5/4付のCNBCの記事を読みました。バークシャーハサウェイ(以下バークシャー)の2020年の株主総会の内容が記事になっています。今は外出自粛が求められているので、オンラインで株主総会が開かれました。以下、記事の要約です。
◆要約
・株主総会は約4時間、バークシャーからのプレゼン、そしてQ&Aセッションから成る。今回、5つのキーポイントがあった。
1)アメリカを止めるものは何もない
・アメリカの奇跡、アメリカの魔法は常に勝ってきた。今回も再び勝つだろう。第二次世界大戦、キューバ危機、9/11、金融危機を通じ、私はこれを確信した(バフェット氏)。
・感染拡大からの経済の急降下により、航空事業は根本的に変わってしまったかもしれない(バフェット氏)。
・航空会社にとって世界は変わった。どの程度変わったかはわからない。アメリカ人が習慣を変えるか、変えたかはわからない(バフェット氏)。
3)なぜバフェット氏は大きな投資をしていないか
・魅力的な銘柄を見つけられていない(バフェット氏)。同氏は数年間、大きな投資をしていない。
4)インデックスファンドを購入せよ
・大半の人々にとって、ベストはS&P500インデックスファンドを保有すること。多くの人々が必要としていない助言にお金を払っている。アメリカに賭け、そのポジションを数十年続けるなら、長期国債よりも、他人が推奨する銘柄よりも、インデックスファンドの方が良い(バフェット氏)。
5)バフェット氏とチャーリーマンガー氏(Vice Chairmen)は健康
・マンガー氏は今回のミーティングを欠席したものの、次のミーティングには出席予定。バフェット氏はマンガー氏と毎日、Zoomでミーティングを行う。
・私とチャーリーはどこにでもいる。我々は自身で資本を配分するのが好き(バフェット氏)。
「バークシャーが、保有する航空会社の株を全て売却した」。このニュースは私には衝撃でした。
売却した金額は4銘柄合計で約$4Bです。バークシャーが保有する株式価値の約2%です。割合からするとそう大きくないですが、一部ではなく、全て売却したという点に驚きました。
長期投資を掲げるバークシャーが売却したくらいなので、航空会社を見限ったということでしょう。ただ、バフェット氏も航空業界がどうなるのか、この記事を読む限りは、まだ掴めていないようです。
いつまで今の制限が続くのか、フライトの需要がどの程度戻るのか、先が不透明すぎるから一旦は売ってしまったのかもしれません。
今回のバークシャーの判断は勉強になりました。長期保有予定の銘柄を一気に、ばっさりと切り捨てた点です。私も自分の保有銘柄を信用しすぎないようにします。また、常に知識のアップデートを心掛けたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Buffett on coronavirus, airlines and more — Watch the 5 best moments from the Berkshire meeting"