8/28付のReutersの記事を読みました。8/27に開催されたジャクソンホール会議後のFRBパウエル議長の発表に対し、専門家が見解を述べています。以下記事の要約です。
◆要約
・FRBの姿勢は現状維持、様子見継続、テーパリング(段階的な金融緩和縮小)早期開始の可能性はあるも、データ次第。
・この先数か月間のデータが重要。雇用が強ければテーパリングの早期開始も。逆に雇用、経済、インフレが弱ければ、開始時期延期の選択肢もある。
・サプライズはなく、FRBパウエル議長の発表は良かった。
・FRBメンバーは日頃からテーパリングに言及し始めており、市場はテーパリングに慣れ始めている(テーパリング起因による株価大幅下落の可能性は低くなっている)。
・次回のFOMC(9/21~9/22)でテーパリング発表、21年11月に開始、22年上期に終了と予想する。利上げは22年下期に開始と予想。そのため、利上げに関する市場との対話は22年半ばに初め、市場にとってサプライズがないように努めるだろう。
・FRBの様子見姿勢に市場は安堵。FRBは9月ではなく、その次のFOMC(11月)でテーパリング開始を発表する(開始時期も同月)と予想。
・利上げはまた別。テーパリング開始が、金融緩和縮小の始まりと市場に捉えられないよう、FRBは対応しているとみる。
今回読んだ記事は、FRBパウエル議長の講演から間もなく公開された記事です。
同講演は市場の予想通りだったようで、株価が大きく反応することはありませんでした。
FRBはテーパリングについて市場とうまく対応している様子です。FRB、市場にとって良い展開なのかもしれませんが、大きな株価調整を期待している私にとっては物足りません(^^;
私は年内は様子見を続けるつもりですが、株価は上昇基調で進みそうです。年内は投資機会がないかもしれません。
そうなったら仕方がありません。諦めます。まずはテーパリングの動向と、その次の利上げについて今後は関心を持ちたいと思います。
以上
◆参考文献
Reuters、"FRB議長講演:識者はこうみる"