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マクドナルドの強みは規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術(分析記事を読んで)

McDonald's(MCD)の分析記事を読みました。9/27付のSeeking Alphaの記事です。同社の株に対して中立的な立場です(記事が投稿された当時の株価は$210以上)。以下、記事の要約です。

 

◆要約

マクドナルドはここ10年の市場平均リターンを上回る。増配は43年連続。

・同社は直営店、フランチャイズ併せ、世界で38,000店舗を持つ。最大市場はアメリカ。カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、中国、日本、オーストラリア、ブラジルでも多くの店舗を運営する。

・同社は3つのセグメントを持つ(下記表1参照)。2018年、売上の52%がフランチャイズ店舗より。

マクドナルドは世界最大のファストフードレストランで、ブランド力も最も高い。店舗も、ドライブスルー含め、便利な場所に位置する。これが最も重要な属性。同社のメニューも広く知られている。

マクドナルドの4つの主要な競争力は規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術。

・年間の売上は$100B。1店舗当たり年間$2.5M。市場平均は年$1M。店舗数が多いため、1店舗当たりの固定費の比重、業者からの仕入値も抑えられる。また、より多くの顧客を集められ、新しいトレンドもより簡単に提供できる。

・あるランキングによると、最も価値のあるブランドを持つ企業の中でマクドナルドは世界第10位(2018年、ブランディングファームInterbrand)。レストラン事業運営の企業の中ではNo.1。次点でスターバックスの57位。

マクドナルドは技術への投資を継続、利便さと提供スピードを高めている。Dynamic Yield社の買収により、ドライブスルーのスピード改善、キオスク端末、モバイルアプリの活用による利便性向上が期待される。また、Apprente社も買収。同社の音声技術はドライブスルー体験の向上が期待される。ドライブスルーはU.S.の売上の7割を占める。

マクドナルドの売上は2013年より右肩下がり。これはリフランチャイズ(各店舗のオーナーへ店舗所有権を譲渡すること)を推進していることが背景にある。リフランチャイズにより、マージン、利益率アップに繋がっている(下記グラフ参照)。売上総利益は50%以上、営業利益率は40%以上、純利益率は約30%。

マクドナルドの負債は急速に増加している(2011年の$11.5Bから2018年は$32.9Bへ)。借入金の多くは自社株買いに費やされている。市場の株式数減少に伴い、(増配は継続するも)配当金はほぼ変動なし。フランチャイズビジネスモデルのおかげで、短期借入金もほとんどなし(下記表2参照)。同社は十分なEBIT(利払前・税引前利益)を生み出しており、インタレストカバレッジレシオも8倍。また、十分な流動性、現金もあり、配当金支払いのためのリスクは現在ないと判断する。

マクドナルドはかなり競争が激しい業界にいるが、同社はそのブランド力と規模の大きさで差別化する。また、売上の60~65%が海外からの収入のため、為替変動の影響がある。さらに、アメリカは失業率が低く、人件費が上昇する傾向にある。

・バリュエーション(企業価値評価)が上昇しているのもリスク。同社の5年平均のPERは~23.9%、10年平均だと約19.0%。現在のPERは25%程度と高い。私(筆者)の分析によると、PERを18~20と仮定した時の株価は$144.54~$160.60(下記表3参照)。今の株価は高すぎる。

マクドナルドは長期的に成功してきたビジネス、売上、マージンも上昇傾向、私(筆者)にとって同社の株は保有することがベスト。これから同社株へ投資したい人は株価が$180以下へ下がるのを待つべき。

 

<表1>事業部別店舗数、及びフランチャイズ割合

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(出典:McDonald's Supplemental Information) 

<グラフ>売上、粗利推移

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(出典:Morningstar)

<表2>バランスシート、及び債務データ

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(出典:Dividend Power research and calculations) 

<表3>バリュエーション

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(出典:Dividend Power calculations)

 

筆者いわく、マクドナルドの強みは、規模の大きさ、ブランド、海外へ進出する能力、そして技術とのこと。シンプルでわかりやすいです。

 

競争の激しい飲食業界で、一位の座を保ち続けているというのは本当に素晴らしいです。強みはわかりましたが、どうやってその座を維持しているんでしょう?やっぱりブランドですかね?記事の中にも書いていましたが、マクドナルドの商品名はみなさん知っています。

 

アメリカでは、ドライブスルーが売上の7割を占めるというのがまたすごいです。ここに投資を続けているのも頼もしいです。

 

この記事では言及されていませんが、今、植物由来のバーガーが注目されています。マクドナルドも試験販売を始めているとのこと。トレンドにも乗っていますね。

 

これまで成功してきた実績があるので、今後も期待できます。私はマクドナルドの株を今後も保有し続けます。追加投資もしたいですが、筆者が指摘するように今の株価(11/9時点で$193.61)は高いと感じます。配当率が3%くらいになってくれるとうれしいですね。となると、$166.67です。ちょっと遠いですね(^ ^; 筆者の言う$180以下というのが現実的かもしれません。 

以上

 

◆参考文献

Seeking Alpha, "McDonald's Raised The Dividend Again, But It's Overvalued"

https://seekingalpha.com/article/4293908-mcdonalds-raised-dividend-overvalued