2/12付のCNBCの記事を読みました。今年に入り、生活必需品セクターはS&P500セクターの中で一番パフォーマンスが悪いとのこと。記事では同セクター銘柄の良いところ、解説者のおすすめ銘柄が解説されています。以下要約です。
◆要約
・2020年、生活必需品銘柄のパフォーマンスは普通。2021年、ここまで同セクターはS&P500セクターで唯一下落している(3%超のマイナス)。
・同セクター内の主要銘柄はペプシコ(PEP)、タイソンフーズ(TSN)、ケロッグ(K)、クラフトハインツ(KHC)など。
・低成長、安定成長の生活必需品銘柄は長期投資家に多くを提供する。安心、安全、配当金を望む場合、同銘柄は良い選択肢(BK Asset Management)。
・2/12、ペプシコの株価は約2%下落したが、同銘柄の株価はこの10年間で2倍に。次の10年間でも倍になるチャンスがあると思う。ここでのカギは単純に長期の見通し。同社は塩味スナック事業では、かなり優位な立場にいる。中国やその他アジア各国の中産階級に魅力的に映るのでは(BK Asset Management)。
・クラフトハインツはかなりの問題を抱えているが、自身を安定させることができている。フリーキャッシュフローは50億ドル超で、次の3~5年で株価は$50前後に到達する可能性あり(BK Asset Management)。
・クラフトハインツの強みはテクニカル指標に裏付けられる。2/11に発表された四半期決算が市場予想を上回ったことにより、$36を超えると予想。また、次の上値抵抗線は$50になるのでは(Fairlead Strategies、アメリカの金融調査会社)。
<グラフ>クラフトハインツの株価推移
(出典:CNBC)
・(Consumer Staples Select Sector SPDR Fund、XLPで最も比重の高い)P&Gとウォルマートは長期では上昇傾向にあるが、今は調整局面。売られ過ぎと考える(Fairlead Strategies)。
今年、生活必需品セクターはパフォーマンスが悪かったんですね。確かに、私が保有するP&G、マコーミックの株価も明らかに下がっています。
生活必需品銘柄は在宅銘柄でもあったので、景気回復の期待値が上昇するに伴い、資金が流出しているということでしょうか。
同セクターの株価が今後も下がっていくなら、今年、割安感が出てくるかもしれません。
記事でも挙げられているペプシコは私も気になる銘柄です。個別に調べてみたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Consumer staples stocks are the worst of 2021, but PepsiCo could double in 10 years, trader says"