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2013年にも発生したテーパータントラム(市場が動揺する現象)再燃を市場は心配しています

2/21付のReutersの記事を読みました。過去にも発生したテーパー・タントラム(マーケットのかんしゃく。市場が動揺する状況)という現象に関する解説です。市場は今、同現象の再発を懸念しているとのこと。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・2013年5月、FRBの発表を発端に、債券投資家は保有していた債券を大量に売却。FRB量的緩和方針を見直し、縮小することを示唆したことに動揺したため。テーパー・タントラム(マーケットのかんしゃく)と呼ばれる現象。

・現在の世界債務残高は当時よりも70億ドルほど多い。当時と同様のことが起きれば、混乱はさらに大きくなる可能性も。

・テーパータントラムは今警戒すべきリスクの1つ。インフレへの期待から、世界の中央銀行が金融緩和の縮小を決定する可能性があると市場は心配している(バンクオブアメリカの2月の調査結果より)。

・2/16のアメリカの国債(10年もの)利回りは、一時的ではあるが1年ぶりの高値を付ける。バイデン政権の追加景気対策が実現することで、インフレを誘発、金融緩和政策の終了が早まると市場が懸念していることを反映している。

金利上昇はボラティリティ上昇、スプレッド(通貨の売値と買値の差)拡大、資産売却に繋がる。2013年も同様のことが起こった。当時よりレバレッジ比率は高いため、よりリスクは高い(ブルーベイ・アセット・マネジメント)。
・世界が抱える債務総額は2013年で210兆ドル。現在は280兆ドル(IIF、国際金融協会)。

・債務が拡大する中、中央銀行債務不履行回避のため、借り換え費用を低く保つ必要がある。そのため、金融緩和と低金利を続けざるを得ず、それがさらなる債務拡大に繋がる状況にある(フィデリティーインターナショナル)。

・2013年時、(物価調整後の)実質債券利回りは100bp(bpは0.01%)急上昇。現在は同じような状況にはなっていない。同利回りは実質資本コストを表し、弱気派は同指標を注視。

・実質債券利回りは現在マイナス1%に近く、債券と株式では後者のリターンが5%高い。そのため、(テーパータントラムが起こる恐れはあるが)機関投資家の株式、コモディティ保有比率が、10年ぶりの高い水準を維持している可能性あり(バンクオブアメリカの2月の調査結果より)。

・(2013年5月時に12.5倍だった)PERは現在20倍。投資家はジャンク債にも手を出しており、投資家の高リスク資産の保有比率は現在、過去最高に(バンクオブアメリカの2月の調査結果より)。

・また、今日の投資家が保有する債券の償還期間は、2013年当時よりも2年長い。償還期間の長期化→債券の価格変動度合い上昇→わずかな利回り上昇で、債券価格の下落幅がより大きくなるという状況にある。実際今年に入り、アメリカの30年国債利回りが0.4%上昇した際、価格は4%下落。

・テーパータントラムは先送りすればいいというものではない。より悪化する前に発生させた方がまだ対応しやすい可能性も(JPモルガンアセットマネジメント)。

・しかし、大半の政策立案者は急がない方針。FRBはテーパータントラム発生を防ぐために邁進。各国の中央銀行は物価上昇を容認、低金利継続を表明中。中銀は次に発生するテーパータントラムを和らげることを市場から求められるだろう(ブラックロック)。

 

私には少々難解な記事で全てを理解したわけではありませんが、読んでよかったです。中央銀行量的緩和方針をいつ見直すのか、市場が注視しているのは私も理解しています。

 

記事によると、 FRBはテーパータントラム発生を防ごうとしているとのこと。そんなことできるんでしょうか。市場の動揺をできるだけ抑えようとしている、という意味なら理解できます。

 

もし、テーパータントラムが起きるなら、株価が大きく下落してくれるので、個人的には歓迎します。機関投資家のように短期的に結果を出す必要はありませんので。

 

すぐに起きるとは思えませんが、何がきっかけになるかわかりませんので、この記事で読んだことは頭に入れておきたいと思います。 

以上

 

◆参考文献

1)Reuters、"焦点:テーパー・タントラム再燃の懸念、世界債務膨張で混乱も"

https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2AJ0EZ

2)iFinance、"テーパー・タントラム"

https://www.ifinance.ne.jp/glossary/souba/sou296.html