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J&Jの事業内容を覗いてみました。長期的には安定しそうです(分析記事を読んで)

J&Jの分析記事を読みました。10/1付のSeeking Alphaの記事です。J&J銘柄の購入を推す内容です。同社の事業内容を知りたかったので、それを説明してくれている記事を選びました。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・J&Jは消費者、医薬品、医療機器、3つの事業を持つかなり多角化されたヘルスケア企業(下記表1参照)。

・消費者事業はベイビーケア、オーラル、ビューティー、市販薬、女性用ヘルスケア、創部ケアなど、幅広い商品から成る(下記表2参照)。

・J&Jブランドは競争力をもたらす一方、一部市場では機能しない。一般的な商品に関しては、安価な製品がすぐそばに陳列されているため。また、Eコマースや革新的なビジネスモデルによる消費者への直接販売が競争を激しくする。

・それでも、J&Jは売り上げを成長させ、毎年二十数%のマージンを維持している。

・医薬品はJ&Jの中で最大事業。同社の子会社であるJanssen Pharmaceutical Company(以下Janssen)が、同事業を運営する。Janssenは世界の医薬品企業の中でNo.3。過去8年間、同業界の売上の平均成長率が4.6%なのに対し、Janssenは8.9%を記録。同事業は17のブランドを保有する(下記表3参照)。

・また、Janssenは40以上の薬品の補給線、及び350以上のR&Dプログラムを持ち、さらに過去5年間に新薬の開発に$37Bを投資。深い科学的な専門知識、及びR&Dへの投資が競争力の源となっている。

・ただ、この事業も競争力が悪化し始めている。安価な製品(ジェネリック、バイオシミラー製品)の参入が背景にある。

・医療機器事業は整形外科、一般外科、バイオ外科、endomechanical(内機械器具?)、殺菌、消毒、視覚(コンタクトレンズ含む)などに関連する製品を含む。販売先は商社、病院、小売店。外科医、看護師、病院、アイケア専門家などがユーザー。

・中でも外科、整形外科、アイケアが主要製品(下記グラフ1参照)。この3つで医療機器事業の売上の85%以上を占める。この事業も幅広い製品ラインアップ、R&Dへの投資で競争力を保つ。

・J&Jの規模を考慮すれば、外部に脅威(競合他社)があっても、買収することができる。これは同社が成長を続けるために、規律ある資本配分戦略を維持することを意味する。

・J&Jは35年間続けて売上を成長させ、増配も56年連続、バランスシートもAAA評価と、安定した優秀な企業(下記表4参照)。

・J&Jの事業の本質、パテントが切れた市場への後発企業の参入を考慮すると、J&Jには継続したイノベーションが必要。2018年、同社はアメリカで5番目に多くR&Dに投資した企業、世界でみると第8位。2018年の売上の25%は過去5年間に立ち上げた商品から。その他、買収、ライセンシング、パートナーシップなどを通し、価値を創造し続けている(下記表5参照)。

・過去5年間、J&Jの売上、収益は成長を続けるがリスクあり、長期的な売上見通しはいつも曇っている。①医薬品事業は革新的な薬品を作り続ける(もしくは他社を買収し続ける)必要があること、またFDA(U.S. Food and Drug Administration)の承認が必要。②ヘルスケア業界の改革と価格低減の圧力。③後発企業の参入。④強くなりすぎると行政の規制が入る。⑤オピオイド訴訟。⑥アスベスト検出問題。

・J&Jの株価は正当な値を大きく下回ると私(筆者)は考える(下記グラフ2参照)。強力な事業と素晴らしいマネジメントチームに裏付けされ、J&Jは長期的にはそこそこの見通しがある。

 

<表1>2018年のセグメント毎の売上

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(出典:Seeking Alpha)

<表2>消費者事業概要

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(出典:JNJ Investor Presentation) 

<表3>医薬品事業内のブランド

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(出典:Janssen Pharmaceutical Company)

<グラフ1>アイケア、整形外科、外科の売上内訳

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(出典:J&J) 

<表4>株主に対する価値創造

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(出典:J&J)

<表5>ポートフォリオ管理を通じた価値創造

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(出典:J&J)

<グラフ2>バリュエーション

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(出典:The Income Strategist)
 

リスクは多い企業ですが、20%以上の安定した利益を稼ぎ続けられるなら、長期的に保有すれば、リターンは期待できそうです。売上が35年間連続成長、増配が56年連続、バランスシートもAAA評価という点が安心材料ですね。

 

J&Jは色々やっているなというイメージがありましたが、今回の記事を読んでひとまずすっきりしました。基本的にはヘルスケア企業で、事業も大きく3つに分けられると。

 

この3つの事業がある点が安心できます。消費者事業は景気に関係なく売れそうですが競争は激しい、医薬品は当たればでかいがリスクも大きい、医療機器は大幅成長はないが安定している、というイメージです。

 

J&Jが強すぎると行政の規制も入りそうですが、リスクがある今くらいがちょうどいいのかもしれません。ヘルスケア企業なのでリスクがあって当たり前、と考えておきます。悪いニュースもちょいちょい出てくるので、その度に動揺するとしんどいです(^ ^;

 

今回の記事を読んで、J&Jは今後も保有し続けようと思いました。同銘柄は、増配は継続しつつ、株価もゆっくり上昇し続けるようなイメージです。悪いニュースが出て、株価が下がり、配当率が3%くらいになった時に追加購入を狙いたいです。

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha, "Dividend King: Johnson & Johnson Poised For Another Dividend Boost"

https://seekingalpha.com/article/4294306-dividend-king-johnson-and-johnson-poised-another-dividend-boost