アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

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機関投資家は現在の株式市場に慎重、かつ上昇継続を期待しています

1/26付の日経新聞の記事を読みました。元ネタはフィナンシャルタイムスです。機関投資家の方々が、現在の市場に警告する内容です。以下要約です。

 

◆要約

・世の中の主要株価指数は20年3月後半以降、上昇を継続。21年に入ってから過去最高値を更新中。

・投資家はリスクが消えたと誤解している(セス・クラーマン氏、バウポスト・グループ創業者)。

・現在の株価上昇がいつ終了するかは不明。想定より長続きする可能性も。急落はない。ただし、より慎重になっている(カルミニャック、フランスの資産運用会社)。

・現在のアメリカグロース株の状況は、1980年代の日本株バブル、1990年代後期のドットコムバブル、2000年代の資源株バブル時と似ている(アブソリュート・ストラテジー・リサーチ、イギリスの調査会社)。

<グラフ1>ナスダック100企業の売上に対する市場価値比率

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(出典:Capital IQ)

・各バブル時代の共通点は、低い金利、PERの高さ、個人投資家の参加率、キャピタルゲインの急上昇。

・S&P500企業銘柄の10%以上は、200日移動平均を40%以上上回る。これは過去35年の内、4回しか発生していない現象(アブソリュート・ストラテジー・リサーチ)。

ファンドマネージャーは良い成績を挙げるため、チャンスを逃したくない。上昇相場に乗らざるを得ないという考えもある。バブル時は投資の際、もっともらしい理由を考える。後で言い訳するために(アン・ハートネット氏、アブソリュート・ストラテジー・リサーチの共同創業者)。

・現在、アメリカの個人は在宅生活を強いられ、多くが株式投資に時間を費やす。購入銘柄は、EVメーカーなどハイパーグロース株(カルミニャック)。

<グラフ2>MSCIアメリカバリュー指数に対する同グロース指数f:id:investmentandsecondjob:20210206154837p:plain

(出典:Refinitive)

・異常な状況が続くが、投資家は売り急いでいない。過去と比較し、個人投資家の投資状況が健全とみられている。

・中国株バブル時(2015年に崩壊)、個人投資家信用取引が株価上昇を煽った。現在は個人の貯蓄率が高く、バブルではない。ただし、一部銘柄は割高すぎて、暴落の可能性はある(ユニジェスチョン、スイスの資産運用会社)。

機関投資家は株価急落の心構えができている。VIX(恐怖)指数の長期平均が20近辺であるのに対し、現在の同指数は23超。20年初頭は14。

・警戒しているため、投資家の資金にはまだ余裕があるはず(モルガンスタンレー)。

・市場の各種指標には、バブル崩壊を示唆するものもある。しかし、各中央銀行の大規模金融緩和政策がすぐに終了する見込みはなく、市場が急落する可能性は低い。債券市場に影響する急激なインフレが起きない限り。

・現在の株価上昇は企業の収益改善、及び流動性が一段と過剰になっているため。構造的に資本が増えている。バブルと言っている人は、これを理解していない。今は過去に例のない状況。下落基調になるのには少なくとも10年かかるのでは(パインブリッジ・インベストメンツ、アメリカの資産運用会社)。

 

タイトルは普通でしたが、内容は心に留めたい内容が多い記事でした。

 

ファンドマネージャーが上昇相場に乗らざるを得ないというのはわかります。プロは短期的に利益を稼がないといけないので、利益をあげるチャンスがあれば、買わないといけません。株価が上昇する理由の1つがわかりました。記事が指摘するように、もっともらしい言い訳があれば、周りも納得させられますし。

 

株価は上昇を継続していますが、プロに言わせると市場は警戒しているとのこと。まだ上がる余地があるんですね。どこまでいくんでしょう(^^;

 

今は過去に例のない状況、という言葉がありますが、これはあまり気にしないようにします。過去のバブルの時は同じようなことが言われている可能性もありますし。

 

機関投資家の中には、今の上昇基調が10年続くと予想している方もいらっしゃいます。これは驚きです。本当にこれだけ上昇基調が続くと、暴落を期待している私はかなり投資機会を逃してしまいます。

 

暴落を待つのはいいですけど、時々は投資した方がよさそうです。上昇基調は10年続く可能性がある、ということは頭に入れておきます。

以上

 

◆参考文献

日経新聞、"[FT]プロ投資家の間で高まる株式バブル懸念"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM261AN0W1A120C2000000/