3/26付のCNBCの記事を読みました。ここ最近は株価の上昇が続いています。今後のアメリカ経済の見通しは悪く、新型コロナウイルスの感染状況もどうなるかわからないにも関わらずです。その背景を記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
・3/26の市場動向は、市場はピークの底を迎えている可能性あることを示唆している。
・失業保険の申請件数が記録的な数値に達した後、株価は急激に上昇。
・下げ相場は、悪いニュースの基に終わるというのが、従来からのWall Streetの考え方。
・市場は常に前を見ている。全ての悪い情報を織り込んだ後は、例え目の前の状況が暗くても、株の売却を止める。
・3/26の株価上昇はあまり理にかなっていない。しかしこの動きは、新型コロナウイルスによる株価下落は終了したという見方を広めた。
・市場と経済は連動しない。市場は経済の先を行く。市場は今日起こってることを気にしていない。市場は次の半年以内に起こることを気にかけている(チャールズ・シュワブ、アメリカの金融サービス会社)。
・これが事実なら、2月に付けた最高値からの37%下落後、株価が上昇しているのはある程度納得はいく。
・アメリカの2020Q2のGDP成長率は-20%超、失業者は数千万人、失業率は過去最悪値になる可能性があると専門家は予測する。
・株価は底をついたと思う。次の4~6週間で出てくる悪いニュース、悪い経済データは全て株価に織り込まれている。市場に対する次の疑問は、この後何が起こるかということ。下げるのか、経済は回復するのか、V字回復するのか、もしくは回復に時間を要するのか?私は、回復には時間を要すると予測する(Bleakley Advisory Group、アメリカの金融サービス会社)。
「市場は常に前を見ている」「市場は次の半年以内に起こることを気にかけている」、これは当然だと思いますが、どの程度株価に織り込んでいるかはわかりません。
記事の中で「次の4~6週間で出てくる悪いニュース、悪い経済データは全て株価に織り込まれている」と主張する専門家もいますが、私はあまり同意できません。
今回の株価暴落の際も、なんでこのニュースで、そこまで反応(暴落)するんだ、というケースを何度か見てきました。それくらい株価に織り込んでおいてほしいということが何度かあり、株を購入した後、株価が暴落したことがありました。
まあ、しょせん私は素人です。プロは私が見えていない何かが見えているんでしょう。今回、暴落を経験してわかったのは、株価はいつ底打ちするか、やっぱりわからないということです。
株価が大きく下げ始めて以来、ニュース記事を読むと、株価が底かはわからないが、株は買っているという機関投資家のインタビュー記事を何度が目にしました。
私もこの行動を支持します。大きく下げている時、今が底に近いと考え、まとめて投資するのではなく、下落時も時間軸を分散し、投資したいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Here’s why stocks are rising on terrible news"
https://www.cnbc.com/2020/03/26/heres-why-stocks-are-rising-on-terrible-news.html