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某ファンド vs. バークシャー、29年間の対戦成績は26勝3敗で某ファンドが圧勝

5/11付の日経新聞の記事を読みました。ルネサンステクノロジーズというヘッジファンドを創業したジム・シモンズ氏の投資手法、(バークシャーと比較した)投資成績を紹介する内容です。以下要約です。

 

◆要約

・ジムシモンズ氏は(アメリカのヘッジファンドである)ルネサンステクノロジーズ(以下ルネサンス)の創業者。ルネサンスは秘密主義。2019年秋に発売された「THE MAN WHO SOLVED THE MARKET」という同氏の人生を解説した本が、数少ない情報源の1つ。

ルネサンスの主力ファンドは「メダリオン」。メダリオンの運用資産は100億ドル。出資者は従業員含む関係者のみとみられている。運用資産が増えると成果が下がるため、外部からの資金を除外している様子。

メダリオンはコンピュータ取引による運用を行う。過去の価格データから相関性を見つけ出すアルゴリズム(問題を解くための手順)を活用。

・シモンズ氏は幾何学者。メダリオンでの運用手法は、同氏が研究した暗号解読が基になる。同氏は当初、各種経済指標、企業情報も考慮していたが、途中から価格データのみにフォーカス、メダリオンの創設に繋がる。

・2020年1月~3月期、メダリオンの運用成績は+24%。ちなみに、同期間、バークシャーハサウェイ(以下バークシャー)は497億円の赤字。

バークシャーは割安株を長期保有する。保有銘柄数も少ない。対するメダリオンは各種指標を無視、短期売買、保有銘柄数も多い。両社の運用手法は正反対。

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(出典:日経新聞

・1990年~2018年の間、メダリオンバークシャーのパフォーマンスを1年毎に比較すると、26勝3敗でメダリオンの圧勝。

・特にメダリオンの成績が良かったのは、1990年、2000年、2008年と変動率が高い年。警戒している投資家の行動には法則があるのかも。

・対するバークシャーは1995年、1997年、1998年にメダリオンを上回る。これらは変動率が比較的低く、株価が上昇した年(右肩上がりで経済が成長した年)。

・シモンズ氏の次のターゲットは暗号資産(仮想通貨)。将来、株式や債券からは収益を得にくくなると、同氏が考えている可能性あり。

 

ジム・シモンズ氏、ルネサンステクノロジーズ、メダリオンという名前は、私は初めて聞いたように思います。

 

これまでの研究から、市場平均に勝ち続けるのは難しいということで、今はインデックスファンドが支持されています。バフェット氏も個人投資家にはS&P500 ETF購入を推奨しているくらいです。

 

そのような環境の下、今回の記事はテクニカル分析を駆使するメダリオンを紹介しています。

 

この記事ではメダリオンバークシャーのパフォーマンスを対比していますので、メダリオンのパフォーマンスが世の中の標準と比べてどの程度なのかはわかりません。ただ、直近の約30年間は、バークシャーを(対戦成績では)圧倒的に上回っているのはわかりました。

 

投資の神様と崇められているバフェット氏率いるバークシャーが完全に負けているので、結構衝撃的です。

 

将来、コンピュータを駆使したテクニカル分析が支持される時が来るんでしょうか?どうなるかわかりませんが、風向きが変わることもあるかもしれません。今回記事に出てきた名前だけは覚えておきます。

以上

 

◆参考文献

日経新聞、"バフェット氏に圧勝した「ピタゴラス」、次は仮想通貨"

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HMV_X00C20A5000000/