21年6月末時点の銘柄毎のリターンです。「持ち株の評価額と受け取り済み配当金(税引前)を足したもの」を「取得金額」で割っています。
◆銘柄毎のリターン
銘柄 |
取得金額 |
現在値+配当金 |
リターン |
先月比 |
APPL |
$16,800.00 |
$44,464.80 |
164.67% |
23.52 |
HD |
$6,084.87 |
$11,009.79 |
80.94% |
0.88 |
AVGO |
$9,141.99 |
$16,295.07 |
78.24% |
1.63 |
MA |
$8,709.12 |
$15,497.82 |
77.95% |
2.17 |
V |
$8,667.60 |
$14,692.76 |
69.51% |
4.89 |
USB |
$4,646.40 |
$7,686.36 |
65.43% |
-10.82 |
$8,896.40 |
$14,500.60 |
62.99% |
-3.98 |
|
PG |
$8,713.92 |
$13,695.71 |
57.17% |
0.09 |
VOO |
$13,470.63 |
$20,473.14 |
51.98% |
2.80 |
MCD |
$8,641.44 |
$11,736.00 |
35.81% |
-0.89 |
CSCO |
$4,711.50 |
$6,058.08 |
28.58% |
0.24 |
JNJ |
$8,631.50 |
$10,701.84 |
23.99% |
-2.44 |
MRK |
$8,749.20 |
$10,342.32 |
18.21% |
6.73 |
$4,901.20 |
$5,515.80 |
12.54% |
8.75 |
|
AMAT |
$4,992.00 |
$5,562.96 |
11.44% |
3.52 |
ASML |
$5,040.00 |
$5,526.72 |
9.66% |
2.44 |
TSM |
$4,400.00 |
$4,806.40 |
9.24% |
2.55 |
ABBV |
$4,183.60 |
$4,557.60 |
8.94% |
-0.54 |
LRCX |
$4,850.32 |
$5,205.60 |
7.32% |
0.14 |
CDNS |
$4,931.26 |
$5,199.16 |
5.43% |
7.57 |
CVX |
$4,323.60 |
$4,243.20 |
-1.86% |
2.12 |
MO |
$11,299.20 |
$10,624.64 |
-5.97% |
-2.62 |
INTC |
$4,507.08 |
$4,010.61 |
-11.02% |
-1.00 |
23銘柄中、16銘柄のリターンが上昇しました。メルクからスピンアウトされたオルガノン(OGN)はメルクの中に含めて算出しています。
以下主要株価指数です。NYダウ、ナスダックは過去最高値付近、S&P500指数は過去最高値です。テクノロジー銘柄に資金が戻ってきており、ナスダック指数が大きく反発しました。
|
NYダウ平均 |
S&P500 |
ナスダック |
5月28日 |
$34,529.45 |
4,204.11 |
13,748.74 |
6月30日 |
$34,502.51 |
4,297.50 |
14,503.95 |
先月比 |
-$26.94 |
93.39 |
755.21 |
先月比(%) |
-0.08% |
2.22% |
5.49% |
今月は6/15~6/16にFOMCがありました。 それまで、市場は様子見で株価の動きは少なく、FOMCの結果判明後の6/16~6/18に株価は大きく下落しました。 2023年に利上げ2回という、市場が想定していたよりも、FRBはタカ派よりの姿勢を示したためです。
後半は上昇基調で6月を終えました。 FOMC直後に売りすぎたものが買い戻され、バイデン政権が推進するインフラ計画が実現へ向け一歩前進、また、非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、景気回復への期待から株が買われました。
尚、この1か月間、ナスダックは上昇基調でした。 アメリカの長期国債利回りが低下し、PERの高いテクノロジー銘柄などが買われています。
今月はアップルのリターンの上昇幅が突き抜けています。先月比で+23.52%です。目立って上昇したのは最終週くらいで、基本的には毎週少しずつ上昇していました。特筆すべきニュースもなく、アップル含む大手ハイテク銘柄に資金が戻ってきています。
次にシノプシス(以下SNPS)、ケイデンスデザインシステムズ(以下CDNS)がそれぞれ、先月比で+8.75%、+7.57%です。
SNPSはサムスン向けに最先端ソフトウェアをリリース、CDNSはRosenblatt Securities(アメリカの投資銀行)が推奨するというニュースがありましたが、上昇には直接関係しておらず、単にテクノロジー銘柄に資金が戻ってきているのだと思われます。
メルクのリターンは先月比で+6.73%です。6月の2週目に大きく上昇し、その後上昇基調です。2週目は、新薬の臨床試験がうまくいったという報道もありましたが、同業他社の株価も上昇しており、製薬銘柄全般が買われた可能性があります。メルクの株価は安定しないため、今の上昇基調が続くかはわかりません。
下げた方は、USバンコープのリターンが先月比で-10.82%です。6月初旬~中盤に大きく下落しています。利上げ予想時期の前倒し→インフレ懸念低下→長期金利低下→銀行の利ザヤ減少という理屈で、銀行銘柄の株価が下げました。
◆全銘柄合計のリターン(起点は18年11月1日)
全銘柄を合計したリターンは49.09%でした(S&P500指数は58.48%)。 S&P500指数のリターンはMorningstarのサイト(下記URL)を使い調べています。 https://quotes.morningstar.com/indexquote/quote.html?t=0P00001G7J
先月に続き、S&P500指数との差が開きました。今月はアップルが大きく上昇したので、差が縮まっているかなと思っていましたが、(少しですが)逆に開いてしまいました。
この差は一時的なものかもしれません。これから、5年、10年、15年と株式投資を続けていけば、差は縮まっていく可能性もあります。
しかし、私はそこまで待てるとは思えません(^^; 10%の差は大きいです。(今は約8%の)S&P500 ETFの構成比率を上げていきたいと思います。S&P500指数は最高値更新を続けており、今は手を出しにくいので、次に株価が調整などで大きく下げた時に買いたいと思います。
以上
◆参考文献
1)Seeking Alpha、"Cadence Design gets bullish start at Rosenblatt on market dominance"
2)Seeking Alpha、"Synopsys announces successful tapeout for Samsung's 3nm GAA chip tech"
3)日経新聞、"NYダウ反発19ドル高 金融緩和長期化との見方で"
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00001_R10C21A6000000/
4)日経新聞、"NYダウ続落210ドル安、景気敏感株に売り"
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1801G0Y1A610C2000000/