11/15付のCNBCの記事を読みました。専門家の意見を引用しながら、今、株価が上昇している理由をCNBCが解説しています。
◆要約
・平均株価が最高値到達しているので、Wall Streetのアナリストと小口投資家は極端に強気になっている。American Association of Individual Investor(アメリカ個人投資家協会)が実施した調査によると、40.7%の個人投資家が強気で、5月以来の最高値。一方弱気は23.8%、5月以来の最低値に近い。
・株式市場は強気相場に突入、成長株からバリュー株へのシフト、変動率は低から高へ、ディフェンシブ銘柄から景気敏感銘柄へ、大型株から小型株へという動きがある(Bank of America Merrill Lynch)。
・小型株は変化点に来ており、次はアウトパフォームする段階。向かい風には補助金があった(Barclays)。
・景気循環株の盛り返しは続く。2020年春は在庫補充による回復が主導する(Bank of America)。
・成長株からバリュー株へのシフトが始まっている。これは景気循環的な動き(Morgan Stanley)。
・連邦政府の金融政策、2020年の世界の成長見込みはより良いという予測、米中貿易協議は合意に至るという信念、これらが強気を補完する。
・機関投資家の機会を逃したくないという恐れが、年内いっぱいの買いの継続を促す。唯一の懸念は米中貿易協議の決裂だが、両国とも成果を必要としているため、その可能性は低いとみられている(アメリカ資産運用会社Miller Tabak)。
・11/15、寄り付き前の株価は上昇。米中貿易協議は第一段階の合意に近いということを政府が示唆したことが背景にある。
・急落に続く楽観論は良いサイン。現在の楽観論は最高値(買われ過ぎ)によるもの。投資家は用心深くなるべき。今は極端に買われ過ぎ、楽観論、低い変動率、10~50日移動平均線を超える株式数がより少なくなっていることを理解し、投資は手控えるべき(カナダ投資銀行Cannacord Genuity)。
・今は目新しいことは起こっていない。30年間のWall Streetでの経験を基に言うと、株価が上昇している時、人々は強気になる。Wall Streetの多くもいつも乗り遅れる(Bank of Montreal)。
・Wall Streetの多くが年内のパフォーマンスを追及するため、市場にはある程度バブルが発生するだろう。株価上昇が終了するという意味ではない。Wall Streetの多くは乗り遅れており、自制心がない状態。
ここで書かれている投資家が強気になる理由が私にも当てはまります(^ ^; 冷静に状況を見るようにします。上がりすぎると、どこかで調整が入るかもしれませんね。
ただ、様子見しすぎ、後から考えると、投資機会を逃したということにもなりかねないので、難しいところですね。調子に乗らず、これまでのペースと同じように投資していくことを意識していきたいです。
今回の記事のように世の中の動きを解説してくれると助かります。安心感が違います。(途中に調整もはさみ)これから株価の上昇がしばらく続くかもしれませんが、割高な銘柄に飛びつかないよう注意したいです。
以上
◆参考文献
CNBC, "Wall Street is getting very bullish as stocks hit records. Here’s why that’s worrisome"