アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

アメリカ株への株式投資で副収入を得る方法を、わかりやすく簡単に理解できるブログを目指します。

デジタル決済の注目銘柄(バロンズより)

バロンズダイジェストの記事を読みました。SBI証券のウェブサイトに掲載されている9/20号のものです。デジタル決済の注目銘柄が紹介されています。以下要約です。

 

◆要約

新型コロナウイルスがデジタル決済の利用を促進。コロナ後も、このトレンドは続く。関連企業にとっては大きな機会。

アメリカで消費者が決済に使用する現金の割合は、2016年の31%から、2019年には26%へ減少(FRB)。

・ペイパル(PYPL)、スクエア(SQ)などデジタル決済企業の株価は大きく上昇し、バリュエーションはかなり高い。しかし、長期投資なら投資余地あり。

<表1>ペイパル、スクエアの基本データ

f:id:investmentandsecondjob:20201019074330p:plain

(出典:SBI証券

・クレジットカード会社も上昇余地あり。先の2社と比較し、マスターカード、ビザは年初来の上昇率が低く、数か月内で大きく上昇する可能性あり。例年、両銘柄の株価は年25~30%上昇する。現在の制限された経済活動の下では、クレジットカードの取扱高は減少するも、現金使用率の低下は両社にとって追い風。

<表2>マスターカード、ビザの基本データ

f:id:investmentandsecondjob:20201019075812p:plain

(出典:SBI証券

・グローバルペイメンツ(GPN)、フィデリティナショナルインフォメーションサービシズ(FIS)は決済処理企業。カード発行会社の決済処理、マーチャントアクワイアリング(小売企業、クレジットカード企業、銀行を結ぶ業務)を担う。

<表3>GPN、FISの基本データ

f:id:investmentandsecondjob:20201019080748p:plain

(出典:FactSet)

・投資先をこれまでの金融サービス会社から、デジタル決済、フィンテック企業へ変更。バリュエーションが割高なのは有望企業が多くないため(Hennessy Large Cap Financial Fund、アメリカの投資ファンド)。

アメリカでは、小売売上高のわずか8.9%がオンライン取引で、今後上昇余地あり(中国は23%)。

・ペイパルはデジタル決済市場を切り開いてきた。20年Q2末時点で同社のアカウント数は3億4600万件。同社は新たな収益源も探す。(支払いプラットフォームである)ハイパーウォレットもその1つ。ウーバー、ドアダッシュ(料理宅配サービス)、エッツィ(手芸品オンライン市場)などが同プラットフォームを利用。

・ビザとマスターカードは世界の経済動向の影響を受ける。それぞれ、今年の売上高は前年比で5%、7%減少すると予想される。減少するのは上場から初めての事。ただ、決済高が落ち込むのは今年だけで、来年からは再び成長が加速する見込み。

<グラフ1>コロナの取扱高への影響、ビザ

f:id:investmentandsecondjob:20201020080158p:plain

(出典:MoffettNathanson)

<グラフ2>コロナの取扱高への影響、マスターカード

f:id:investmentandsecondjob:20201020080310p:plain

(出典:MoffettNathanson)

・2021年、経済、旅行の回復が世界規模で起こり、クレジットカードの取扱高は回復すると見込まれる。2012年~2019年の決済取扱高の成長率は年10%であるのに対し、2021年は14%成長と見込む(MoffettNathanson、アメリカの調査会社)。

・ビザは、ビザダイレクト(P2P決済、海外送金サービス)、銀行向けサービス(解析、セキュリティなど)、(金融ネットワーク運営の)プレイド買収など、事業拡大中。増益率は年19%成長、営業利益率は約70%という収益性があり、MoffettNathansonのビザに対する目標価格は$250。

マスターカードも企業間取引、送金サービス事業を拡大。また、オープンバンキング、リアルタイム決済、サイバーセキュリティ分野のM&Aを継続して模索中。同社はサービス事業への投資で利益率が低下しているが、規模が拡大すれば歯止めはかかる。目標株価は$367(UBS、スイスの銀行)。

・決済処理銘柄は割安なサブセクター。先に出てきたグローバルペイメンツ(GPN)、フィデリティナショナルインフォメーションサービシズ(FIS)は、コロナで小売り業界が低迷するにつれ、業績が減速。しかし、銀行、及び加盟店にとって両社の存在は不可欠のため、需要が復活すれば、両社の業績も元に戻る。

・FISはワールドペイ(決済サービス企業)を買収。ワールドペイは120種類の通貨が利用可能で、年400億件の処理実績を持つ。同社買収の恩恵も受け、FISの2021年の売上高は、前年比8%増の見込み。EBITDAは17%増の見込み。目標株価は$178(Canaccord Genuity Group、カナダの投資銀行)。

・GPNも昨年、決済サービス企業のトータルシステムサービシズを買収。この買収により、金融機関の顧客は500社増え、1,300社に。GPNの売上高の内、60%はハイテク企業から。このため、コロナの影響を比較的抑えることができている。GPNの目標株価をエバーコアISIは$253に、シティグループは$207に上方修正。

 

バロンズダイジェストは特定の業界の話をクローズアップしてくれるため、私にとっては、自分が詳しくない業界、企業を知れる良い機会です。

 

今回登場した企業はペイパル(PYPL)、スクエア(SQ)、マスターカード、ビザ、グローバルペイメンツ(GPN)、フィデリティナショナルインフォメーションサービシズ(FIS)の6社です。GPNとFISは初めて聞いた会社のように思います。

 

どれも株価は高いですが、必ず成長していく業界だと思いますので、注目していきたいと思います。まだ業界のことはよくわかりませんので、これから学ばないといけませんが。私は銀行銘柄にも投資しているので、同じ金融業界として繋がるところもありそうです。

 

ちなみに、ビザとマスターカードは私も保有する銘柄です。両社の売上高が前年比で減少するのは上場以来で今年が初めてとのことで、いかにコロナが異常かを気づかせてくれます。ヨーロッパでの感染状況が再び悪化しているので、油断しないようにしたいと思います。

以上

 

◆参考文献

SBI証券、バロンズダイジェスト、"デジタル決済の未来[カバーストーリー]注目銘柄を紹介"

https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/invInfTop/toUsAnaReport