11/25付のReutersの記事を読みました。現在、アメリカ、日本の株式市場の株価は上昇を続けています。筆者は、その上昇が止まる時期を予想しています。以下、記事の要約です。
◆要約
・アメリカの11月の消費者信頼感指数は96.1と、市場予想を下回る。前月の101.4からも低下。一方、NYダウ平均は過去最高値を更新。これは、実体経済と株価が相関していないことを表す。
・現在のアメリカ、ヨーロッパ、日本の株高は大幅な金融緩和が要因。過去は、資産価格が急激に上昇すると、長期金利上昇→利上げ→資産価格低下という動きであった。
・しかし今は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、各国の中央銀行は大規模金融緩和をしばらく継続させる予定。FRBは2023年まで、現在の金利を維持する方針。
・このため、現在の株価上昇基調は継続する見込み。ワクチン、治療薬で、新型コロナウイルスの感染が収まると見通しが立つまでは株価は上がると、市場関係者は見込む。
・現在、アメリカの10年国債金利は0.8%前後。この水準が続く限り、株高も続くと考える。株式市場への資金流入が続く。
・前述の長期金利が1%を超え、さらに上がり続ければ、株価上昇基調の出口が見えるだろう。
・ワクチンは近い将来、接種できる見込み。ただし、有効期間、副作用など、不透明要素あり。そのため、ワクチン接種開始後も、相当な期間、株高基調は続くと考える。
世界的な大規模金融緩和政策で、株価の上昇が続くという市場の見方は変わっていません。アメリカの低金利もまだまだ続きますし。
平均株価の上昇が今後も続くとなると、個人的には買いづらい状況が続きます。新型コロナウイルスの感染拡大起因による景気後退により、株価が下がることを私は期待していますので、今は待ちです。
ただ、株価が下がるかはわかりません。下がったとしても、それまでの上昇幅が大きく、思ったより株価が低くならないかもしれません。
もし、下がらなかったら仕方がありません。私の判断ミスです(^^; 上昇基調は長く続く見込みですので、気長に行きたいと思います。
以上
◆参考文献
Reuters、"コラム:日米株高はコロナ終息まで継続か、出口のサインは米長期金利上昇"