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インテルの四半期決算は市場予想越え。FY21通期見通し上方修正も、市場の満足度は低く、株価は5%超下落。

4/22付のCNBCの記事を読みました。同日、インテルが2021年Q1の四半期決算を発表、その内容が記事になっています。以下要約です。

 

◆要約

・売上は市場予想の$17.90Bに対し、$18.57B。EPSは市場予想の$1.15に対し、$1.39。これはインテルの見込みよりも大幅に高い。しかし、同社の株価は時間外取引で3%超下落。

・2021Q2の売上見込みは市場予想が$17.55Bであるのに対し、インテルは$17.8Bと予想。一方、EPSは市場予想の$1.09に対し、インテルは$1.05と見込んでおり、市場予想を下回る。これは製造設備へ投資することが要因。

・先月、インテルは$20Bを製造設備へ投資し、半導体チップの受託製造業者になることを表明。

・今年はインテルにとって極めて重要な年となる(インテル)。

・しかし、この計画が完了するまでは数年を要する。現在、世界中で半導体需要が急増しているが、インテルが今回発表した四半期決算結果は、本質的には1年前と何も変わらない。

・世界のPC売上は、ここ数年の第一四半期の売上としては過去最高。これはインテルの業績を押し上げた。インテルのノートPC向け売上は過去最高。前年同期比では54%増、PC向け全体の売上としては38%増。

・1年前、インテルの(PC含む)クライアントコンピューティング向け売上は$9.78B。これはインテルの売上の59%超を占める。

・しかし、多くのノートPC、デスクトップPCは安価なChromebookで、それらはインテルよりも安価なチップを採用。(インテルの顧客でもある)アップルは自社製チップの採用数を増やす。対アップルの売上減少を覗いても、インテルのPC向け売上は減少している。

インテルのデータセンター向け売上は昨年上昇。世の中で在宅勤務が増え、企業がクラウド利用を増やしたため。しかし、2021Q1のデータセンター向け売上は$5.56Bと減少(前年同期比は$6.99B)。

・自動運転車事業を担う子会社、モービルアイの売上は昨年から48%上昇し、$377M。

インテルは、(7nmの製造プロセスを使う)最先端チップの分野で後れを取っている。また、エヌビディア(データセンター向け)、AMD(PC向け)などとの競争が激化。

インテルが計画するアメリカでの生産能力増強は安くない。同社は2021年に$19B~20Bを設備投資へ費やす計画。

・21年3月、インテルはFY2021のEPSを$4、売上を$72Bと予想。今回の四半期決算では、EPSは$4.6、売上は$72.5Bへ引き上げ。

 

今回の四半期決算は市場予想を超え、FY21通期のEPS、売上は上方修正しており、良いニュースはあります。

 

一方で、製造設備への巨額投資はリスクあり、競合も強敵、最先端チップの技術ではここ数年、他社に後れを取っており、業界は絶好調にも関わらず、インテルの四半期決算内容は驚きもそうないと、記事では悪い点をたくさん挙げています。

 

今回の四半期決算は市場には印象が良くないようです。決算発表の翌日である4/23、インテルの株価は前日比で5.32%下落しました。

 

この記事で挙げられている悪い面を聞くと、確かにこの先不安です。競合も手ごわいです。チップの受託製造事業へ再参入するニュースが報道された後、株価はほとんど反応しなかったため、同事業に対する市場の期待度の低さが感じ取れます(^^;

 

チップ製造工場の能力を、そう簡単に増強できるとは私も思っていません。(別の記事によると)台湾セミコンダクターの創業者は、優秀な人材確保、コスト高がインテルにとってハードルになると、コメントしています。

 

私はインテルの自社半導体販売ビジネスではなく、受託製造の将来に期待しています。どうなるかわからないので、賭けのようなものです(^^;

 

4/23に5%ほど下げましたが、これからまだ下げる可能性はありますので、追加投資はせず、静観します。 

以上

 

◆参考文献

1)CNBC、"Intel revenue and profit drop slightly from last year"

https://www.cnbc.com/2021/04/22/intel-intc-earnings-q1-2021.html?&qsearchterm=intel%20revenue%20and%20profit

2)日経新聞、"台湾TSMC創業者「米国はコスト高」 誘致活動をけん制"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM213MP0R20C21A4000000/