10/23付のCNBCの記事を読みました。ハネウェル(HON)のCEOが自社の経営環境について述べています。以下、記事の要約です。
◆要約
・世界経済の後退が懸念される中、ハネウェルCEOは同社の状況はとても良いとみている。
・FY19Q3、ハネウェルの受注残は数%上昇。中国、中東、ラテンアメリカなどからの受注残は2桁アップ。ヨーロッパからも2桁近い上昇だった。
・ハネウェルは一般家庭向け商品、工場向け自動化ソフトウェア、エネルギー効率を重視した建設技術など、幅広い製品ラインアップを持つ。
・ハネウェルのFY19Q3の決算結果は収益(earnings、純利益)は予想を上回る。一方、売上、及び利益(profit)は予想を下回る。利益は30%減。これは昨年、複数の事業を売却したため。
・ハネウェルは今の状況が軟化するとは見ていない。受注状況はとてもよく、将来の見通しも良好。今年に入り、同社の株価は27%上昇。
・ハネウェルの見通しは良好だが、逆に苦しんでいる企業もいる。キャタピラーは予想を下回り、利益は大幅に低下。同社は今の業績の弱さが続く可能性があると発表している。
ハネウェルは産業機器メーカーです。ハードウェアだけでなく、ソフトウェアも販売しています。以下、以前に分析記事を読んで書いた同社に関するブログ記事です。
https://www.investmentandownbusiness.com/entry/2019/09/25/074204
私の買いたい銘柄の1つです。景気が落ち込み、株価が下がったところで買おうと思っていたのですが、(今回の記事を読むと)直近では下げはあまり期待できなさそうです。同社の株価は過去最高値に近いです。
今、産業機器業界は厳しいです。ハネウェルも売上、利益はFY19Q3は予想を下回っているので、同じような状況だと思われます。ただ、受注は絶好調とのこと。いつ売上、利益になるのかわかりませんが、今後、同社の業績は期待できそうです。
話は変わりますが、先日、テキサスインスツルメンツに関する記事を読みました(以下ブログ記事です)。同社のCFOによると、半導体業界の回復はまだのようです。
https://www.investmentandownbusiness.com/entry/2019/10/24/203828
ハネウェルの状況と比較すると、受注状況には温度差がありそうです。
ハネウェルの購入タイミングは悩みます。ここ10年株価は右肩上がり、先日読んだ分析記事の筆者は次の5年も同社は期待できるという、そして今は受注好調。となると、基本的には右肩上がりが続きそうです。配当率も2.1%と悪くないです。
ただ、今は過去最高値に近いんですよね。うーん、悩みます。。。一応、次買うリストに入れます 。
以上
◆参考文献
CNBC, "Honeywell CEO says bookings ‘very, very strong,’ in sign global economy may be rebounding"