10/6付の日経新聞の記事を読みました。フィデリティ・インベストメンツ(アメリカの資産運用会社)で運用助言部門に所属するディレクターの方のインタビュー記事です。以下要約です。
◆要約
・アメリカの大統領選挙は結果が出るまでどちらに転ぶかわからない。前回の大統領選挙、EU離脱投票は事前予想とは異なる結果となった。今回は郵便投票が増えるため、結果判明まで時間もかかる。
・議会選挙も重要。大統領選挙よりも、上院の結果の方が、相場への影響は大きいのでは。
・バイデン氏勝利、そして上院、下院、何れも民主党が過半数を獲得すれば、政策の比重は資本から雇用へ移る。増税、大規模な経済政策など。景気刺激の効果はトランプ政権よりも大きくなるのでは。米中関係は少し緊張緩和の方向へ。(金融、エネルギー、ハイテクなど)大企業に対する規制は強まる。
・民主党、共和党、どちらが勝利しても今後数年間は、株価は緩やかに上昇する。FRBの金融緩和政策、そして追加の景気刺激策が支える。
・バイデン氏勝利の場合、ハイテク株からバリュー株(景気敏感株など)へ資金が移動。中小企業支援により、中小型株も上昇する。ESG投資も活発に。環境、社会への活動が積極的なため。
・トランプ氏勝利の場合、ハイテク株、大型株支持が続く。増税、(自社株買い含む)規制強化のリスクが消滅するため。アメリカ株に追い風となる。ただし、中国に対する強硬姿勢が続き、不透明感が残る。
この記事でも言及されているように、私もどちらになるかわからないと考えています。4年前はクリントン氏が優勢だと言われながら、トランプ氏が勝利しましたし。
どちらが選ばれるにせよ、企業が成長できる環境を作ってほしいです。
私はたぶん逆を選びます。ハイテク株が上昇するならバリュー株を、バリュー株が上昇するならハイテク株を選ぶと思います(^^;
中期的には株価は上昇していく見込みなので、資金が貯まれば、あまり先延ばしせず、投資をしていきたいと思います。
以上
◆参考文献
日経新聞、"米大統領選「バイデン政権ならバリュー株に資金」"
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06H6C_W0A001C2000000/