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電子機器の需要増、ビジネスモデル変化、米中貿易戦争で半導体不足が発生中

2/10付のCNBCの記事を読みました。現在、半導体不足により、企業が物を作れないことが報道されていますが、その背景を記事は解説しています。以下要約です。

 

◆要約

半導体は供給不足。電子機器の旺盛な需要、ビジネスモデルの変化、前アメリカ大統領であるトランプ氏による貿易戦争が理由。

・需要はさらに増加する見込みで、今後数か月間はチップの供給不足が続きそう。

・2020年の世界チップ売上は前年比で+5.1%増の4,330億ドル、2021年は前年比で+8.4%増となる見込み(半導体産業協会)。

・今のチップ不足は(コロナ下での在宅勤務、在宅学習に伴う)PC、及び周辺機器の想定外の需要急増が要因(Patrick Moorhead氏、コンサルティング会社であるMoor Insightsの創業者)。

・チップ不足は半導体業界の構造も関係する。ランク上位にいる半導体メーカーの多くはファブレス(自社で製造部門を持たず、技術、半導体の設計に特化する)企業。製造は外部のファウンドリ企業(台湾のTSMC、韓国のサムスンなど)が担う。コロナ前から、ファウンドリ企業はフル生産状態であった。

半導体業界の不足は多岐に渡る。自動車は多くの半導体から構成され、10セントの半導体が欠けても成り立たない(ガートナー社、アメリカの調査・助言会社)。

・2020年、TSMCの売上はスマホ向けが48%だったのに対し、自動車向けは3%。自動車業界自身も、優先順位が低いことは気付き始めている。

・テクノロジー企業は、より高く買い、注文もキャンセルしない、また、ファウンドリ企業と長期的に契約を結ぶ。自動車業界需要が想定外に急増した場合、自動車メーカーが割り込むことはできない(ガートナー)。

・自動車業界需要の急増に対応するため、TSMCは今年、280億ドル分の設備投資を行い、また、既存のウエハー設備も一部、同業界向けに割り当てる計画。

・自動車業界は(より耐久性があり、信頼性がある)同業界向けチップを求める。そのため、生産ラインを代替するのも、より難しい(Trendforce、台湾の市場調査会社)。

・昨年アメリカはSMIC(中国最大のファウンドリ企業)に対し、先端半導体製造装置の購入に制限を課した。この制限により、SMICへの注文がその他ファウンドリ企業に切り替えられた(ガートナー)。

・主要部品の買いだめ需要も発生中。コロナ下のサプライチェーン混乱を見据えたものや、先のアメリカの規制が発動する前の買いだめなど。

 

コロナ以降、半導体関連銘柄が上昇を続けているように感じます。私の保有するブロードコムは、20年2月の暴落前は$300程度だったのが、今は$480を超えました。

 

半導体供給不足→値上げ→株高、という状況なので、半導体関連銘柄の株価上昇はまだ続きそうです。同業界の銘柄を買いたいのですが、しばらくは手を出せそうにありません。

 

電子機器の需要増、ビジネスモデルの変化、中国との貿易戦争、この中で一番先に解決しそうなのは、電子機器の需要増でしょうか。世界的に感染者数は減少傾向にあり、コロナ特需もそう長続きしないでしょうし。

 

記事によると、あと数か月は供給不足が見込まれています。今年のQ3~Q4くらいからは、半導体関連銘柄の株価上昇も落ち着いてくるかもしれません。市場がどうみているのか、同銘柄の株価推移を追っていきたいと思います。

以上

 

◆参考文献

CNBC、"Why there’s a chip shortage that’s hurting everything from the PlayStation 5 to the Chevy Malibu"

https://www.cnbc.com/2021/02/10/whats-causing-the-chip-shortage-affecting-ps5-cars-and-more.html?&qsearchterm=why%20there