12/19付のCNBCの記事を読みました。CNBCが51社のテクノロジー企業の役員に対して実施した、Q4 Technology Executive Surveyというアンケートの結果が記事になっています。テクノロジー企業のM&A市場に関する内容です。以下、記事の要約です。
◆要約
・2019年、テクノロジー企業のM&A市場は停滞。ウォーレンバフェット氏は株高リスクを警戒。購入金額が高すぎるため、同氏のバークシャーハサウェイは$130Bの現金を手元に残す。
・過去1年間、割高感から他社の買収を行わなかったとアンケート対象者の64%が回答。
・アメリカの投資銀行Union Square Advisorsが持つデータもこのアンケート結果と一致する。46%の回答者が市場の割高感から、ここ1年の買収を諦めた。
・2020年も同様になるとは考えられていない。回答者の44%はM&Aは2019年と同等、26%は2019年の規模を超えると回答。
・多くの指標は市場の割高感を示す。特にテクノロジーセクター。誰もが割高株を掴みたくないが、逆に言うと余剰資金はたくさんあるということ。また、低金利が割高株購入のハードルを低くする(Union Squae Advisors)。
・2020年、投資ファンドやテクノロジー企業は、その他テクノロジー企業をターゲットとする。特に、ソフトウェア含むクラウドコンピューティング企業。
・多くのマクロ経済学者は次の数年間のどこかで景気後退が発生すると見込む。その影響で2020年の企業バリュエーションは、買い手にやさしくなる可能性あり(アメリカのロボティックプロセスオートメーション企業UiPath、アンケートの回答者の1社)。
・割高市場をあまり問題視していない経営者も。市場が判断する資産価値以上を求める売り手は市場にいつでも存在する(UiPath)。
今、株価は割高、来年も同様だけど今は低金利、かつ2019年に使わなかった資金があり、2020年は企業買収が増える可能性があるよ、ということでしょうか。
市場は今の株価を割高とみているんですね。特にテクノロジーセクターが。2019年は平均株価も上昇し続けたので、そりゃそうか。Appleなんかめちゃくちゃ上がっています。
ここ最近、半導体関連企業がニュースに出てくることが多いです。株価上昇が伝えられています。私も半導体メーカー銘柄の購入を検討していますが、乗り遅れた感があります(^ ^; まあ、素人投資家なんで当然ですが。
市場が割高と言っても、(投資金額が少ない)個人投資家にはあまり影響はないでしょう。銘柄、投資時期さえ分散すれば。これまで通り、コツコツいきます。悩んだ場合はS&P500 ETFへ投資します。
以上
◆参考文献
CNBC, "A survey of tech execs signals Warren Buffett is right about market being pricey"