1/28付のReutersの記事を読みました。中国が発端となっている新型肺炎は収まる様子がありません。投資家は経済への新型肺炎の影響を懸念しており、株価に影響が出ています。記事は専門家の意見を集めたものです。今後の見通しを語っています。以下要約です。
◆要約
・先行きは不透明。(2002~2003年に発生した)SARSの時と同様のことが起こるなら、調整は半年近く続く。SARSは2002年11月に発生し、2003年7月に収束。この時、株価の底を打ったのは2003年4月。
・大きく影響を受けるのは小売、航空、ホテル、中国に製造拠点を持つ企業など。
>JPモルガン・ファンズ
・経済、企業業績に大きな影響が出るとは考えていない。
・アメリカ株式市場は調整がなさすぎたので、今回の新型肺炎発生が調整のきっかけとなっている。株価は上昇が続き過ぎていたので、現在、市場は敏感になっている。
・市場は感染拡大を恐れており、株式、金利、何れもリスクオフ。市場は年内のFRBによる利下げが確実とみている。
>投資助言会社インディペンデント・アドバイザー・アライアンス
・投資家は考える前に株を売る。短期的に中国、世界経済は悪影響を受ける。
・中期的には買い。SARS発生時、2003年11月中旬~2004年3月中旬の間、株価は下落。S&P500指数は12%下落。しかし、2004年の同指数は結局、+19%で終了。
1/27、NYダウ平均は$412の下落、1/28は$187の上昇でした。大きく調整が入った後、翌日は前日の下げ幅の半分くらいは取り戻しました。
今回の新型肺炎の被害はまだ拡大傾向です。収束する目途も全く立っていません。SARSの時の動きを参考にすると、今後、株価は下落基調ですね。株価の底がいつになるかわかりませんが、今投資は控えたいです。今、余剰資金がない私にはちょうど良いです。
SARSの時は調整が半年近く続いたということですので結構長いです。私が株式投資を始めてから、ここまで長く株価の下落が続いたことはないので、初めての経験です。
その間、買いたい銘柄の株価は追っていきたいです。株価が底を打つ前でも良いので、割安だなと思ったら、購入します。
ただ、投資も大事ですが、自分の健康も気にしないといけません(^ ^; 新型肺炎に感染したくないので、今は移動中、マスクをしていることが多いです。効果があるのかわかりませんが、一応気を遣うようにしたいです。
以上
◆参考文献
Reuter、"世界的に株価下落、新型肺炎への懸念強まる:識者はこうみる"
https://jp.reuters.com/article/analystview-usstock-coronavirus-idJPKBN1ZQ26J