6/22付のBloombergの記事を読みました。JPモルガンチェースによる6/19付の発行レポートの内容が記事になっています。以下要約です。
◆要約
・経済が後退から回復へ向かう中、4月、5月は大半の金融資産が上昇したこともあり、JPモルガンチェースのアプローチは概ね成功。ポジションを極端に取ったこと、流動性が高まったこと、中央銀行からの市場への資金投入が主な要因。それぞれに高い相関関係があった。
・高い相関関係は通常、発生から数か月以内に平均値に落ち着く。量的緩和の程度が落ち着き、国、業界、企業、それぞれの要因が市場に影響するようになる。
・今回は2020年後半から始まるだろう。今後は投資先の選別により注意を払うべき。
・景気敏感株、ディフェンシブ株よりも、テクノロジー、通信、ヘルスケアなど、新型コロナウイルス感染拡大の中でも勝ち組となる銘柄選択を推奨する。
3月後半から大半の銘柄は上昇を続けてきましたが、それもそろそろ終わり、今後はいつものように業界や企業固有の要因に株価は影響されますよという説明でした。
ただ、JPモルガンチェースが推奨する銘柄はテクノロジー、通信、ヘルスケアと、コロナ後に支持されている銘柄と変わりはありません。新型コロナウイルスの終息目途が付くまでは、この傾向が続くということでしょうか。
テクノロジー株、ヘルスケア株は割高感がありますので、私は避けたいと思います。機関投資家みたいに株を売り買いする必要はありませんので気楽です。
ただ、景気敏感株、ディフェンシブ株がお買い得かというとそうでもありませんので、なかなか簡単には手が出しづらいです。今はできるだけ各業界の知識を付けて、選択できる銘柄を増やしたいと思います。
記事にあったJPモルガンチェースの主張が事実になるか、今後注目したいと思います。
以上
◆参考文献
Bloomberg, "20年後半の投資は一層選別を、高い相関関係は平均回帰-JPモルガン"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-22/QCB2N1T0AFB401