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時価総額世界No.1(予定)企業サウジアラムコの事業方針と事業環境

12/7付の日経新聞の記事を読みました。 サウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコに関する記事です。将来の石油需要の先細りが予測される中、同社の事業方針、同社が置かれている環境について解説する記事です。以下、要約です。

 

◆要約

・国営石油会社サウジアラムコサウジアラビア)が上場予定。時価総額は世界No.1になると見込まれる(下記表参照)。利益も世界最大。

<表>時価総額ランキング(19年11月末時点)

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(出典:Quick・ファクトセット)

・ただし、地政学リスク、同国の安定性、開示情報の信ぴょう性、衰退業界であること、懸念事項は多い。

サウジアラビアは世界的に2つの地位を持つ。①イスラム教の2大聖地(メッカ、メディナ)。②石油供給、消費大国。

・石油需要は2030年代以降、横ばいに(IEA:国際エネルギー機関。下記グラフ参照)。

<グラフ>石油需要推移

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(出典:IEA、世界エネルギー見通し2019)

 

サウジアラムコの方針は、①車の燃費改善、②石油化学事業強化、③アジア市場開拓。

①自動車メーカーと組み、研究。ターゲット市場は新興国(インド、アフリカなど)。

②石油以外では代替えが難しい製品の事業強化。石化製品(プラスチック、合成繊維、合成ゴム、塗料、合成洗剤、界面活性剤、薬品、肥料など)、航空燃料など。

③インド、インドネシアなどに製油所、石化工場を建設。販売ルートの確保を目指す。

サウジアラビアは石油の寿命を少しでも長引かせたい。価格を上げすぎず、安定供給を優先するため、OPEC石油輸出国機構)の存在があった。

サウジアラビアの強みは埋蔵量の多さと、安価な生産コスト($10未満/バレル)。競合はクウェートアラブ首長国連邦UAE)。→中東が強い。

・その他国は埋蔵量が少なく、コスト高。OPECは2極化する(帝京平成大学の須藤繁教授)。

・中国の存在が脅威。同国ファンド、石油会社を通じ、サウジアラムコへ投資すると見込まれる。中国としてはエネルギー安定調達先確保、一帯一路(広域経済圏構想)強化が目的。

 

今まで石油業界のことを調べたことがなかったので、私には新鮮な記事でした。

 

石油に代わる代替エネルギーの利用促進の声が先進国中心に大きくなってきている中、石油需要はまだまだ伸びているんですね。2018年と比較すると2025年の需要は1.3倍くらいに増えています。

 

2030年から横ばいになると見込まれていますが、2040年までは需要を維持しています。まだまだ需要はありますね。

 

需要が横ばいになってくると、価格維持のためOPECの存在は大きそうですね。ここで無駄にしたくないと、我先に価格を安くし、石油を販売しようとする国が出てくると、パニックになりそうです。

 

代替が難しい製品もあるんですね。あまり、考えもしませんでした。世の中、電気自動車が少しずつ登場してきています。その自動車でさえ、電池はまだまだです。航空機を電気だけで飛ばそうと思ったら何十年かかるんでしょう。100年後とか?そもそも電気だけでは難しい?

 

売却してしまいましたが、エクソンモービル(XOM)、ロイヤルダッチシェル(RDSB)を保有していたことがあります。今、両銘柄の配当率はそれぞれ5%、6.5%です。高いですね。ここ10年間の株価変動をみると、いずれも上がったり、下がったりを繰り返し、株価は変わっていません。

 

配当率は魅力的ですが、投資するのは勇気がいりますね。今、投資する余裕はありません。今後株価が下がっていくかも、と考えてしまいます。

 

ただ、石油関連企業銘柄の全てだめかというと、それはわかりません。需要は2040年にピークに達するかもしれませんが、代替えが難しい製品もあるということなので、需要は減りつつも、しぶとく生き残っていくかも。タバコ銘柄みたいに。エネルギー業界にも触れる機会を今後増やしていきたいと思います。

以上

 

◆参考文献

1)日経新聞、”アラムコ上場、日本も試す 石油の終わりが始まった”

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53051260W9A201C1TCR000/

2)JPCA、石油化学工業協会

https://www.jpca.or.jp/studies/junior/what.html