6/2付のCNBCの記事を読みました。アメリカは新型コロナウイルスの被害からの復活には遠く、また現在抗議活動が続いており、社会には不安が満ちています。その状況下でも株価が上昇を続ける理由を記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
・アメリカは夜間外出禁止令が発令されている中、また、継続した抗議に備えている中、株価は上昇を続けている。
・抗議は株価に影響しておらず、株価は経済活動の再開に反応している。
・継続した株価上昇の大きな要因は、FRB、その他中央銀行、及び各国政府からの何兆ドルもの景気刺激策。
・現在の株価上昇は現経済を超えた価値。今後、感染者が拡大し、経済再開を延期させるなら、株価は影響を受ける。今から2週間後にわかる(ジェフェリーズ、アメリカの金融サービス会社)。
・現在の抗議活動が消費者や企業の自信に悪影響を与えるなら、同抗議は課題になる。市場はまた、米中間の高まる緊張も注視しているが、ここまではほとんど市場価格に影響していない(RBCキャピタルマーケット、カナダの金融サービス会社)。
・株価は傷つきやすいが、下落したとしても幅は浅い。市場は幅広く上昇を続け、ここまでアンダーパフォームしている景気敏感株にも資金が流入する(ジェフェリーズ、アイアンサイズマクロエコノミクス:アメリカの投資助言会社)。
・現在は新しい景気循環の始まり。あなたは我慢すべきではない、そしてバリュエーションにフォーカスすべきではない(アイアンサイズマクロエコノミクス)。
・景気循環に乗り、小型株も上昇中。今年の最低値からラッセル指数は42%上昇、景気循環株は40%上昇。今年の想定外は、今年は成長し、投機的なものは下落したこと。通常、小型株、景気循環株は景気後退時、値を下げる(ジェフェリーズ)。
3月後半に底値を付けて以来、株価の上昇が続いています。背景には、各国の中央銀行、政府からの資金が株式市場に流れているとのこと。以前に読んだ別の記事でも同じことを指摘していました。
私は株式投資の経験が2年と浅く、今のような状況に出会うのは初めてです。思いがけない株価の上昇継続に面食らっていましたが、そろそろ落ち着きたいと思います。
各国の景気刺激策はまだ続いています。これから景気が少しずつ上向いていくはずなので、株価の上昇はまだ続いていきそうです。秋にはアメリカの大統領選挙もありますし。
記事も、これからも株式市場へ資金流入が継続し、株価が上昇すると主張しています。悪いニュースに反応し、株価が下がることもあるだろうが下げ幅は小さいと予想しています。
今年の2月に付けた市場平均株価の最高値を超えてしまうんでしょうか。ここまでくると、超えてもあまり驚きません。それくらい、今の株価上昇は続きそうな勢いです。
以上
◆参考文献
CNBC、"Why stocks could keep going higher even with massive unrest across America"