2/27付のCNBCの記事を読みました。2/27、アメリカの株式市場は調整に入りました。52週以内の最高値からの10%下落が調整と定義されています。対象とされる指数はS&P500、NYダウ平均です。
また、今後下げ相場に入る可能性もあります。前述の最高値からの20%下落が、下げ相場への突入と定義されています。
過去に調整した時、下落相場に入った時の下落幅、元の株価に回復するまでに要した時間を、過去のデータと共に記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
・新型コロナウイルスの広がり、及びその影響を懸念し、2/27、アメリカ株式市場は調整に入った。
・第二次世界大戦以来、計26回の調整が発生。調整を過去のデータから分析すると、平均で13.7%の下落、元の株価まで回復するのに要する期間は4か月。最近の調整は2018年9月~2018年12月に発生(下記グラフ1参照)。
・ただし、これは調整後、下げ相場(最高値から20%下落)に突入しないことが条件。今回の下げ幅が20%に到達するなら、株価回復にはより多くの時間を必要とする。
<グラフ1>過去の株価調整幅
(出典:Goldman Sachs、CNBC Research)
・2/27、NYダウ平均、S&P500指数、共に4.4%の下落。ダウの下げ幅は1,190,9ポイントと、1日単位では過去最高の下げ幅。また、両指数共に今週に入り、10%超の下落。
・第二次世界大戦以来、12回の下げ相場へ突入。平均の下げ幅は32.5%(下記グラフ2参照)。
<グラフ2>過去の下げ相場
(出典:Goldman Sachs、CNBC Research)
・直近の下げ相場は2007年10月~2009年3月。この時は57%下落、株価回復には4年以上の月日を要した(2018年12月に下げ相場終了)。
・平均の下げ相場期間は14.5か月、下げ相場から株価回復までの平均期間は2年。
今週は大きな下げが続いています。アメリカ市場で大きく下げ、次は日本市場で大きく下げ、それが毎日続いているので、2週間くらい大きな下げが続いている印象です。
今回はどこまで下げますかね。私は2018年末の調整を経験していますが、今回の下げはそれを超えるかもしれません。そう考えると緊張してきました(^^;
また、下げ相場に入るかも?ということを全く想定していませんでした。下げ相場となると、株価低迷の期間が長くなるので、まだ株式投資を始めて2年に満たない私にとっては未知の世界です。
今回の下げは、底のピークが来たらすぐにV字回復すると勝手に思っていました(^^; ちょっと甘かったですね。今後、株価動向と日々のニュースをチェックしないといけません。
アメリカでも感染経路不明の新型コロナウイルス感染者が見つかりました。これから感染者数拡大、そして被害を抑え込むために経済活動が制限される、ということになりそなので、さらなる株価下落に繋がるのでは?と今は感じています。このような状況なので、まだ株購入には踏み出さず、もう少し様子見を続けたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Here’s how long stock market corrections last and how bad they can get"