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FRBによる金融緩和縮小、当初想定よりも順調に進むと見込まれています

5/31付のReutersの記事を読みました。今後予想される、FRBによる金融緩和縮小のシナリオについて解説しています。以下要約です。

 

◆要約

・この1年、市場は、各中央銀行の金融緩和縮小の示唆、それに伴う資産価格の大幅下落を心配していた。しかし現在は、その緊迫感も薄まっている。

・経済は回復している途中。インフレも一時的の可能性が高い。金融緩和を縮小するのはまだ早い。ただ、債券購入縮小の開始時期に関する議論を初めても良いのでは(FRBの一部メンバー)。

・カナダ、ニュージーランド等の中央銀行はすでに金融緩和縮小を示唆。しかし、この数週間、株式、債券市場は比較的安定しており、驚くべきこと。

・この2か月間、アメリカの5年、10年の長期国債利回りはほぼ変わらず推移。(債券投資家の不安度合指数である)MOVE指数は21年2月以来の最低値水準。平均株価は最高値付近へ向け上昇中。

・2013年に発生したテーパータントラム(市場のかんしゃく)と比較し、今回発生しようとしている金融緩和縮小に対する市場の懸念はかなり弱い可能性あり。FRBが丁寧に市場と対話しているためと想定される。

FRBが発するサインは緩和縮小以外に、債券の利息の再投資、満期後の債券の再投資などあり、市場のプロは全てを覚えているはず。

FRB保有のバランスシートは約8兆ドル。この縮小方法について、バークレイズ(イギリスの金融グループ)は複数のシナリオを想定。

FRB保有する長期国債は、残存期間が5年未満のものが多い。バランスシートの対GDP比率を現在の約40%から平常時の19%まで引き下げると仮定すると、再投資を避ければ、今後数年間でバランスシートはかなり小さくなる。国債を売る必要はない可能性も。

・22年末より国債購入を止めると仮定すると、1年内に最大20%が満期に、その後3年間で50%が償還されることになる。

・可能性が高いのは、国債の売却なし、再投資は段階的に終了させるというシナリオ(バークレイズ)。

・21年8月に開催される経済シンポジウムで、テーパリング(金融緩和縮小)が警告されると予想する。同シンポジウムは、カンザスシティー地区連銀が運営するもの(シティグループ)。

・1970年代、FRBのバーンズ議長は当時のインフレが一時的という見解であった。当時は、これは大きな間違いであった。今回も同様になるのではという印象がある(スティーブン・ローチ氏、元FRBモルガンスタンレー勤務者)。

・市場が混乱するシナリオになった場合、FRBは債券の再投資終了時期を25年末から23年末へ前倒し、バランスシートの規模が平常時に戻るのも30年末から早まる。ただし、債券は売らない(バークレイズ)。

・これから数年は多くの、先行き不透明な局面がある。アメリカの財政支出、債務管理、景気、物価、各中央銀行の動向に注意が必要。また、FRB長期金利の方針に関して、市場とどのように対話していくかも。どのようなシナリオになろうとも、FRBによるバランスシート縮小は、想定されていたより、順調に進むと考える。

 

5/10~5/12に大きく下げて以来、ナスダック、NYダウは共に上昇基調にあります。NYダウは過去最高値に近いところまで戻してきました。この株価上昇で、私も金融緩和縮小に対する懸念が緩んできています。

今回の記事は、今後の金融緩和縮小の大まかな計画を解説してくれているので、読んでよかったです。

この記事のストーリー通りに進んでいくかわかりませんが、まずは、21年8月に開催される、カンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウム(期間は8/26~8/28、場所はジャクソンホール)でのFRBの発表内容に注目したいと思います。

(大きく株価が下落しない限り)この会合までは、追加投資せず、様子見を続けようと思います。 

以上

 

◆参考文献

Reuters、"コラム:「グレート・アンワインド」は本当に恐ろしいか"

https://jp.reuters.com/article/columngreat-unwind-idJPKCN2DC0EH