10/26付のBloombergの記事を読みました。新型コロナウイルスのワクチン、治療薬が早期に開発されても、来年の世界経済回復はあまり期待しないでねと注意を促す内容です。以下要約です。
◆要約
・新型コロナウイルス終息まで、まだ長い時間が必要と考える専門家が増加中。
・ワクチンの登場で来年の世界経済は期待できると考える投資家は考えを改めるべき。ワクチンの有効性、各国への配布手段、人々が接種に応じるかに懸念がある。
・コロナ前の成長基調に戻るには、あと1年ちょっと必要になる可能性あり。新型コロナウイルスに対する予防システムが実現化されても、すぐに経済に影響が出るわけではない(マニュライフ・インベストメント、アメリカの金融サービス会社)。
・この数十年間、中央銀行や各国政府の財政施策により、各国は経済危機を乗り越えてきた。今は同施策と同じくらい、ワクチン、治療薬の開発動向が経済に影響する見込み。
・21年春の終わりまでに、最も重症化リスクの高い人々向けにワクチンを確保できる可能性は高い。それまでは、経済活動の再開と制限が繰り返される(新型コロナに関する前英政府顧問、インペリアル・カレッジ・ロンドンの教授)。
新型コロナウイルスの感染がヨーロッパ、アメリカで再び広がってきています。経済活動も再び制限され、株価も影響を受けています。
アメリカ大統領選挙の1か月くらい前から株価は上昇するのかなと思っていましたが、私の予想は完全に外れています(^^;
10/27のモーニングサテライトでも専門家の方が、年末にかけ、株価が下がる可能性があると注意を促していました。
基本的に株価は上昇基調だと思いますが、新型コロナウイルスの感染再拡大が影響し、思ったよりも上昇は緩やかで、また、上がったり、下がったりを繰り返すかもしれません。
今後の投資タイミングが悩ましいです。まだ下がりそうな気がしますし。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、各国がどう経済活動に制限をかけていくのか、注目したいと思います。
以上
◆参考文献
Bloomberg、"コロナワクチン、来年の世界経済救えない恐れ-投資家は予測修正を"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-26/QIS3T2DWLU6801