000?disablepcview