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アメリカの物価上昇が想定より進まないかも、という見方が出てきました

5/27付の日経新聞の記事を読みました。アメリカの物価上昇の持続性について解説されています。以下要約です。

 

◆要約

・下記グラフ1は、アメリカの物価連動債を基に算出するインフレ率の見通しを表したもの。10年先より2年先のインフレ率が高い。これは通常起こらない。この結果、インフレは想定より進まないのではと市場が考え始めている。

FRBによるテーパリング(金融緩和縮小)の早期開始観測も後退、アメリ長期金利もゆっくりと低下、ドル高の進行も限定的。

<グラフ1>物価連動債を基に算出するインフレ率(縦軸は%)

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(出典:日経新聞

アトランタ連銀が5/17に公開したレポートによると、第2次世界大戦後の1947年、アメリカのインフレ率は20%まで急激に上昇。その後、1949年には2%まで低下。FRBは戦争費用調達のため、国債を買い、金利の上昇を抑えていた。

・これはインフレが一過性だったことを示す。今と状況は異なるが、市場への資金大量供給、大規模な金融緩和方針と、重なる部分もある。このレポートはアメリカの物価推移を分析しており、今市場から注目されている。

アメリカの消費者物価指数(CPI)は前年同月比で21年3月は+2.6%、21年4月は+4.2%。これらの異常値がきっかけとなり、インフレが加速するという懸念が高まった。しかし、直近ではこの見方が変わっている。

・2年先よりも10年先の利回りが低くなる現象は、(原油価格が上昇していた)2007年前後にもあった。この現象は、インフレ率が徐々に低下していくことを市場が想定していることを示す(野村証券)。

・目先の物価上昇は、自動車や前年の反動が中心。物価上昇が安定するには、幅広い分野で需要が回復する必要がある。今はそのようになっていないため、FRBは今の物価上昇は一時的と考える。

個人消費による物価上昇は21年~22年の間、2%程度で推移する。将来の利上げは年2回程度。18年以前の年3~4回のペースから落ちる(モルガンスタンレー)。

・テーパリング早期開始の意見が少なくなれば、長期金利の上昇幅も抑えられ、ドル安が進むと考えられる(下記グラフ2参照)。今後発表される物価データに注目が集まるだろう。

<グラフ2>アメリ長期金利とドル指数の相関

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(出典:Intercontinental Exchange、日経新聞

 

いつの間にか、アメリカの物価上昇が一時的という見方が出てきました。私は最近、このようなニュースを見かけるようになりました。

物価上昇が当初想定していたより進まないということで、最近、テクノロジー銘柄の株価がまた上昇し始めたのかもしれません。

インフレ率の持続性がテーパリング、及び利上げ開始時期に関わってくるので、今後発表される物価指数に株価は大きく影響を受けそうです。物価指数と、支持されているセクターに注目していきたいと思います。

以上

 

◆参考文献

日経新聞、"米物価上昇の持続に懐疑論 予想インフレ率、長短逆転"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB26DOE0W1A520C2000000/