8/25付のBloombergの記事を読みました。株価上昇の材料も少ない中、アメリカ株は上昇を続けています。記事では、株価動向を上方修正した専門家のコメントが掲載されています。以下要約です。
◆要約
・成長鈍化、新型コロナウイルスの感染再拡大、近づくテーパリング(段階的な金融緩和縮小)など、今は暗いニュースが多い。株価上昇の材料もほとんど見当たらない。
・8/16~8/19、ヘッジファンド各社はかなり速いペースで株式を売却。これはここ4か月間で最速。
・現在、ロング(株式の買い)とショート(株式の売り)の割合は1対10(ゴールドマンサックスグループの企業)。
・しかし、この懸念はすぐに吹き飛んだ。8/16週はS&P500指数が下落する日があったものの、すぐに回復し、過去最高値の更新も。中国の中央銀行が資金供給を増やすと発表したことが背景にある。
・今の相場には完全に驚かされている。この勢いは、世界中の金融緩和政策に依存するところが大きい。企業業績が支えているのは一部(ワシントン・クロッシング・アドバイザーズ、アメリカの投資助言会社)。
・2021年末時点のS&P500指数の予想を、従来の3850から4825へ上方修正。企業の利益が想定よりも急回復したため。歴史的に、1~8月で10%以上上昇した場合、残りの月も上昇する傾向にある(ウェルズ・ファーゴの株式ストラテジスト)。
記事に書かれているように、一部の機関投資家は警戒して株を売却していたようです。強気派だけでなく、弱気派も存在しており、安心しました。
成長鈍化、新型コロナウイルスの感染再拡大など、この先不安になる材料がありますが、記事内で専門家が指摘するように、世界で金融緩和策が続く限り、株価は上昇を続けそうです。
この先も、上昇理由がわからない時が出てくると思いますが、その際は金融緩和のせいだと思うようにします。
この上昇がいつまで続くかはわかりません。いつかは大きな株価調整が起きます。プロはうまく対処するでしょうが、私は無理です(^^; 資金に余裕が出てくるまでは、暴落待ちの姿勢を続けたいと思います。
以上
◆参考文献
Bloomberg、"弱気派が再び降参-悪いニュース多くてもS&P500は最高値更新"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-25/QYD92RT0AFB501