3/11付のCNBCの記事を読みました。ペンシルバニア大教授であるジェレミー・シーゲル氏のTV番組での発言が記事になっています。長期国債利回り、インフレ率上昇でも、年内はさらに10~12%の株価上昇が見込めると解説しています。以下、記事の要約です。
◆要約
・今年、アメリカ長期国債利回りの上昇、インフレ懸念に直面しても、株価は上昇を続ける。追加景気対策は火に油を注いだかのようになる。
・(追加景気対策施行後)年内に株価はここから10~12%上昇すると見込む。直にFedは引き締めを始め、その引き締めは株価に影響を与えるようになる。これに対する恐怖は出始めていると思う。
・しかし、強い経済、企業収益の上昇がこの恐れを克服するだろう。
・この経済の下、解き放たれた繰延需要が、長期国債利回りを上昇させ、またインフレ率を高めるだろう。
・このような状況下でも、投資家は債券よりも株式、特に景気循環株を好むだろう。次の1年間、景気循環株がテクノロジー株をアウトパフォームする。
・長期国債利回りが2.5~3%に、インフレ率が4~5%に上昇したと仮定する(私は現実になると思う)。この状況は利回りを求める投資家にとっては全く魅力的ではない。
・株式は実物資産であることを忘れないように。実物資本、現実のアイデア、著作権、知的財産などに基づく権利。インフレ下でも株式は価値を維持する。配当はインフレと共に上昇する。
・国債利回りが上昇するならダブルパンチとなる。投資家の国債、債券購入意欲は減り、債券価格は下落。今日、3%の債券利回りではアドバンテージが取れない。
・株式市場と比較すると、債券市場はかなり悪くなる。よって、株式市場に資金が流れ続けると考える。
つい先日もジェレミー・シーゲル氏関連の記事を読みましたが、今回読んだ記事でも同氏が強気なのはわかります。今株を買っておいたほうがいいんじゃないのと思ってしまいました。
私は暴落を期待しすぎかなと最近思います。2018年6月から株式投資を始め、18年末と20年2~3月の暴落を経験したので、暴落は年一くらいで来るものとどこかで期待してしまっています。
先日のナスダックの10%超の下落では魅力を感じませんでした。そもそも株価がかなり上がっていますので。
今の考え方だと、今年は買う機会に会えなさそうです(^^; ちょっと考え方を変えた方がいいかもしれません。平均株価にとらわれ過ぎず、割安な株を探す習慣をつけたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"Wharton’s Jeremy Siegel sees stock market up another 10% this year as Covid stimulus adds fuel"