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リフォーム、DIYがホームデポの需要を下支え。ただ今後は、中古住宅販売戸数の減少が影響しそう。

住宅市場に関する記事を2つ読みました。1つは4/15付のSeeking Alphaのものです。ウェッドブッシュセキュリティーズ(アメリカの金融サービス会社)が、現在のリフォームセクターに関してコメントしています。もう1つは日経新聞の記事(4/17付)です。以下要約です。

 

◆要約

>>>Seeking Alpha

・リフォームセクターには要注意。Home Depot(HD)、Lowe's(LOW)、Tractor Supply(TSCO)の株価は直近で上昇しているが、同セクターがV字回復するという期待は楽観的過ぎる。

・投資家には新しい住宅関連データを追うことを推奨する。

・Home Depot、Lowe'sの業績は、中古住宅の販売戸数成長率、住宅価格の中央値成長率と相関関係がある。

・中古住宅売上高(=販売戸数 x 販売価格)の前年比成長率とは、さらに強い相関関係がある。

・Tractor Supplyにはかなりリスクがあり、買いから中立へ下げた。

・Lowe'sよりもHome Depotにリスクがあるとみる。Home Depotの株価は企業価値評価の観点で、数倍のギャップがある。

・景気後退の中、景気循環的なプロ向けセグメントの売上構成比率が高いHome DepotはLowe'sよりも被害を被る可能性がある。

・Home Depotは中立、Lowe'sは買い、という評価は据え置き。

>>>日経新聞

アメリカの3月の住宅着工件数は121万6千戸。前月比22%減の数字で、36年ぶりの下げ幅。着工許可件数も前月比7%減の135万戸、(半年先の景況を表す)同業界の市場指数は7年10か月ぶりの低水準、過去最大の下げ幅となった(下記グラフ1参照)。

<グラフ1>住宅景況指数、及び住宅着工件数

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(出典:米商務省、全米住宅建設業協会)

・4月の住宅着工件数はさらに落ち込むはず(全米住宅建設業協会)。

・3月後半~6月の間は、アメリカでの住宅購入シーズン。しかし、外出制限により住宅の内見を禁止している地域は多い。オンラインで内見を実施する企業もいるが、消費者の心理は悪化。

・住宅ローン申請数は4/6~4/10の期間でみると、前年比35%の減少。4年半ぶりの低水準(下記グラフ2参照)。

<グラフ2>住宅ローン申請件数推移

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(出典:アメリカ抵当銀行協会) 

・住宅市場がGDPに占める割合は4%程度。ただ、家具、耐久消費財などへ波及効果がある。実際、3月の家具売上高は前年比で25%減。

・今後、住宅ローンの返済滞納の増加が想定される。それに伴い、ローンの新規借り入れのハードルが高くなる可能性があり、住宅市場の懸念事項となる。

 

ここ2週間、ホームデポの株価は$200前後で推移しています。今回の暴落で、一時は$150くらいまで下げたのですが、戻してきています。

 

アメリカで移動規制が始まったころから、ホームデポの需要は底堅いというニュースが報道されていました。人々が家にいる時間が増え、家のリフォームやDIYに時間を費やすことで、ホームデポが恩恵を受けているためです。

 

今の株価はこの影響も受けていそうです。ただ、これから住宅(特に中古住宅)の販売戸数が下がっていくということなので、ホームデポも影響を受けそうです。5/19に予定されている同社の決算内容は気になります。

 

住宅ローンの申請件数だけをみると、前年比で35%も減少しています。今後、しばらくは低空飛行が続きそうです。どの程度、決算内容、株価に影響するのか注目したいと思います。

以上

 

◆参考文献

1)Seeking Alpha、"Home Depot and Lowe's seen at risk of housing slump"

https://seekingalpha.com/news/3560892-home-depot-and-lowes-seen-risk-of-housing-slump

2)日経新聞、"3月米住宅着工、36年ぶり大幅減 景気回復の重荷に"

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58170030X10C20A4FF8000/