11/8付のCNBCの記事を読みました。バンクオブアメリカへのインタビュー記事です。バリュー株(安定した事業基盤を持ち、バリュエーション<企業価値評価>が平均より低い株)へのシフトはまだ続くよと主張しています。
◆要約
・モメンタム株に対し、今ほどバリュー株が安い時はない。モメンタム株からバリュー株への資金移動は続く可能性があると、多くのシグナルが示す。
・過去の歴史で、今のようにバリュー株が安かったのは2003年と2008年。その時はモメンタム株より、それぞれ22%、69%、リターンが高かった。
・今年の9月、バリュー株へのシフトが始まった。米中貿易協議の進展を期待し、投資家が景気に敏感で安価な株に賭けたことが背景にある。
・バリュー株のETFの1つ、iSharesのEdge MSCI USA Value Factor ETF(VLUE)の株価は、今年に入り20%上昇。同社のEdge MSCI USA Momentum Factor ETF(MTUM)の19%上昇を上回る(下記グラフ参照)。S&P500 indexの23%には少々及ばない。
・前述のVLUEはHealthcare、Financial、Communicationセクターに集中、AT&T、Bank of America、Citigroup、Pfizerを含む。
・U.S. Regime Indicatorの「Downturn(不況)」は平均で8か月継続、そして今が8か月目。次の段階は「Early cycle」でバリュー株が市場平均を上回る時。
・投資管理会社AQR Capitalの創立者(長期ヘッジファンドの懐疑論者)も珍しく、投資家へバリュー株への資金移動を推奨している。
<グラフ>
(出典:CNBC)
U.S. Regime Indicatorはどのように訳したらよいかわかりませんでした。アメリカで使われる経済指標の1つでしょうか。バンクオブアメリカ独自のものかもしれません。
バンクオブアメリカは、バリュー株は今が一番安いよと主張しています。焦らしてくれますね(^ ^;
バリュー株へのシフトは今年の9月に始まりました。これまで上昇しまくっていたMastercard、Visaの株価が大きく下落し始めたので私もよく覚えています。今でも両社の株価は戻っていません。
今週1週間でNYダウ平均は$390上昇しましたが、私のポートフォリオ全体の評価益はほぼ動きなしでした。バリュー株へのシフトが続いているというのも頷けます。
私は18年6月に株式投資を始めました。それから、18年11~12月の暴落、年明けからの株価右肩上がり、そして19年9月からのバリュー株へのシフトなど、まだまだひよっこですが、株価の動きを体験することができています。
前向きに言うと、いろいろ経験できて(株式投資なんて簡単だと)勘違いせずに済んでいます。
今週、追加投資しました。肥料メーカーのニュートリエン(NTR)を買いました。配当率が高いWells Fargoも候補だったのですが、10月に入ったくらいから株価が右肩上がりで、避けてしまいました。
年内にもう1回くらい追加投資したい気持ちがありますが、資金にあまり余裕がありません。今回の記事は私の気持ちを煽ってくれています(^ ^;
今後もバリュー株へのシフトが続くと見込まれているので、株価の動向には興味があります。特にどんな銘柄が買われていくのかに注目し、今後の追加投資の参考にしたいです。
以上
◆参考文献
CNBC, "Value stocks have ‘never been this cheap,’ Bank of America says"