9/21付のCNBCの記事を読みました。9/21のアメリカ株式市場は大きく下げましたが、下落はさらに続くよということを記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
・新型コロナウイルスや政治の揉め事に関する懸念に、株式市場は元々下落しやすい状況にあった。
・9/21の下落は景気敏感株が一番激しかった。今回の下落は、グロース株、モメンタム株の下落幅が大きかったここまでの9月の下落とは異なる。
・ヨーロッパでの新型コロナウイルスの新規感染者急拡大は、投資家を神経質にした(CFRAリサーチ、アメリカの投資調査会社)。
・アメリカの最高裁判所陪席判事を務めていたルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の死も、株価下落に寄与した。共和党、民主党の両議院は後任の選定で早速意見が分かれており、これが追加の景気刺激策の協議にも影響すると見込まれている。
・調整開始後、9/9に初めて反発したが、この上昇は元気がなく、さらなる下落を想定させる(CFRAリサーチ)。
・調整開始後、アップル株は20%下落しているが、9/21は安定していた。これは、大手ハイテク株が一時的に回復する兆候である可能性あり。あくまで一時的な回復(T3 Live、アメリカの金融メディア)。
・航空は7%、素材、エネルギー、産業は3%超、金融は約2.5%下落した。テクノロジーセクターは0.7%のプラス。
・今回は資金移動が起こった。再びズームやウォルマート、ペロトンを買い、旅行関係は売ろう(Bleakley Advisory Group、アメリカの金融サービス会社)。
・毎年9月は1年で一番悪い月に、10月は利益確定の月になる傾向にある(CFRAリサーチ)。
・株価は10月までに底をつくと想定する。その後は選挙へ向け、上昇する可能性あり。今は売られ過ぎの兆候が見られる(Fundstrat、アメリカの市場調査会社)。
・S&P500は3,100に到達、ナスダックは10,000未満、NYダウは26,000を下回る可能性も。これらは調整というよりも資金移動(Maxim Group、アメリカの金融サービス会社)。
9/21は大幅な下落でびっくりしました。 ヨーロッパでの新型コロナウイルスの再拡大や、ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の死をきっかけとする与野党の不和が影響しているとのこと。
先進国では、新型コロナウイルスは徐々に終息する方向に進んでいると思っていたのですが、まだまだ油断してはいけないということですね。
ここまでいい感じでテクノロジー株が下落していたのですが、反発してしまいました。さらなる下落を期待していたのですが、うまくいきませんね(^^;
もう少し調整が続きそうなので、様子見を続けます。大統領選挙までどのセクターが支持されるのか、ちょっとわからなくなってきました。思いがけず、大きく下げる銘柄が出てくるかもしれませんので、チャンスを逃さないようにしたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Stock sell-off accelerates and is expected to get worse before it gets better"