11/16付のBloombergの記事を読みました。モルガンスタンレーが発表した2021年の景気見通しについて解説しています。以下要約です。
◆要約
・2021年は現金、国債から、株、社債へ比重を移すことを推奨。ボラティリティは低下する(モルガンスタンレー)。
・今後は景気後退→ノーマル(通常の経済)→世界的な景気回復という流れで推移するだろう。各種政策も経済を支える。世界経済の回復を信じるべき(モルガンスタンレー)。
・新型コロナウイルスワクチンの良いニュース、追加景気対策への期待から、アメリカの株価は上昇中。一方、同ウイルスの感染拡大、経済活動制限、ねじれ議会など懸案事項もある。
・JPモルガンチェース、ゴールドマンサックスも株式に強気。前者はアメリカ大統領選挙の結果から、後者は来年以降、社会が正常化することから判断している。
・株価は上昇一辺倒ではない。新型コロナウィルスの(特に冬時期の)感染再拡大、緊縮財政の存在がリスクとしてある(モルガンスタンレー)。
・2021年末までに、S&P500指数は3900に到達、ドル指数は約4%の下落と予想(モルガンスタンレー)。
大統領選挙の投票日以降、株価は上昇基調です。今、株価の割高感をより一層感じます。機関投資家が強気だと、今後も株価上昇は継続していきそうです。
今となると、株価が下がっていた10月末に、少しでも投資すべきだったと考えてしまいます。今後、投資するか悩んだ時は、金額を少なめに投資することも考えます。
今、景気敏感株は上昇しており、テクノロジー株も下げたとはいえ、まだまだ高いです。これから株価が上昇基調だと、手が出しづらい状況が続きます。この状況が続くなら、おそらく私は様子見を続けると思います。
ただ、全く投資しないというのも避けたいので、ある程度大きく下げた時には、金額を抑えて投資することを考えたいと思います。
以上
◆参考文献
Bloomberg、"2021年はリスクオンの年、「回復を信じよ」-モルガン・スタンレー"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-16/QJV8AEDWLU6801