バロンズ・ダイジェスト、5/10号の記事を読みました。SBI証券のウェブサイトに掲載されているものです。今、ナスダックの指数がかなり上昇しています。その上昇を支えている特定銘柄について記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
・この6週間でナスダック総合指数は30%程度上昇。新型コロナウイルスが個人、企業の習慣を変え、ハイテク企業が恩恵をけると考えられている。マイクロソフト、アマゾン、アップル、フェイスブック、アルファベットなどの巨大企業以外の銘柄も期待されている。
・ウェイフェア(W、家具販売)、エッツィ(ETSY、ハンドメイド作品)、ショッピファイ(SHOP、電子店舗構築・運営サービス)、チューイ(CHWY、ペット用品販売)などのオンライン小売銘柄は、年初来高値を更新。
・ズームビデオコミュニケーションズ(ZM、ビデオ会議システム、年初来128%上昇)、オクタ(OKTA、認証サービス)、ドキュサイン(DOCU、電子署名ソフトウェア)、ファストリー(FSLY、コンテンツ配信ネットワーク、年初来46%上昇)、トゥイリオ(TWLO、企業向けコミュニケーションネットワーク、年初来40%上昇)などのクラウドコンピューティング企業もかなり好調。
・チェグ(CHGG、学習プラットフォーム運営)、ブルーエプロンホールディングス(APRN、調理食材キット配送サービス)、ネットフリックス(NFLX、動画ストリーミングサービス)、ペトロンインタラクティブ(PTON、フィットネスサービス)の各企業の業績は、人々の巣ごもり生活の影響から急上昇中。
・ハイテク株の多くが大きく上昇する中、バロンズは専門家へ戦略を確認。
・ダンナイルズ氏(サトリファンドの創業者)の戦略は以下の2つ。①持続的な勝者となりえる銘柄の選択。アマゾン、アクティビジョンブリザード(ATVI、ビデオゲーム制作)、テラドックヘルス(TDOC、遠隔医療プラットフォーム)、②大幅下落した銘柄の選択。ウォルトディズニー(DIS)、バイアコムCBC(VIAC)。
・ポールウィック氏(コロンビアセリグマンコミュニケーションズアンドインフォメーションファンドのマネージャー)は半導体製造装置企業に注目。ラムリサーチ(LRCX)、アプライドマテリアルズ(AMAT)、テラダイン(TER)を推奨。市場は米中摩擦に悲観しすぎと同氏は考えている。
・同氏はまた、マイクロンテクノロジー(MU、半導体)、ウエスタンデジタル(WDC、ストレージ製造)に対しても強気。前者はフラッシュメモリーの価格上昇の恩恵を受け、後者は安定した企業向けSSD事業の比重が大きいことが理由。
2月末、3月の大暴落から、株価は値を戻してきました。2月の高値からNYダウ平均は約-20%、S&P500指数は約-15%というところまで来ています。そんな中、ナスダックは約-8%と回復が際立っています。
ナスダックは新興企業向け株式市場です。新型コロナウイルスにより、人々、企業の生活様式が変わり、テクノロジー企業が提供する製品、サービスの需要が伸びると考えられています。そんなテクノロジー企業は比較的新しい企業が多いため、ナスダック指数の上昇に繋がっています。
今、どんな銘柄が支持されているのか知りたかったので、この記事はちょうどよかったです。
すでにプロたちが買いあさった後なので、ここで挙げられているような銘柄は割高だと推測します。ただ、長い目で見ると、生き残っていける企業になるかもしれませんので、関心は持っていきたいと思います。
いくつか気になった銘柄がありますので、また調べてみます。クラウド、データセンター、半導体、この当たりには今後期待していきたいです。
以上
◆参考文献
SBI証券、バロンズダイジェスト、"ナスダック上昇も、特定銘柄に集中"
https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/invInfTop/toUsAnaReport