2/18付のCNBCの記事を読みました。アメリカ企業の収益の成長が FAAMG(Facebook、Amazon、Apple、Microsoft、Alphabet)に集中しているという話です。以下、記事の要約です。
◆要約
・2019Q4の前年比EPS成長率は16%。これは全てFacebook、Amazon、Apple、Microsoft、Alphabetの5社(FAAMG)から生み出されたもの。S&P500企業の同成長率は2%、先の5社を除くと0%(下記グラフ参照)。
<グラフ>2019Q4の前年比EPS成長率
(出典:Goldman Sachs、FactSet、2/13時点)
・大型株の収益の強さは、小型株の収益の弱さと対照的。同期間のRussel2000(小型株市場指数)のEPS成長率は-7%。多くの小企業は賃金上昇、コスト上昇を吸収できず(Goldman Sachs)。
・2020年も先の5社は市場平均をアウトパフォーム。Microsoftは18%超上昇(S&P500企業全体では4%上昇)。
・S&P500企業の価値の18%をFAAMGが占める。同じように企業価値が5社に集中したのはハイテクバブルの時代(当時はMicrosoft、Cisco、GE、Intel、Exxon Mobil)。
・当時と異なり、現在の市場には強固な地盤がある。当時よりも低い成長率、低い企業価値、より大きな再投資比率。このため、企業価値の集中は、ハイテクバブル時代よりも持続可能かもしれない(Goldman Sachs)。
・S&P500企業の中ではMicrosoftが最大(1.4兆ドル)。 以下、Appleの1.39兆ドル。Amazon(1.07兆ドル)、Alphabet(1.04兆ドル)、Facebook(0.619兆ドル)の順。
株価の上昇率ではなく、EPS(1株当たり当期純利益)の成長率という点が凄いですね。5社の株価が上昇するはずです。自社株買いできる体力もあるので、より成長率が際立ってそうです。
私もこの5社全ての株を保有したいと考えています。完全にブームに乗せられています(^ ^; なるべく安く買うため、株価が暴落した時を狙いたいのですが、暴落がいつ来るかわかりません。待っていると、どんどん株価が上がっていくので、諦めて資金が貯まった時に買いたいと思います。
この5社に投資家からの資金も集まっていると思いますが、一方、割安に放置されている銘柄(特に配当株)を見つけられたらいいんですけどね。今回の5社のようなグロース株と、配当株、バランスよく保有したいです。
専門家がお勧めする銘柄を選ぶのも良いのですが、自分で判断して銘柄選択できる力をつけていきたいです。日々、地道に勉強していきたいと思います。私は好きでやっているので、まだ何とか続けられそうです。
以上
◆参考文献
CNBC、"Outside of the big 5 tech companies, earnings growth is zero"