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J&Jがコンシューマヘルスケア部門の分社化を発表。専門の見解は?

11/13付のReutersの記事を読みました。11/12、ジョンソン&ジョンソン(以下J&J)は、同社のコンシューマヘルスケア部門を切り離し、独立させることを発表しました。利益率の高い医薬品、医療機器事業に集中するためです。今回の発表に対する専門家の見解が記事になっています。以下要約です。

 

◆要約

>>GAMCO INVESTORS

・コンシューマヘルスケア部門の分社化は理にかなっている。同部門の成長率、利益率はより低い。(ベビーパウダーの)製造問題以来、同部門は苦労している。回復までは遠く、難しい。また、新型コロナウイルス感染拡大は同部門の助けにはあまりならなかった。風邪が減ったことも影響した。

・J&Jは余力のあるバランスシートを持ち、なんでもできる。

>>Citigroup

・分社化後の2つの企業は、それぞれ今のJ&Jの配当率を少なくとも維持し、また、AAA格付けを維持しようとするだろう。

・分社化の判断は、新型コロナウイルス感染拡大、及び増加する個人毎の健康管理、遠隔医療、技術主導型製品により加速されたと考える。

>>MORNINGSTAR

・分社化のタイミングは驚きだった。そのような動きを予想させる材料はなかった。コンシューマヘルスケア部門がJ&Jに十分な資金をもたらさないなら、今回の判断は将来のコンシューマ製品の(滑石調停など)訴訟リスクを減らすかもしれない。

・分社化が、特定事業への集中、経営の迅速化に繋がると判断した経営陣には賛同するが、これまでのJ&Jの構造が経営を大きく妨げていたとは思わない。

>>EDWARDS JONES

・過去12年超の製薬業界の動きをみていると、今回の判断は普通のこと。

・しかし、J&Jだと驚き。同社は長い間、巨大なヘルスケアの複合企業で、世界で最も多様化されたヘルスケア企業。

>>S&P GLOBAL RATINGS

・今回の分社化はJ&Jの成長率、利益率を高めるかもしれないが、同社の強み(規模と多様性)を弱めるものになるとみる。

>>COWEN AND CO

・J&Jの進行中の滑石訴訟が今回の判断をもたらしたとは思わない。投資家は分社化を好意的にみると考える。

>>BOSTON PRIVATE

・滑石債務が今回の判断の主要因とは思わない。市場のJ&Jに対する価値は十分ではないと、同社の経営陣は理解している。

>>MOODY'S INVESTORS SERVICE

・今回の発表をマイナス要素と捉える。規模、多様化、収益が減少することになる。ムーディーズは情報収集を続け、分社化の評価を続ける。

 

記事内では、否定的な意見はあまり見受けられません。好意的、驚きという反応です。

私はJ&J株を2018年11月から保有しています。S&P500指数と比較すると、リターンはかなり悪いです。同社ベビーパウダーへの発がん性物質混入問題で、株価は上下を繰り返す状況でした。2020年後半からようやく少し上昇しています。

私は、わざわざ分社化しなくてもいいんじゃないと思う反面、株価(リターン)上昇に繋がるなら、分社化もありだなと感じます。

多様性が弱まりますが、リターン改善を優先し、ある程度のリスクは受け入れます。分社化後、それぞれが成長し、利益を拡大させていくことを期待したいと思います。

以上

 

◆参考文献

Reuters、"Reactions to J&J's plans to split into two companies"

https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/reactions-jjs-plans-split-into-two-companies-2021-11-12/