11/16付のCNBCの記事を読みました。これからは低リターンの時代が来るので、どう対応すべきかを解説しています。以下、記事の要約です。
◆要約
・今年の株価はWall Streetの目標を超え、上昇。
・最高値は多くの脅威を提起する。弱い企業収益、長引く米中双方の関税、世界的な景気減速など。
・リターンが低くなった時に備え、投資の専門家は戦略を準備している。
・低利率、低インフレ率、貿易協議の進展、協調性のあるFRB、何れも投資家側の願望。投資家は投資を継続すべきだが、警戒も強めるべき(アメリカ投資助言会社Destination Wealth Management)。
・低リターンが続く環境において、配当株が人気。(先物取引市場で取引される)商品、実物資産、そしてESG投資も注目される。2020年の大統領選挙で民主党候補が勝利した場合の影響も考慮すべき。
・今は歴史上最も長い強気相場。市場は循環する。低リターンの時代が来るときに備え、1年後の利益確定を推奨する。また配当株も推奨する。AT&Tなどの電気通信株、生活必需品株、技術、ヘルスケアなど(Destination Wealth Management)。
・長期投資家にはヘルスケアは政治的リスクあり(長期間の低リターン)。民主党候補ウォーレン議員が勝利すると、関連企業は投資を控え、ヘルスケア市場に悪影響を及ぼす。Medicare(公的医療制度)が議会に承認されれば、ヘルスケア株はダメージを受けざるを得ない。
・低リターンが長期間続く時代に備え、リターンを追い求めるのではなく、資産をあるべき場所に留めることが重要。
・同時代には、手数料の最小化、税金の最小化、自分で制御できることがいくつかある。配当株だけでなく、プライベートエクイティ、ヘッジファンドも含めた分散投資を推奨する(アメリカ資産管理会社Key Private Bank)。
・低成長時でもS&P500のリターンを上回る銘柄を選択すべき。同環境の中で、ROEを増やせる企業が対象。(流動数が少なくなり)希少性プレミアムが付く(株価が上がる)。Under Armor、Apple、Cisco Systemsなど(Goldman Sachs)。
・ESGも選択肢。S&P Global 1200 ESG Indexは今年に入り、リターンは25%。
・ESG投資はメガトレンド。リスク管理、リターン改善を助ける(ドイツ保険会社Allianz)。
最近、ちょいちょいニュースに出てきます、これからはリターンが低いよと。市場は循環しているので、そういうものだそう。そういえば、先日読んだ記事でその仕組みに少し触れられていました(以下ブログ記事です)。
https://www.investmentandownbusiness.com/entry/2019/11/06/074729
私も配当率が高い銘柄を狙いたいです。配当率が高いというと、3%以上ですかね。先日、ニュートリエン(NTR)という肥料メーカーの銘柄を購入しました。配当率が高かったのも購入した主な理由です。
記事でも挙げられていましたが、シスコシステムズ(CSCO)も気になります。先日発表された決算発表が原因で失望売り、配当率が3%を超えるところまで来ました。
私が株式投資を始めて1年5か月が経過しました。私のポートフォリオの損益が今のところプラスなのも、たまたま強気相場の中で投資を始めたからです。
これから株価がどのように動いていくのか、またどのような銘柄に資金がシフトしていくのか興味があります。
あと記事の中で気になったのがESG投資です。「ESGはメガトレンド」。この言葉は私にはインパクトがあります。ESGには全く関心はありませんが、ESG関連銘柄のリターンが伸びてくるなら、無視できません。今後も関連銘柄に資金が集まってきそうです。逆に支持されない銘柄にも注意したいです。
以上
◆参考文献
CNBC, "Investing returns are likely to be much lower in the years ahead, so here’s what to do"