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不況下でも、S&P500の配当銘柄の86%は配当を維持(バロンズより)

SBI証券のウェブサイトに掲載されているバロンズダイジェストを読みました。6/14付のものです。景気後退の中でも、配当を維持、増配する企業について解説しています。以下、要約です。

 

◆要約

・3月以降、(小型株中心の)ラッセル2000指数構成企業の内、配当を出す企業の21%が減配、配当休止を決定。

・S&P500は少々異なり、減配、配当を停止したのは、配当を実施する構成企業の14%。まだ多くの企業が変わらず配当を継続。J&JやP&Gのように増配を発表する企業もあれば、増配せず、配当を維持する企業も。

・現在の配当には政治も絡み、ヨーロッパやイギリスでは配当を停止する企業は多い。アメリカはこれには当てはらまらない。

・第2波、景気後退の長さ次第だが、大企業は減配の山場を乗り越えた可能性あり。ただ、一般消費財、エネルギーセクターは不透明(バンクオブアメリカセキュリティーズ)。

・S&P500指数内のハイテク株の配当割合は、15年前の5.5%から17.3%へ上昇。全セクター内で1位(下記グラフ1参照)。

<グラフ1>S&P500指数内のセクター別配当割合

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(出典:S&P Dow Jones Indices)

 ・しかし、ハイテク株の配当利回りは1.2%と最下位(下記グラフ2参照)。

<グラフ2>S&P500指数内のセクター別配当利回り

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(出典:S&P Dow Jones Indices)

・減配と配当停止を投資家は分けて考えるべき。配当停止は再開まで時間がかかる可能性があり、配当目的の株なら売却を推奨(ギルマン・ヒル・アセットマネジメント)。

・危機を乗り越えた配当株の需要が高まる可能性あり。今の低金利はあと2年は続く。そのため、配当株は多くの債券利回りを上回る見込み。また、自社株買いと異なり、配当は政治的な逆風は少ない。

<グラフ3>S&P500企業の配当状況推移

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(出典:S&P Dow Jones Indices)

・ 専門家によると、以下8銘柄は現在の状況を乗り越え、配当を維持できると見込まれる。

(1)テキサスインスツルメンツ(TI)

配当利回りは2.7%と高い。安定している利益、配当の成長だけで価値がある(コロンビアスレッドニードル、アメリカの資産運用会社)。配当支払い、増配に積極的。経営が優秀(ソコロアセットマネジメント、資産運用会社)。

(2)J&J(JNJ)

・約50年増配を継続。同社も新型コロナウイルスの影響を受けるが、キャッシュフローには十分期待できる(モーニングスター)。

(3)マクドナルド(MCD)

・自社株買い停止を宣言、配当は継続。ドライブスルーなどで対策はうつも、楽観視はできない。現在の同社にとって最優先する資本の配分先は、事業への投資。配当はその次。

(4)ラムリサーチ(LRCX、半導体製造装置メーカー)

配当利回りは1.5%と低め。ただ、同業界の成長トレンドは力強い。同社の株価は3月後半から50%超上昇(ソコロアセットマネジメント)。ここ数年は増配を継続。同社はフリーキャッシュフローの75~100%を自社株買い、配当支払いを通じ、還元する方針。

(5)ホームデポ(HD)

・同社の商品は生活必需品と行政に判断されている。同社は外出自粛の恩恵を2021年まで受ける見込み(CFRAリサーチ、アメリカの調査会社)。利益を伸ばし、配当支払い、増配を継続する方針(ホームデポ)。

(6)P&G(PG)

・P&GのEPS予想値は1月からほとんど変化なし。同社の収益が安定している証拠。

・P&Gは効率を高め、ブランドへの投資資金を増加させている(モーニングスター)。

(7)ロシュホールディング(ROG)

・同社の事業は処方薬(医師の処方箋が必要な薬)と診断薬(健康診断のための検査薬)。同社は配当、増配を維持。

・同社は配当、債務返済、事業への投資、全てに対応する(モーニングスター)。

(8)ネクステラエナジー(NEE)

・同社は個人顧客向け事業が安定。自粛期間中の法人事業の落ち込みをカバー(モーニングスター)。配当は維持する方針。

 

ヨーロッパ、イギリスと比較し、アメリカは減配、配当停止する企業が少ないとのこと。アメリカ企業の業績が良いのか、株主を優先する文化のせいなのかわかりませんが、アメリカ株を選択していてよかったです。今後もアメリカ株へ投資しようと思わせてくれます。

 

幸いにも今のところ、私が保有する銘柄では減配、配当停止はありません。マクドナルドがちょっと心配ですかね。新型コロナウイルス要因で経済活動の制限が長引くと、同社の配当にも影響が出てきそうです。特にアメリカはあまり良いニュースを聞かないので、覚悟しておきます。

 

記事で挙げられた銘柄の中で、JNJ、MCD、PG、HDは私も保有しています。現在のJNJとMCDの株価は、私が購入した時と同じくらいまで値を下げています。ただ、配当率は3%未満と追加投資したいと思うほどではありません。まだ下げることを期待します。

 

テキサスインスツルメンツ(TI)とラムリサーチ(LRCX)は気になる銘柄です。TIの配当率は2.9%となかなか良いです。3%を超えるようであれば買う可能性はあります。私は半導体メーカーとしてすでにブロードコム保有していますが、他に買いたい銘柄がなければ買う選択肢に入れます。

 

半導体製造装置業界は期待する業界の1つです。ただ、どの企業が良いのかよくわかりません(^^; 理解できるのを待っていると、株を買えるのはいつになるかわからないので、思い切ってどれか1つを買うのも手かなと思っています。

 

ただ、どのメーカーも配当率が低いので、踏み切れません。株価が大きく下がるのを待ちたいと思います。

 

今、景気は後退していますが、その中でも配当を維持、増配できる企業は将来も期待できそうです。そういった観点で今は各企業を見ていきたいと思います。

以上

 

◆参考文献

SBI証券、バロンズダイジェスト、6/14号

https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/invInfTop/toUsAnaReport