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中国は中期的にはアメリカに迫るが、長期的にはアメリカに引き離される(バロンズより)

SBI証券のウェブサイトに掲載されているバロンズダイジェストの記事を読みました。5/31付のものです。年々中国が力を付けており、いつかアメリカを抜くんじゃないかと考えている人々も多いですが、長期的にはアメリカが優位に立つと筆者は主張しています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・将来、中国がアメリカに代わり、世界No.1の国になるという見方がある。ただ、可能性が高いのは、中国経済は将来ピークを迎えた後、長く衰退期が続くというシナリオ。

・1956年11月、当時のソ連の指導者フルシチョフは、自国の優位性と、西洋の資本主義国が直に崩壊すると主張。実際、第二次世界大戦後から1970年代半ばまでの間、ソ連の1人当たり生産額は、アメリカの30%から60%に拡大した。 

・しかし、この成長には理由がある。エネルギー価格の上昇、借金により、ソ連の購買力が一時的に上昇しただけ。

・1980年代以降、ソ連経済はアメリカ経済に差を広げられ、にソ連は内部崩壊。

 <グラフ1>アメリカの1人当たりGDPに対するソ連の1人当たりGDPの割合

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(出典:Maddison Project Database, Barrons)

・中国は1970年代後半より成長の時代へ。1990年代半ば、中国のGDPアメリカのGDPの10%程度、それが2019年には66%まで成長。

・2000年代に入ってからの成長は、過剰投資と急激な債務増加によるもの。この時、国民所得は生産物の価値を下回る。これは前述のソ連での一時的な経済成長と同様の現象。 

・ 2008年の金融危機後、中国の債務は同国GDPに対し、100%以上上昇。主要国の中で、歴史上最大、最速の拡大。2019年には債務総額は250%~300%以上に達していると見積もる。

・中国とアメリカの成長率の差は時期に縮まる。2049年頃に成長率は同等程度になると見込まれる。

・2100年までにアメリカの労働年齢人口が約15%増加するのに対し、中国の同人口は半減すると予測されている(国連のデータより)。

・以上より、2040年頃に中国経済はピークを迎えると算出される。この時、同国のGDPアメリカのGDPの76%程度。

 <グラフ2>アメリカのGDPに対する中国のGDPの割合(実績及び予想)

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(出典:IMF, United Nations, Barrons)

・言い換えると、2040年頃以降、アメリカと中国の経済規模は再び格差が広がっていく。生産性、もしくは人口動態に劇的な変化が起きない限り。

・中国の成長率はピークに近い。この見通しは絶対ではないが、政策立案者、投資家はこの可能性を十分考慮すべき。

 

将来、中国がアメリカを超え、世界No.1の国になると私は思っていたのですが、過去の歴史、及び人口動態から考えると、そうじゃないんですね。アメリカは世界No.1の国であり続けると記事は主張しています。

 

それでも、アメリカ経済との格差が広がり始めるのは2040年頃以降ということで、まだ20年もあります。衰え始める中国を見るのはまだまだ先になりそうです。

 

中期的には中国にやられる場面も出てくるかもしれません。ただ、長期的には安心していいということですね、今回の記事の主張を信じるなら。

 

実際にはどうなるかわかりませんが、こういう話を聞くと心強いです。アメリカを信じて今後もアメリカ株へ投資を継続したいと思います。

以上

 

◆参考文献

SBI証券、バロンズダイジェスト20年5月31日号、"長い目で見れば恐らく、米国が中国よりも優位に立つ理由"

https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/invInfTop/toUsAnaReport